クレジットカードポータル

エポスカードは丸井グループから発行されている年会費無料のクレジットカードです。エポスカードはマルイで利用しなければお得にならないクレジットカードかというと、そんなことはありません。
エポスカードはマルイ以外にも多くの店舗やチェーン店と提携していますので、エポスカードを所持していれば優待・割引を受けられるお店が非常に豊富です。
エポスカードの優待対象となる施設の数は飲食店だけでも全国で2,000店以上ですし、飲食店以外の全ジャンルをすべてまとめると、優待施設は5,000店舗以上にもなります。
ですので今回はエポスカードの優待施設のなかで、特に注目するべきお店を選んで、どれだけ優待されるのかみていきたいと思います。

エポスカードとは

エポスカードは、そもそもどんなクレジットカードでしょうか。かんたんにまとめると、エポスカードには以下のような特徴があります。
・入会費・年会費無料
・ETCカード発行費・年会費無料
・海外旅行傷害保険が自動付帯
・利用額に対し0.5%のポイント還元率
・マルイでの利用でポイント2倍
・”マルコとマルオの7日間”は購入金額の10%off
・全国5,000店以上の優待施設がある
その他のクレジットカードと比較すると、ETCカードが完全無料、海外旅行傷害保険が自動付帯という特典はありますが、マルイ利用すればお得になるサービスに偏ったクレジットカードに見えます。
けれどもエポスカードには「全国5,000店以上の優待施設がある」という特典がありますので、マルイ利用者だけがお得になるクレジットカードではありません。普段マルイを利用しない人でも優待施設の利用のため、メインカードとしてはもちろんサブカードとしても非常に人気があります。

エポスカードの優待施設について

エポスカードの優待施設で特にねらい目のお店はどこかを調べてみました。

居酒屋・レストラン・カフェ

エポスカードの優待施設の中でも、飲食店は、小規模または地方のローカルのチェーン店が多くの部分を占めています。
かなりの数がありますのですべてご紹介できませんが、全国規模でよく利用されているお店かのうち、割引率が高い店舗を抜き出しました。
（割引内容は2016年1月現在のもの）

● ロイヤルホスト
優待：飲食代合計から10%割引
条件：会計時にエポスカードを提示
ロイヤルホストでは期間限定で15%引きになることもあります。ディナーだと予算は一人当たりおよそ1,000～3,000円です。家族で食事に行くとデザートを一品追加注文できるくらいには割引されます。

● モンテローザグループ（白木屋、魚民、笑笑など）
モンテローザはワタミグループと並ぶ居酒屋チェーン店最大手の一つですが、そのモンテローザの系列チェーン店の全てが優待施設です。
優待：会計金額に対してエポスポイント5倍
条件：エポスカードでの支払い
居酒屋は一度の会計金額が大きくなりますので、エポスポイントが5倍になるのは大きな特典です。
20人規模で宴会をすれば会計金額は8万円程度でしょうか。仮にこの金額をエポスカードで支払えば2,000円分のポイントがもらえます。

● くいもの屋 わん
優待：飲食代から10%割引(最大3,000円まで)
条件：入店時にエポスカードを提示
同じく全国展開の居酒屋にはこちらのわんもあります。大人数で10万円を超えるほどの会計金額であればモンテローザでのポイント還元の方がお得ですが、小人数であれば、このような1割引きのお店がお得になります。

● はらドーナッツ
優待：月替わりドーナッツ2個以上購入すると、ドーナッツ(プレーン)1個プレゼント
条件：注文時にエポスカード提示
はらドーナッツは国産大豆の豆乳とおからで作られる素朴なおいしさのドーナッツです。全国展開を進めており着々と店舗数が増えています。メニューもチョコがけ、シナモン、紅茶など色々あります。

● 松屋
優待：生野菜、生or半熟玉子、天然水の無料サービス券
条件：エポス公式ページ「エポトクプラザ」からサービス券を印刷して注文時に提示
毎日のように松屋を利用しているのであれば1ヶ月で2,000円以上お得になるでしょう。松屋では優待の利用方法が他と違っていて、エポスカードの提示だけでは利用できませんので注意して下さい。

エポスカードの優待施設のうち、ここで取り上げたのはごく一部の優待施設です。その他に、地域ごとにどんなエポスカードの優待施設があるかは公式サイトエポトクプラザで調べてください。関西方面では小川珈琲などはお馴染みですね。

●スターバックスコーヒー
エポスカードの優待施設ではありませんが、スターバックスコーヒーではエポスポイントが利用できます。
エポスカードのポイント交換先に、スターバックスカードがあります。500円分単位でスターバックスカードのチャージにエポスポイントを利用できます。
ですから「スターバックスカードへチャージした際のポイントが10倍」など期間限定の優待もあります。スターバックスをよく利用されるのであれば、公式HPのエポトクプラザでチェックしてください。

カラオケ・遊園地・水族館などアミューズメント施設

●シダックス・ビッグエコー・カラオケ館・カラオケCLUB DAM
この4つのカラオケ大手チェーン店では、ルーム料金が3割引になります。
優待：ルーム料金30%割引
条件：受付時にエポスカード提示
6人くらいで夜間に2時間カラオケで遊べば会計金額は合わせて18,000円程度でしょうか。その割引金額は5,400円にもなります。
なお、いずれのおお店でも3割引きになるのはルーム料金で、飲食費は対象外です。

● 富士急ハイランド
優待：フリーパス400円引き(大人料金のみ)
条件：チケット購入時にエポスカード提示

● よみうりランド
優待：ワンデーパス大人400円、高校生以下800円割引き
条件：チケット購入時にエポスカード提示

● としまえん
優待：のりもの一日券300円引き
条件：公式HPエポトクプラザでクーポン券を印刷しチケット購入時に提示

● 新江ノ島水族館
優待：入場料420円引き(大人料金のみ)
条件：エポトクプラザよりクーポン券を印刷しチケット購入時にエポスカードと一緒に提示

他にも東京サマーランド、サンシャイン水族館、八景島シーパラダイス、鴨川シーワールドなど、関東圏に在住の方にはおなじみの施設も優待施設になっています。どうしても関東寄りになってしまうのは仕方がないでしょうか。関西圏であれば梅田ジョイポリス、みさき公園、東映太秦映画村がエポスカードの優待施設になっています。（2016年1月現在）

とくに注目したいのは長崎のこちらの施設です。
● ハウステンボス
優待：1DAYパスポート、タワーシティ内レストラン、健康レストラン、おみやげショップでの会計金額が7%off
条件：エポスカード1回払いでの購入
ハウステンボスでは入場料だけでなく食事やお買い物まで割引してもらえます。

映画館・演劇・サーカスなど

● イオンシネマ
優待：共通映画鑑賞券がいつでも500円引き
条件：公式HPエポトクプラザサイト内からチケットを購入
イオンシネマは国内最多スクリーン数を誇る映画館業界最大手です。全国で最も多く利用されているイオンシネマでは、通常1,800円のところ1,300円でチケットを購入できます。
ちなみに、イオンシネマと同グループのイオンカード会員であれば入場料の割引額は一人300円です。エポスカードの優待のはうがお得です。

● ユナイテッド・シネマ/シネプレックス
優待：共通映画鑑賞券がいつでも500円引き
条件：エポトクプラザサイト内からチケットを購入
ユナイテッド・シネマ/シネプレックスはイオンに次いで劇場数の多い映画館チェーンです。こちらも通常1,800円のチケットが1,300円で購入できます。
イオンとユナイテッド・シネマを合わせると全国117ヶ所の映画館がエポスカードの優待施設になっています。月に1回は映画館に行くような人でしたら年間6,000円の節約ができます。

● 舞台公演やサーカス
映画館以外にも、その時々に公演を行っている舞台などもエポスカードの優待対象になります。演劇だけでなくシルク・ドゥ・ソレイユのサーカス、ディズニーのコンサート、また国技館での大相撲なども優待対象です。
優待の内容はまちまちですが、割引金額の大きいものだと2～3割くらい安くなることもあり、シルク・ドゥ・ソレイユの過去の公演では通常より4,000円ほど安くチケットを買えました。

意外な優待施設

エポスカードの優待施設には他にもearthやAshといった全国数百店規模の美容院、アパホテルを始めとする数々のホテル、大江戸温泉物語に箱根ユネッサンなど、キリがないくらいあります。
面白いことに、「婚活サイト楽天O-net」で出会った相手と「1.5次会.com」で結婚式場を探し、新婚旅行のチケットとホテルは「ANAの旅作」で予約、やがて「アート引越センター」で新居に移るといった一連の流れで利用すると、利用したサイト、お店がすべてエポスカードの優待対象になっているというところです。

まとめ

今回はエポスカードの優待施設のなかでも実際に利用した場合、数千円単位の割り引きが見込め店舗などを中心にご紹介しました。このようにエポスカードを所有することで、優待施設でかなりの金額が割引されることがわかります。
ですから還元率の高さだけがクレジットカード選びの基準ではないといえるでしょう。仮に2,000円の優待割引のある店でエポスカードを利用するとします。もし別のクレジットカードで同じ金額分のポイントを貯めようと思えば、そのクレジットカードが1%という高還元率のカードでも200,000円分も利用しなければいけません。
クレジットカードを選ぶとき、どこで使っても1%の還元率のクレジットカードか、それとも還元率は0.5%でも店によって10%や30%の値引きがあるクレジットカードか、どちらがよいでしょうか？
このようにどちらかのクレジットカードを選ばないといけなければ悩んでしまいます。しかしエポスカードは年会費無料です。ですからエポスカードは優待施設の利用のためにサブカードとして持っておいてもお金がかかりませんので、かなりお得です。
エポスカードの公式ホームページの「エポトクプラザ」で自分がよく利用するお店がエポスカードの優待施設かどうかを確認して、もし優待施設であれば、早速エポスカードの申込をしてみましょう。