クレジットカードは海外に行く場合は必ず必要です。ですからクレジットカードを持っていない学生さんは、海外へ聞く際には必ずクレジットカードを持って行きましょう。
クレジットカードを選択するのに重要なことは、自分の利用目的に合ったクレジットカードかどうかを見極めることです。留学や旅行で海外へ行くのであれば、海外でお得に使うことができるクレジットカード、また海外は治療費用が高額ですので病気やケガの補償のある海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードを選びます。
今回はクレジットカードが海外では学生さんでも必要な理由、およびクレジットカードの中でも留学や旅行で海外へ行く学生さんにおすすめのクレジットカードについてみていきましょう。
クレジットカードが海外で学生でも必要な理由
クレジットカードが海外では学生でも必要になってくる理由についてみてまとめました。
クレジットカードは海外では信用が高い
海外ではクレジットカード利便性以外に、クレジットカードへの信頼度がとても高く、クレジットカードを持っている人=信頼できる人と認識されることが多いです。
ホテルやタクシーの予約時にクレジットカードの提示を求められることもあり、クレジットカードを提示できなければデポジット料(保証金)が請求されることもありますし、利用自体ができないこともあります。
海外で現金を持ち歩くことは危険
海外は日本と比べると治安が悪いことも多く、スリや盗難などの被害に遭遇することもあります。ですので大量の現金を持ち歩くことは危険です。クレジットカードであればもし盗難に遭っても、クレジットカード会社にカード停止してもらえばクレジットカードの不正利用はされませんし、ほとんどのクレジットカードには盗難補償がありますので、困ることはまずありません。
クレジットカードには海外旅行傷害保険が付帯している
その他にクレジットカードが海外で必要な理由として、クレジットカードによっては海外旅行傷害保険が付帯しているということが挙げられます。
海外旅行傷害保険とは、海外での病気やケガなど海外での様々なトラブルに対して補償してもらえる保険で、クレジットカードに海外旅行傷害保険の特典があれば、損害保険会社などが提供している海外旅行保険に別途加入する必要がありません。例え数日間の海外旅行であっても、旅行傷害保険に加入すれば数千円は必要です。クレジットカードの付帯特典として海外旅行傷害保険があれば、海外旅行時に別途保険に加入する必要がありませんので旅行費の節約になります。
【なぜ海外旅行傷害保険が必要か】
海外は日本に比べて治療費が高く、例え数日の海外旅行であってもいざという時のために海外旅行傷害保険は必要です。
日本で病気やケガをしても、病院に支払うお金は健康保険に加入しているおかげで3割負担ですが、海外ではすぐに健康保険が使えません。
海外で病気やケガをした場合どれくらいの治療費がかかるのかというと、地域によって違いはありますが、例えば熱を出して入院した場合、日本では1万円~2万円程度で済んでも、治療費が高いことで有名なアメリカでは、5万円以上の治療費が必要です。
海外で支払った治療費については、帰国後に健康保険に申請をすれば一部は返金されます。しかし健康保険の返金分でカバーできない治療費はすべて自己負担することになります。
また日本では救急車を無料で呼ぶことができますが、アメリカでは5万円前後の料金が必要です。
海外では環境の変化により体調を崩しやすくなりますし、はめをはずし過ぎてうっかりホテルの物を壊してしまう事もあるかもしれません。
もしこのようなことが起こっても海外旅行傷害保険に加入していれば、不測の事態も保険金でカバーすることができます。
ですから海外旅行の際には、不意の出費に困らないように必ず海外旅行傷害保険へ加入しておきましょう。
クレジットカードの選び方:海外での学生利用
それではどんなクレジットカードを選ぶかですが、学生さんが海外利用するのであればまずは海外旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードを選びます。
ただしクレジットカードに海外旅行傷害保険が付帯しているといっても、それぞれのクレジットカードによってその補償内容は異なっています。
ですので次に、クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険の何に着目してクレジットカードを選べば良いかについてみていきましょう。
補償内容を確認してクレジットカードを選ぶ
海外旅行傷害保険は、病気やケガの治療費が高額補償のクレジットカードを選びましょう。クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険に「最高1,000万円まで補償されます」と書いてあるのは、ほぼ「死亡、後遺障害」が補償される金額です。実際に保険を使うのは、死亡の場合よりも病気やケガの治療費で使うことのほうが圧倒的に多いので、死亡・後遺障害の場合よりも病気やケガの補償額が高額なクレジットカードを選んで下さい。
海外旅行傷害保険の補償内容については、以下のものがあります。
・傷害による死亡/後遺障害:海外でケガを原因として死亡、または後遺障害の状態になった場合に補償される
・傷害/疾病の治療費:海外で病気やケガをした場合の治療費
・救援者費用:自分が海外で長期治療が必要になった場合、家族を現地に呼ぶ為の旅費
・賠償責任:ホテルや他人の物を破損、またはケガをさせてしまった場合の損害賠償
・携行品損害:カメラや携帯電話など自分の持ち物が壊れてしまった場合の補償
クレジットカードの海外旅行傷害保険が自動付帯か利用付帯かを確認して選ぶ
クレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険には「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があります。
「自動付帯」とはクレジットカードを持っているだけで海外旅行傷害保険が適用されるもので、利用付帯は宿泊費/交通費など海外へ行く際の旅費の一部または全部をクレジットカード決算した場合にのみ海外旅行傷害保険が適用されます。
ですからクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険は、病気やケガの治療費が高額補償されていて、手続き不要な自動付帯のものを選びましょう。
海外旅行傷害保険の補償期間を確認する
クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険の有効期限は、一般的に出国してから3か月(90日)となっています。3か月(90日)以上の留学、海外長期滞在の場合には別途保険に加入して下さい。
クレジットカードは2枚以上所持しておくのがおすすめ
クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険は、クレジットカードを2枚以上持っている場合、病気・ケガの治療費の補償額が合算されて補償されます。つまり200万円補償のクレジットカードと100万円補償のクレジットカードを持っている場合には合計で300万円の補償があることになります。
クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険の補償金額で心配な場合、また別の国際ブランド付きのクレジットカードがほしい場合などは、クレジットカードを2枚以上持つことも検討しましょう。VISAかMasterCardのどちらかしか持っていない場合は、海外で使えないお店があることもありますので、VISAとMasterCard両方のブランドのクレジットカードを1枚ずつ持っておけばさらに安心できます。
クレジットカード:学生におすすめ海外で役立つカードについて
次に留学や海外旅行へ出かける学生さんにおすすめのクレジットカードを紹介したいと思います。
学生専用ライフカード
・年会費永年無料
・海外利用で5%キャッシュバック
・最高2,000万円の海外旅行保険が自動付帯/治療費補償:200万円
「学生専用ライフカード」は年会費無料のクレジットカードで、海外旅行傷害保険は自動付帯、さらに海外でのクレジットカード利用額の5%がキャッシュバックされる特典があり、海外での利用が非常にお得になるクレジットカードです。
学生専用カードですので大学生や短大、専門学校生など高校生以外の学生さんのみ申し込み可能です。また「学生専用ライフカード」は一般のライフカードと比べるとポイント還元率が優遇されています。
セゾンブルーアメリカンエキスプレスカード
・最短即日発行可能
・有効期限のない「永久不滅ポイント」
・ゴールドカードクラスの国内・海外旅行保険
「セゾンブルーアメリカンエキスプレスカード」は年会費が必要なクレジットカードですので、海外旅行傷害保険が最高3,000万円まで自動付帯、ショッピング保険も年間最高100万円まで補償という、ゴールドカードクラスの保険が付帯されています。クレジット利用でポイント有効期限のない「永久不滅ポイント」が貯まります。また急いでクレジットカードを発行したい学生さんにも便利な「最短即日発行可能」というサービスもあります。さらに、毎月5日と20日にスーパーマーケットの西友やリヴィンで5%割引、月末の金・土・日はLOFTで5~10%割引になる特典もあります。
三井住友VISAクラシックカード(学生)
・海外旅行傷害保険付帯
・クラシックカードAは海外・国内旅行傷害保険最高2,500万円
・クラシックカードは年会費無料、クラシックカードAは初年度無料で次年度以降は250円+税
クレジットカードの中で学生さんにおすすめできる代表的なクレジットカードに「三井住友VISAデビュープラスカード」がありますが、デビュープラスカードには海外旅行傷害保険が付帯していませんので、通常の「三井住友VISAクラシックカード」か、年会費がかかるもののクラシックカードと比較して海外旅行傷害保険の補償が充実している「三井住友VISAクラシックカードA」の学生専用カードがおすすめです。
「三井住友VISAクラシックカード」は海外旅行傷害保険が最高2,000万円まで付帯しており、「三井住友VISAクラシックカードA」は海外・国内旅行傷害保険が最高2,500万円まで付帯されています。
三井住友VISAカードはクレジットカード審査難易度が高いと言われる銀行系クレジットカードですので、社会人になると審査通過できないこともありますが、学生の間であれば審査は緩くなっていますので、今のうちに作っておくことをおすすめします。
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