JCBカードを申し込んだが、残念なことに審査落ちしてしまいました。
今回はJCBカードの審査落ちの理由とその対処法について、考えてみたいと思います。
JCBカードの審査について
JCBカードの審査では様々な内容が確認されます。
クレジットカードの審査は、JCBカードに限らず各クレジットカード会社が定める属性(年収、勤務先企業規模、勤続年数、居住年数など)がスコアリング(点数化)されます。
この時「属性に問題がない」と判断されれば、クレジットカードが発行されます。
またクレジットカード審査で重要視されるスコアリングでは、点数によって申込書の内容をレベル分けし、「クレジットカードの与信枠(限度額)をいくらにするか?」という判断も行われています。
JCBカードに審査落ちした理由は、この属性に何らかの問題点があった、または属性がJCBカード発行の基準を満たしていなかった、と考えられます。
JCBカードに審査落ちした場合、クレジットカード審査で行われるスコアリングの仕組みをある程度理解していれば、クレジットカードの再申込に有利になるでしょう。
その上でどうすればJCBカードの審査に通過できるのか考えたり、またJCBカード以外の自分に合ったクレジットカードを選びやすくなるのではないでしょうか。
JCBカードの審査のながれ
JCBカードの審査の流れは以下のとおりです。
1.JCBカードの申込者の属性のコンピュータ入力・スコアリングの確認
2.過去のクレジットカード利用履歴であるクレジットヒストリーの確認
3.月々の支払いの確認
4.携帯電話や固定電話にかかってくる在籍確認の電話
以上のステップでJCBカードの審査は終了します。
JCBカードを含むその他のクレジットカード審査は、住宅ローンなどと違い、事前審査や連帯保証人も必要ありません。
ですから「クレジットカード審査は本人の属性と個人信用情報機関の情報をもとにして行われる」と考えれば、やみくもに不安がったり、警戒したりする必要はないでしょう。
JCBカードに審査落ちした場合の再申込の時期について
JCBカードに審査落ちした場合、再度クレジットカードの申込をするとしたら、いつ頃すればよいでしょうか。
JCBカードに審査落ちしてしまった人が「JCBカードに審査落ちしたので、すぐまた別のクレジットカードを申し込めばいい」と思うのは、少し困った考え方です。
時間をあけずに、JCBへ再度クレジットカードの申し込みをしたり、他のクレジットカードへ申し込んで審査を受けるというステップを重ねても、一度JCBカードに審査落ちしたのと同様、同じ結果になることがほどんどです。前回のJCBカードの審査落ちの理由と同様の理由でJCBカードを発行してもらえることはありません。
JCBカード側からみると「一度JCBカードに審査落ちした人」という申込者は、「他のクレジットカード会社でもクレジットカードを発行してもらえない人」だからです。
クレジットカードの支払いの遅延や延滞・金融事故を起こすリスクや可能性があるとみなされ、信用力が低いということで通常のJCBカードの申込者よりクレジットカード審査は厳しくなります。
クレジットカード会社の中には、他社の審査に落ちてすぐクレジットカードの申し込みをしてきた人を「自動的にクレジットカードの審査に落とす」という厳しいシステムにしているところもあります。
このような仕組みから考えると、個人信用情報機関に「クレジットカードの申込み情報」が登録されている間は、クレジットカードの申込は控えることが賢明です。「クレジットカードの申込み情報」は6ヵ月が過ぎたら抹消されますので、そこで再度クレジットカードの申込みをしましょう。
JCBカードに審査落ちした場合、再申込みでJCBカード審査を通過できるか
「JCBカードに審査落ちしたので、もう二度とクレジットカードは作れない」ということはありません。クレジットカードの審査基準は各クレジットカード会社によって異なりますので、JCBカードに審査落ちしたので、期間を空けず違う会社にクレジットカードの申込をして、クレジットカードが発行できたケースもあります。
しかしJCBカードに審査落ちして、その後、確実にクレジットカード審査を通過するには「あせらずに、時間がたつのを待ってからクレジットカードの再申込をすることが大切である」と言えます。
「JCBカードに審査落ちしたこと」は6か月間個人信用情報機関に登録される
この「JCBカードに審査落ちしたこと」という情報は、6か月間個人信用情報機関に登録されます。ただし「JCBカードの審査に落ちた」という情報は、金融事故である「ブラック(ブラックリスト)」と呼ばれる状態ではありません。ですから「JCBカードの審査審査落ち」という情報は、クレジットカード審査に不利になる事故情報ではありませんので、心配する必要はありません。
JCBカードに審査落ちしたけれどもJCBカードが欲しい場合
他のクレジットカード会社でも同様ですが、「JCBカード審査落ち」という結果を覆すことはできません。それでもJCBカードがどうしても欲しい場合は、どうすればよいか考えてみましょう。
JCBカードを申し込んで審査落ちしたが、そこから6ヵ月後「信用情報機関からJCBカードの申込み情報が抹消される時期」を待って、再度JCBカードの申し込みをします(最良は1年以上経過した後の申込)。
ただし6ヵ月経った段階で、JCBカードの再申込をして良い状態になっているかどうか審査全般に不安があるのであれば、CICやJICCなどの個人信用情報機関に本人情報の開示請求を行います。
そこにクレジットカードの発行不可になる可能性がある「事故情報」が存在した場合には更に5年待ち、事故情報が消えてからJCBカードを申込みましょう。
JCBカードではないクレジットカードの方が審査通過しやすい
けれどもJCBカードではない、別のクレジットカード会社に申込みをする方が、クレジットカードの審査に通る確率は遥かに高いでしょう。なぜなら信用情報機関では、過去のクレジットカードの申し込み情報は約半年で抹消されますが、クレジットカード会社であるJCBカードの社内システムには「JCBカードの審査落ち」という情報を含めた様々なデータが半永久的に保管されています。
ですから、どうしてもJCBカードが欲しいのであれば「最低でも1年以上」時間が過ぎるのを待った上で、JCBカードの再度の申し込みをして下さい。
またはJCBカードを申し込むときに記入する属性(年収、勤務先企業、勤続年数)などを高める努力をするという方法もあります。しかし実際のところ、たった1年程度の短い期間で、申込者の属性が大きく変化することは現実的には難しいでしょう。ですから前述の「最低でも1年以上待った後に、JCBカードを再申込する」という選択が現実的であり理想的だと言えます。
クレジットカード審査が不安な人におすすめのクレジットカード
クレジットカード審査に通過できるか不安がある人におすすめで、審査が緩いとされているクレジットカードは「アコムACマスターカード」です。
「アコムACマスターカード」は消費者金融系のクレジットカードで、ほとんどのクレジットカードに審査落ちした人でも発行してもらえた、という体験談や口コミが多いです。
1度でもクレジットカードの審査に落ちたら、自分の属性やクレジットヒストリーへの自信を失ってしまう人もいるようです。「アコムACマスターカード」を所持し適正に利用していくことによって、クレジットカードの利用実績を積み上げ、自分が本当に所有したいクレジットカードの審査を通過できるようになりましょう。
まとめ
JCBカードに審査落ちした場合、すぐに他の会社のクレジットカードに再申し込みをするのではなく、少なくとも半年は期間を空けてから申し込みんでください。
また、JCBカードがどうしても欲しい場合は、JCBカードの審査落ち後、最低でも1年間は期間を空けて再度JCBカードの申込をしましょう。クレジットカードや他のローンの支払いの遅滞延滞など、事故情報もないのにJCBカードに審査落ちした場合は、属性(年収、勤務先企業、勤続年数、居住年数)が低いと考えられます。ですから属性を高める高める努力をするという方法もあります。ただしこの方法は時間がかかります。
またJCBの審査部へ直接連絡を入れることにより、JCBカードの発行に至る可能性もあるようです。以下口コミからの抜粋です。
「一度JCBカードの発行を否決されましたがJCB審査部へ連絡することでJCBカードを発行してもらえました。ポイントとしては、素直にクレジットカードの多重申込みしていることを認めたうえで、今後はJCBカードをメインカードとしたいので限度額が10万でも構わないので、JCBカードを発行して欲しい、と訴えました。」
このような例もありますので、JCBカードに審査落ちしたとしてもあきらめずに努力してJCBカードを手に入れましょう。
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