JCBはさまざまな企業と提携してクレジットカードを発行しています。提携カードは多くの場合、提携先の企業で利用できるポイントが付与されるクレジットカードです。JCBから直接発行されている通常のJCBカード(プロパーカード)もあります。そのJCBカードで貯めることができるポイントは「OkiDokiポイント」という名称です。
JCBカードの利用で付与されるOki Dokiポイントの交換先は、様々な商品や提携ポイントがありますが、最もお得なのは「商品券」との交換です。
今回はJCBカードで貯めたOki Dokiポイントの交換先としてどんな商品券があるのか、またOki Dokiポイントの効率的な貯め方についてみていきましょう。
クレジットカードのポイント交換について
JCBカードのポイント交換について具体的にみていく前に、JCBカードのポイントに限らず、ポイント交換でのお得な使い方を考えてみたいと思います。
ポイント⇔ギフト・商品との交換は損をする
ポイントと交換できる商品の価値は定価ではかることができます。一般的にクレジットカードのポイントの価値は1ポイント=1円を基準としています。ですからポイントを商品と交換するとき、それ以下であれば、ポイントの価値を下げてしまうことになります。
1ポイント=1円とすると、10,000ポイントであれば10,000万円のものと交換できるという計算になります。クレジットカードのポイントの交換を考えるとき、この1ポイント=1円をまずは基準に考えましょう。
ポイントを例えば家電やキッチン用品と交換するとします。定価10,000円の家電です。しかし定価10,000円の商品であれば、大手の通販サイトなどでは、はるかに安い金額で購入することができます。本来は定価10,000円でも、通販サイトであれば2割引き・3割引きの価格で販売されていることも珍しくありません。
7,000円や8,000円で買うことのできる商品を、10,000ポイント=10,000円で購入するれば、損をすることになります。ですからクレジットカードで貯めたポイントをポイントプログラムの商品と交換するのは、実はもったいないことです。
ポイントを「商品券」「現金値引き」「マイル」と交換する
クレジットカードで貯めたポイントは「商品券」や「金券」、Jデポなどの「現金値引き」に利用すると、1ポイント=1円の価値になります。また「マイル」に交換すれば、1ポイント=1円以上の価値で交換できることもあります。
商品をと交換するか、商品券や他のポイントと交換するかでは、もちろん商品券や他のポイントと交換する方がお得です。特に共通ポイントや商品券であれば、現金と同様に利用できます。
JCBカードのポイントを商品券と交換する
以下の3つが人気のある高還元率のポイント交換先の商品券です。
【QUICPay付nanacoカード:0.54[%]】
Oki Dokiポイント 1,050P → 5,700円分
【nanacoカード:0.49[%]】
Oki Dokiポイント 1,050P → 5,100円分
【JCBギフトカード: 0.48~0.49[%]】
Oki Dokiポイント 1,050P → 5,000円分
Oki Dokiポイント 2,050P → 10,000円分
Oki Dokiポイント 3,050P → 15,000円分
(端数の50Pは交換手数料です。交換金額が大きくなるほど還元率は0.5%に近づきます。複数回に分けての交換は損をします。)
ポイント還元率が0.5%前後となる上記の3つの商品券に交換することがお得な使い方です。ただこれらの3つの商品券は、50Pが手数料としてかかりますので、複数回に分けて交換すると損をします。ポイントの有効期限に気をつけて、まとめて交換するようにしましょう。
ポイント交換先には、手数料が必要なく還元率も0.50%以上ある有名店のポイントもたくさんあります。手数料を払いたくない場合は、自分が利用する店舗のポイントはないか探してみましょう。
JCBカードの提携ポイントに交換する
JCBギフトカードは1P=約5円で交換でき、いろいろな店舗で利用可能な商品券ですが、どの金額の商品券に交換しても手数料として50Pが必要です。
ですから手数料を払いたくない場合は、Oki Dokiポイントは、手数料無料の、1P=約5円相当で交換可能な各提携先のポイントへ移行しましょう。
ポイント移行ができるのは、nanacoポイントやドコモポイント、ビックポイントやジョーシンポイント、楽天スーパーポイントや楽天Edyなど、多種多様なです。
特に「JCB×Yahoo! JAPAN ポイントクラブ」でIDを連携させると自動でTポイントを貯めることができますので便利です。
JCBカードのポイントをその他の商品に交換する
Oki Dokiポイントの交換商品に家電やキッチン用品を選ぶと損をすることは分かりました。商品券や他社ポイントに交換したくない時には、少々変わった交換商品もあります。
Oki Dokiポイントは、生活の品から期間限定の特選商品、グルメや旅行など様々な品に交換できますが、個人賠償責任保険や携行品損害保険、スポーツ保険などの年間保険料と交換することもできます。更に「日経ビジネス」や「週間ダイヤモンド」の定期購読もOki Dokiポイントの交換先として申し込むことができます。
Oki Dokiポイントは、交換商品が多種多様で悩むこともありますが、申込で商品カタログを郵送してもらえますので、インターネットで探すよりも交換商品を見定める事ができるでしょう。
JCBカードのポイントの貯め方について
Oki Dokiポイントの基本プログラム
JCBカードを利用すると1,000円(税込)毎にOki Dokiポイントが1ポイント付与されます。
JCBカードは毎月の決済合計金額に対してOki Dokiポイントが付与されます。貯まったポイントは色々な商品との交換、提携先で使えたり、商品券に交換することができます。
Oki Dokiポイントの有効期限は2年間で、その間に利用しないと毎月古い順から1ヶ月分づつポイントが失効してしまいます。
Oki Dokiポイントの効率的な貯め方
Oki Dokiポイントの効率的な貯め方は、JCBカードをメインカードにして、日々の買い物から毎月の固定費などの支払いをできるだけJCBカードに集めて支払う事です。電気代や水道費、ガス代や新聞代、国民年金などもJCBカードで支払うことができます。そうして貯まったポイントを利用すると、ふつうであれば割引がない費用も割引されたことになりますし、さらにポイントも貯まりますのでお得です。
さらに年間のJCBカードでの利用金額が一定の金額を超えると「JCB STAR MEMBERS」に自動的に登録され、ランクに応じて翌年のポイント還元率がアップします。また期間限定で開催される抽選にも当選しやすくなります。
JCB一般カードで1年間に50万円以上の利用があれば、翌年度はポイント還元率が10%UPすます。年間50万円という金額はJCBカードをメインカードにして利用すればそれほど苦労なく達成できる金額でしょう。
その他のポイントの貯め方
ネットショッピングの「Oki Dokiランド」で買い物をすると、ポイントが3-20倍になります。またOki Dokiランドを経由してAmazonでショッピングをすると更にボーナスポイントが加算され、1決済に1,000円の利用で3ポイント付与されます。
またセブンイレブンやイトーヨーカドーではOki Dokiポイントを通常の3倍(JCB一般カード)貯めることができます。
スターバックスコーヒーで1回に1,000円以上の決済を行うと5倍のポイントが付与されます。
まとめ
JCBカードの決済利用で付与されるOki Dokiポイントは、様々な商品や提携ポイントに交換できます。中でもおすすめは、高還元率の「JCBギフトカード」と「nanacoカード」の商品券に交換することです。またJCBカードと提携している他社ポイントに交換する、という使い方もお得です。ただしOki Dokiポイントには様々な商品と交換できますので、お得を考えるだけでなく、自分の欲しい商品と交換するという使い方も楽しめるでしょう。
まずはOki Dokiポイントを効率よくたくさん貯めましょう。そして貯まったOki Dokiポイントを、自分のライフスタイルに合わせて商品券、または他社ポイント、あるいは欲しい商品に交換して有効に活用して下さい。
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