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イオンカードのゴールドカードに付帯する保険について:海外旅行保険はこれで十分?

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イオンカードにはゴールドカードがあります。そのイオンゴールドカードには特典として、海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険、ショッピングセーフティ保険が付帯されています。

このイオンゴールドカードの特典の、海外旅行傷害保険で実際のところ海外旅行保険は十分でしょうか

今回はイオンゴールドカードの特典の海外旅行保険 国内旅行保険、ショッピングセーフティ保険の内容と、イオンゴールドカードの海外旅行傷害保険で海外旅行保険は十分かどうかの検証、もし十分でなかった場合どんな工夫をすれば海外旅行保険の保険料を抑えて、旅行費用の節約ができるか考えてみたいと思います。

イオンカードで旅行保険を含む各種保険が付帯するカードはイオンゴールドカード、イオンゴールドカード(WAON一体型)、イオンゴールドカードセレクト、そのほかに提携カードのイオンSuicaカードの4種類があります。保障の内容は「海外旅行傷害保険」「国内旅行傷害保険」「ショッピングセーフティ保険」です。これらの保険はクレジットカードに付帯されているため、別に保険料を払う必要がありません。

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イオンゴールドカードの各種保険の内容について

(イオンゴールドカード(WAON一体型)、イオンゴールドカードセレクトにもイオンゴールドカードと同じ保険が付帯されています。)

(以下イオンゴールドカードのHPより)

海外旅行傷害保険
海外旅行中にケガや病気を被った場合に保険金をお支払いします。
カードご利用の有無にかかわらず、一回のご旅行につき最長30日間補償いたします。

 保証内容 支払い限度額
 傷害による死亡・後遺障害  最高3,000万円
 傷害による治療費用  200万円
 疾病による治療費用  100万円
 賠償責任  3,000万円
 携行品損害  30万円※
 救援者費用  100万円

※携行品損害は、1事故につき自己負担額3,000円

国内旅行傷害保険
国内旅行中にケガを被った場合に保険金をお支払いします。ただし、イオンゴールドカードにてその旅行や宿泊施設の旅行代金をお支払いいただくことが前提となります。

保証内容 支払い限度額
傷害による死亡・後遺障害 最高3,000万円
傷害による入院(最高180日分) 日額 5,000円
傷害による通院(最高90日分) 日額 3,000円

ショッピングセーフティ保険(年間300万円まで)

イオンゴールドカードでお買い物された商品(1品5,000円~300万円)が偶然の事故により損害を被った場合、購入日から180日間、年間300万円まで補償いたします。
※ 宝石貴金属や自動車・自動二輪・自転車など補償の対象とならない商品や、紛失事故など補償できない場合がございます。商品購入時の「お客さま控」がない場合は、補償をいたしかねることもございます。

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海外旅行保険で必要と思われる保障額について

国内旅行をするのに、あえて旅行のためにだけ旅行保険に入ることは、まずないでしょう。しかし海外旅行の場合は、海外旅行保険に加入することは、旅行に行かれるほとんどの方が考えるのではないでしょうか。上記のように、イオンゴールドカードにはクレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険がありますが、このイオンゴールドカードに付帯された海外旅行傷害保険だけで保障額は十分なのか?と、疑問に思われる方も多いでしょう。

海外旅行傷害保険の保障内容の中で、一番重要なのは「傷害および疾病治療費用」です。現地でケガをしたり病気になって医療機関で治療を受けると日本では考えられないくらいの高額な医療費を請求されることがあります。この傷害および疾病治療費用は200万円あれば十分という方もいれば500万円は欲しいと思われる方もいるでしょう。実際に渡航先でケガをしたり病気になったりした時の治療費の保障なので、自分の年齢や病歴などから必要な金額をある程度想定し、また現地の医療費の実情も調べておく必要があります。

「傷害による死亡・後遺障害」は、その他生命保険で補てんされると思われますので、旅行傷害保険に含める必要はあまりないかと思いますが、「傷害による死亡・後遺障害」は自身で必要であれば付加しておいても良いのではないでしょうか。

「賠償責任」については、高額な請求をされることは考えにくいのですが、念のために2000~5000万円くらいの補償があればよいでしょう。

「救援者費用」については、100万円では若干少ないように思います。

損保ジャパン日本興亜の一般的な海外旅行傷害保険(保険料3,180円)の治療・救護者費用は1,000万円となっています。このことからイオンゴールドカードの海外旅行傷害保険だけではやや心もとないです。その場合、クレジットカードを複数枚所有して、各クレジットカードに付帯している海外旅行保険を組み合わせるという手もあります。

足りない補償をどう補うか

実は海外旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードを数枚持っていれば、(「傷害死亡・後遺障害」を除く)複数のクレジットカードの補償金額を合算して受け取ることができるのです。つまり海外旅行保険付帯のクレジットカードを2枚以上持っている場合、各クレジットカードの傷害保障額の合計が補償される治療額の上限となり、死亡時の補償は最も補償額が高いクレジットカードの補償額が適応されるのです。ですから、その他の海外旅行保険付のクレジットカードを1,2枚プラスして保有しておけば、治療・救護者費用はまかうことができるでしょう。

イオンゴールドカードに付帯された海外旅行傷害保険で注意してほしい点は、保険期間が1ヶ月と、短めであることです。海外旅行へ行く期間が1ヶ月以内であれば問題はありませんが、1ヶ月を越える場合は他のクレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険で補うか、または1ヶ月を越えた分は別に海外旅行傷害保険に加入をしておかなければいけません。
イオンゴールドカードは、疾病による治療費の補償も100万円が限度ですので、海外旅行傷害保険に関しては、イオンゴールドカード1枚で十分な補償があるとはいえません。

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イオンゴールドカードのメリットについて

イオンゴールドカードのメリットは、「毎月20日と30日にジャスコとグループ各店で5%引き」というのがあります(イオンゴールドカードだけでなく、イオンカード全体の特典)。この日を狙って買い物をするという場合には大きなメリットがあるクレジットカードなのですが、海外旅行傷害保険に関しては、補償額がやや少なく補償期間も短いため、もう一つという感は否めません。
イオンゴールドカードはインビテーション(招待)がなければ保持することのできないクレジットカードです。ですからイオンカードを持つのであれば、1年間で100万円をイオンカードを利用して使いましょう。食料品から公共料金までイオンカードで支払いをすれば、それほどハードルの高い金額ではないと思います。そしてイオンカードゴールドを手にいれましょう。
イオンゴールドカードもクレジットカードの年会費が無料ですので、年会費無料で、これだけでは心もとないが、まあまあの海外旅行傷害保険が手に入るということです。
ほかの年会費無料のクレジットカードでも、イオンゴールドカードの海外旅行傷害保険の補償以上の保険がついているものはたくさんありますので、結論から言えばイオンゴールドカードは海外旅行保険目的で選ぶカードではないでしょう。
ただし、イオンゴールドカードを持っていれば、全国のイオンラウンジや羽田空港のラウンジサービスが利用できますので、海外旅行に行く際に所持する数枚のクレジットカードのうちの1枚という位置づけで考えておけば良いと思います

まとめ

イオンゴールドカードを持って、実際に海外旅行に出かけるときには以上のことを踏まえて、イオンゴールドカードだけでなくその他複数のクレジットカードを用意しておきましょう。そして複数のクレジットカードで海外旅行傷害保険の金額がいくらになっているか、その補償金額で十分であるかを確認しておきましょう。さらにイオンゴールドカードおよび他のクレジットカードの付帯海外旅行傷害保険で保証される条件の確認、特に、もし海外旅行傷害保険を使わなければならないような状況になった時に、なにをしなければならないのか、もしもの時の連絡先であるクレジットカード会社の現地デスクも必ず確認しておきましょう。

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