クレジットカードは、現在の日本で、多くの有名企業からその会社独自のものが発行されています。
またその各企業のクレジットカードは、所有する人に対してたくさんの特典を付加して発行されることがほとんどです。
よく知られている企業から発行されたクレジットカードの例を挙げると、楽天カード・三井住友VISAクラシックカード・リクルートカード・ダイナースクラブカード・ライフカードなどなど、まだまだたくさんあります。
クレジットカードは、社会人であればもちろん、専業主婦の方や学生さんに至るまで、なにがしかクレジットカードを作る機会があり、1枚や2枚、あるいはもっと複数のクレジットカードを所有されていることと思います。
近年自分でお店に出向いて買い物をするよりも、インターネットでショッピングをされる方が多くなってきました。
クレジットカードを使うとインターネットショッピングをする際、簡単に支払い手続きができるので、お手持ちのクレジットカードを使用される方が多いと思います。そしてクレジットカードでの決済時に「クレジットカードに記載されているセキュリティコードを入力して下さい」という入力が画面が開かれ、クレジットカードのセキュリティーコードを入力しなければいけない場合があります。
ではこのクレジットカードのセキュリティコードとは何なのか、ご存知ですか?
クレジットカードのセキュリティーコードとは
クレジットカードのセキュリティコードとは名前から分かるように、「安全にクレジットカードを利用するためにそのクレジットカードに付けられた番号」のことです。
クレジットカードのセキュリティーコードは基本的には3ケタの数字からつくられていますが、クレジットカードを発行している会社によっては4ケタでつくられるなど、その構成が違うこともあります。
またクレジットカードのセキュリティーコードは、クレジットカードの表面に記載されていることもありますし、クレジットカードの裏面に記載されていることもあります。
クレジットカードのセキュリティーコードは
「自分が所有しているクレジットカードが、いま現在手元にあることの証明」と
「他者からのクレジットカードの不正利用の防止」の2つの機能をを備えています。
説明しますと、クレジットカードのカード番号やクレジットカードの発行年月を仮に他人に盗まれたとしても、クレジットカードのセキュリティコードが分からなければ利用できないので、そのクレジットカードを所持している人の安全性を確保できるのです。
クレジットカードのセキュリティーコードは人に教えても大丈夫?
ここまで読まれて、クレジットカードにはセキュリティコードがついているから他人から勝手に使用されることもないし、何があっても安全なんだ!と思ってしまった方は、そんなことはありませんので気を付けて下さい。
クレジットカードのセキュリティーコードの番号を、もしも第三者に教えてしまったら、その第三者は簡単に不正利用できるのです。
クレジットカードのセキュリティーコードは、銀行の発行するキャッシュカードの「暗証番号」と全く同じ役割を果たしているので、
クレジットカードのセキュリティコードは絶対に人に教えてはいけないのです。
現在、大手通販サイトやオンラインショッピングモールでは、インターネットショッピングの際にクレジットカードのセキュリティーコードを記入する欄にクレジットカードのセキュリティーコードを書き込まなくても商品の決済ができることもありますし、
そもそもクレジットカードのセキュリティコードを入力するという項目が初めから存在しないこともあります。
なぜなら、このクレジットカードのセキュリティーコードには、採用されてからの後いろいろな問題点が浮上してきたことが指摘されているからです。それというのも各クレジットカード会社が、このクレジットカードのセキュリティーコードの採用を開始したのは2000年前後からと、まだ使われ始めてから日も浅く、あらゆるトラブルに対しての対策が万全なわけではありません。
クレジットカードを安全に使うために
クレジットカードのセキュリティーコードが昔から採用されていれば、その経験によってクレジットカード会社側も、様々なトラブルに対応できる対策を講じて、クレジットカードの安全性を高め、安心してクレジットカードを使用できる環境を整えていたことと思われます。
しかしクレジットカードのセキュリティーコードを使用することは、まだまだ歴史が浅いため、第三者にクレジットカードのセキュリティーコードの番号をを教えてしまった際に起こりうる、いわゆるフィッシング詐欺なとに対応できる対策などは未だに十分ではありません。
他者のクレジットカードを不正に利用したりする人間は、振り込め詐欺などと同じように、これからもなくなることはないと思われますし、クレジットカード会社が、できる限りの安全性を高めることはできてもクレジットカード犯罪に対して万全の対策というものを打ち出せることはないだろうと思われます。
ただクレジットカードを所持する人が、自らクレジットカードのセキュリティーコードを第三者に教えるなどの行為をしてしまっては、クレジットカード会社側もクレジットカードを所持する人の安全性を守れないでしょう。
クレジットカードをすでにお持ちの方や、これからクレジットカードを持とうと考えられている方は、クレジットカードは正しく使えば安全で便利なものですが、正しくクレジットカードを使わないとクレジットカードを所持する人の不利益になることがあることを忘れずに、クレジットカードを正しく使うことを心がけましょう。
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