JCBは日本発唯一の国際ブランドで、JCB(一般)カードはそのJCBから発行されている、世界中で8,600万人が利用する人気のクレジットカードです。JCBカードは入会の審査が厳しいことでも知られているクレジットカードですが、審査基準は明確にはされていませんので、JCBカードの審査難易度が高いかどうか不安に思うこともあるでしょう。
そこで今回はJCBカードの審査難易度についてみていきましょう。
JCBカードの審査難易度について
JCBカードは日本発唯一の国際ブランドであるJCBから発行されているプロパーカードであり、世界中で利用されているクレジットカードです。OkiDokiランド経由でネットショッピングをすれば、ポイントが効率よく貯まり、貯まったポイントは、アマゾン、nanacoカードなどへ移行することもできます。
JCBカードの審査難易度は高い
一般的にクレジットカードの審査は「スコアリングシステム」という機械判定によって、 Capacity(返済力・資力)Character(性格)Capital(資産や財産)からなる3つの観点(3C)について行われます。具体的にいえば、居住年数や勤務年数、他社からの借入額などを点数化しクレジットカードの発行が可能かどうか審査しています。
JCBカードは「プロパーカード」と呼ばれるクレジットカードで、JCB自身が独自に審査・発行しています。「ファミマTカード」や「楽天カード」のようにJCBを国際ブランドに採用している「提携カード」ではありません。そのためJCBカードにはJCB独特の審査基準があるといわれています。
JCBカードの種類には「JCB一般カード」「JCB CARD EXTAGE(ジェーシービーカードエクステージ)」「JCBゴールド」、ブラックカードの「JCBザ・クラス」などがあり、入会審査は「独立系・銀行系クレジットカード」として分類されており、クレジットカードの審査難易度は高いといわれています。
もし年収などでJCBカード審査に不安がある場合は、申し込み時に必要事項の記入漏れがないことを確認し、今現在の自分自身の収入と手持ちのクレジットカードの利用可能な上限額を比較して返済能力があるかどうか客観的に考えてみると良いでしょう。
【クレジットカード会社別の審査難易度】
クレジットカードの審査難易度はクレジットカード会社によって違いがあり、アコムACマスターカードなどの消費者金融系と呼ばれるクレジットカードが審査難易度が一番低いと言われています。
なぜならクレジットカード会社によって各社のクレジットカードを利用してほしい客層が異なっているためで、独立系・銀行系クレジットカードは延滞がないよう、継続的に安定した収入が見込めるサラリーマン層などに利用してほしいと考え、大手スーパーなどが扱う流通系クレジットカードは主婦層など頻繁に買い物をする人に利用してもらい、店舗の売り上げや知名度の向上につなげたいという考えがあるためです。
JCBカードの審査について
JCBカードの申し込み条件について
JCBから発行されているクレジットカードには種類があります。JCBカードの入会を考えているのであれば、まず以下を参考にしてJCBカードの申し込み条件を満たしているか確認してください。
・JCB一般カードの申し込み条件
18歳以上で本人か配偶者に安定した継続収入があれば、高校生を除き学生でも申し込みできます。
・JCB CARD EXTAGEの申し込み条件
18歳以上29歳以下で、本人または配偶者に安定した継続収入のある人、または高校生を除く18歳以上29歳以下で学生なら申し込み可能です。
・JCBゴールドの申し込み条件
20歳以上で、本人に安定した継続的収入のある方なら申し込み可能です。
JCBカードの審査基準について
JCBはクレジットカードの審査基準を明らかにしていません。しかし、おおまかな審査方法は一般的なクレジットカードと同様、スコアリングと呼ばれる“コンピューターで行う自動採点”ですので、JCBカード申込者の評価点数が高いほど審査に通りやすくなります。
またJCBがクレジットカード審査難易度の高い独立系・銀行系クレジットカードであるため、以下のような人は審査に通りやすいと考えられます。
・安定して継続的な収入が見込める20~30代の正社員
・配偶者に安定した継続的な収入がある
・キャッシング枠0円で申し込み、「支払い名人(=リボ払いの自動設定)」を希望しない
・クレジットカードヒストリー(クレヒス)があり、延滞などの事故情報がない
クレジットカードヒストリー(クレヒス)とは、これまでのクレジットカード利用履歴のことで申込者の信用を裏付けるものです。30代を超えてクレヒスが全くない人はクレジットカードの利用実績がないので審査通過が難しくなることがあります。
また延滞などの事故情報は、その記録が信用情報機関に5年間保存されますので、JCBカードの審査は事故情報のある人に特に厳しいことで知られていますので注意が必要です。
JCBカードの審査期間や審査内容について
JCBカードは、インターネットからの申し込みで、オンラインで支払口座を設定すると、申し込みから最短3営業日で発行されます。
通常の申し込みであれば、必要書類到着後約1週間でJCBカードが発送されると公表されていますが、申告内容に不備がある場合などは確認がとれるまでクレジットカード審査を進められないため、公表されている日数以上の時間がかかることもあります。
ですから短い時間でJCBカードが欲しいのでえあれば、本人確認の書類や学生証など必要な書類をきっちりと提出しましょう。またJCBカード申し込み時にキャッシング枠を0円で申し込むと審査がスムーズになるようです。
なおJCBカード審査に通過できなかったときは発行見送りの通知が届きますが、再度申し込みをする場合は6か月を過ぎたあとがおすすめです。これは「個人信用情報機関」というクレジットカード申込者の情報を記録する外部機関に“クレジットカードの申し込み情報”が残っているうちに再度クレジットカードの申し込みをすると、金銭的に困っているような印象を与え、クレジットカード審査に不利に働くことがあるからです。
在籍確認について
JCBカード審査時には、会社への在籍確認、自宅・携帯電話への本人確認の電話が、高い確率で行われています。
実際に「06-6942-2136」の電話番号から確認の電話がかかってくることも多いようですので、知らない番号だからと居留守を使ったりしないよう気をつけましょう。
判定状況の確認について
JCBカードに申込んだあと、自分のJCBカードの審査状況が知りたい時は「JCB 判定状況確認」で検索すると現在の状態が確認できます。
判定状況を確認するには、入会申込完了画面および受付完了メールに記載された「入会受付番号」と、申込時に自分で設定した「判定状況確認用キーワード」が必要になるので書き留めておきましょう。
クレジットカードが作りにくくなる仕組みについて
実は「クレジットカード審査を通過できない」人の多くが、「個人信用情報機関」に異動情報が記録されている、いわゆる「ブラックリスト」として扱われている人です。
もし「ブラックリスト」に登録されてしまうと、平均5年から10年ほどクレジットカードの新規作成やローンを組むことが難しくなります。
クレジットカードが作りにくくなる仕組み
実は金融業界には「ブラックリスト」という名簿は実在しません。国内にある3つの個人信用情報機関「CIC(指定信用情報機関)」「JICC(日本信用情報機構)」「KSC(全国銀行個人信用情報センター)」の金融事故などの情報が記録され、クレジットカードなどの作成が難しくなった状態が「ブラックリスト入り」と呼ばれています。
クレジットカードが作りにくくなるのは、クレジットカード会社が「個人信用情報機関」にクレジットカード申込者の信用情報を照会し、金融事故情報がないかなどを調べて審査するためです。またクレジットカードを利用した場合の信用情報はCICに、消費者金融の信用情報はJICCに、銀行などの金融機関の情報は全国銀行個人信用情報センターに登録されます。その後、各指定信用情報機関の間の「CRIN」というネットワークで延滞などの事故情報を共有し、「FINE」というネットワークでJICCが所持する消費者金融の利用状況をCICに共有しています。
このような仕組みがあるため「ブラックリスト入り」してしまうと返済能力に問題があると判断され、クレジットカードやローンを組みにくくなるのです。自分の個人信用情報は各機関に問い合わせることで確認できるますので、クレジットカード審査に不安がある場合は、一度「情報開示請求」をしてみるとよいでしょう。
まとめ
JCBカードの審査難易度についてみてきました。JCBカードは国際ブランドのプロパーカードですので、提携カードよりもステイタスが高く、クレジットカードの審査難易度も銀行系のレジットカードの審査難易度と同等です。
JCBカードの審査に通りやすい人とは以下のような人です。
・安定して継続的な収入が見込める20~30代の正社員
・配偶者に安定した継続的な収入がある
・キャッシング枠0円で申し込み、「支払い名人(=リボ払いの自動設定)」を希望しない
・クレジットカードヒストリー(クレヒス)があり、延滞などの事故情報がない
上記のことから考えて、JCBカードは、良いクレジットヒストリーを積み上げスコアリングの評点をあげていけば、審査難易度もそれほど高くなくなるでしょう。
いったんはJCBカードの審査に通過できなくても、よいクレジットヒストリーを積み上げていけば通過可能であると思います。ぜひJCBカードの審査に挑戦して下さい。
この記事へのコメントはありません。