クレジットカードは学生から社会人になったとき、どうすればいいでしょうか。
クレジットカードを学生の時に作った場合、学生から社会人に立場が変わるとクレジットカードの情報に変更が生じることになります。
クレジットカードの申込フォームには職業記入欄がありますので、現在所持しているクレジットカードの発行会社には学生、あるいは会社員などという身分が登録されています。
学校を卒業して就職すると、職業区分としては学生から会社員へと変更になります。クレジットカード会社に登録している内容に変更があった場合は、手続きが必要になるのでしょうか。また登録情報の変更手続きをしないままでいると何かデメリットはあるのでしょうか。
クレジットカードを学生の間に所持していた時、社会人になったらどうすればいいか、今後のクレジットカード利用を考えた時に、どうすべきなのかについて考えてみましょう。
クレジットカードの登録情報は学生から社会人になったら変更しないといけないか
クレジットカードの登録情報は、学生から社会人になったときには、変更しないといけないのでしょうか。クレジットカード会社に登録された職業区分を「学生」から「会社員」に変更しないと問題になるのでしょうか、それとも問題にならないのでしょうか。変更しないままでいると、クレジットカードの利用に不都合が生じるでしょうか。
実は、学生から社会人なったことをクレジットカード会社に届け出なくても、クレジットカードそのものは問題なく使い続けることができます。ですから登録情報を変更しないままでも、それまでと同様のクレジットカードの使い方はできます。けれども学生から社会人に登録情報を変更することによって、クレジットカードを更に便利に利用することができるようになるのです。
クレジットカードの登録情報を学生から会社員へ変更するメリットについて
クレジットカードで支払いをするということは、いったんはクレジットカード会社にお店に支払うお金を立替えてもらい、その後にクレジットカード会社にお金を支払うということです。
例えば友人と出かけていた時に「今手持ちがなくて、この場の会計だけ立て替えておいて」と頼まれたとしましょう。
もし、その友達が学生だったらどうでしょうか。バイトして返してくれるかな、と思うでしょうか。
1,000円や2,000円の金額の立替なら良いですが、学生の友達から10万円を立て替えてくれと頼まれたら、きちんと返してもらえるか不安になるでしょう。
その友達が社会人であれば、働いて毎月お給料をもらっているはずです。
1,000円や2,000円の立替なら、給料日後には必ず返してくれるでしょう。10万円を立て替えたとしても、恐らく返してくれると思います。
クレジットカード会社とクレジットカード利用者の関係もこれと同様です。
基本的に収入のない学生という立場から、毎月きちんと給料をもらえる会社員という立場になることで、クレジットカード会社から「多少高額なお金を貸しても、会社員なら払えるだろう」と判断してもらえるのです。つまり学生から会社員へと登録情報の変更を行うことで、クレジットカードの利用枠を拡大してもらうことができます。
またクレジットカードでたくさん決済してくれる人は、クレジットカード会社にとっては優良顧客です。その優良顧客に対して、クレジットカード会社から手厚いサービスのついているステータスカード(ゴールドカード、プラチナカードなど)のインビテーション(招待)が届くこともあります。
登録情報変更の手続き方法について
登録情報の変更手続きには、以下のような方法があります。
・インターネットのクレジットカード会員サイトから手続きをする
・クレジットカード会社の電話窓口に連絡して手続きをする
・クレジットカード会社に変更依頼の書類を郵送して手続きをする
一般的に、通学先・勤務先の変更や住所変更手続きであれば、以上のどの方法でも手続きをすることができます。ただし引き落とし口座の変更など、重要な内容に関わる変更手続きの場合は書類を郵送する方法に限定されます。
詳しい変更手続きについては、各クレジットカード会社のホームページから確認して下さい。
ステータスの高いクレジットカードについて
クレジットカードは、年会費無料のクレジットカードと、年会費が有料のクレジットカードの2つに大別することができます。
どちらのクレジットカードも後払いで買い物ができるという点では同じですので、便利に買い物をするだけなら特にクレジットカードの年会費を支払う必要性は感じないかもしれません。
それでも、特に社会人になってからは、クレジットカードの年会費がかかってもステータス性のあるクレジットカードに人気があります。
なぜなら、年会費が有料のステータス性のあるクレジットカードには「クレジットカード払いで買い物ができる」以外にも大きなメリットがあるからです。
ステータスの高いクレジットカードのメリットについて
年会費が無料のクレジットカードと、年会費が発生するステータス性のあるクレジットカードを比較すると、サービス内容にはおおよそ以下のような傾向があります。
年会費が無料のカード(ステータスの低いカード) | 年会費が有料で、ステータス性の高いカード | |
カードの審査基準 | 難易度低め | 難易度高め |
旅行傷害保険の付帯 | 海外旅行のみ、もしくは付帯しない | 補償金額も最大2,000万円程度 海外旅行・国内旅行ともに補償されることが多い カードのランクに応じて補償金額が伸びる |
デスクによる予約代行・チケット手配 | なし | カードによってあり |
その他 | 空港のラウンジ利用 空港までの手荷物配送無料 その他各種優待 |
ステータスの高いクレジットカードは、単にクレジットカード払いで買い物をするためだけのものではありません。
旅行時のアクシデントに備える保険証であり、旅行のプランを一緒に考えてくれて旅行の予約まで助けてくれるコンシェルジュであり、旅行時に空港のラウンジや手荷物の配送を依頼できる特別な会員証でもあります。このような充実したサービスに納得した人が、年会費を支払ってステータスの高いクレジットカードを所持しています。
その代わり、ステータスの高いクレジットカードは誰もが簡単に作れるものではありません。
毎月のクレジットカードの支払いを遅滞・延滞なくきちんと行い、クレジットカード会社の信用を積み上げていかなければ、ステータスの高いクレジットカードを所持することは難しいでしょう。
ステータスの高いクレジットカードで手に入るもの
例えば、社会人になって働くうちに昇進し給料も伸びてきた頃、結婚して子どももいるような将来のことを想像してみましょう。
仕事と家庭のことできっと忙しい毎日です。けれども結婚記念日のように、きちんとお祝いしたい特別な日もあるでしょう。
そんな時に「ちょっと特別な旅行をしたい」「素敵なレストランでディナーをして、お祝いしたい」電話一本でそんな相談ができて、プランニングから予約、チケットの手配までお願いできる人がいたらどうでしょうか。旅行のプランを立てるために、あれこれ頭を悩ませ検索する必要はありません。
旅行当日には移動もラクにできます。事前に荷物は空港に配送をお願いしてありますので、重たいトランクをゴロゴロ転がして空港まで行く必要もありません。
飛行機の出発まではラウンジでゆっくりドリンクを飲みながら待機できます。
普段は忙しく働いているので、特別な旅行のときくらい、のんびり過ごす贅沢を満喫したいですね。
もちろん旅行時には手厚い補償が付帯されていますので、不慮の事故が起こってもサポートされていますので安心です。
ステータスの高いクレジットカードを所持していれば、このようなことも可能です。
忙しい社会人であればこそ、手厚いサービスを受けることができるステータスの高いクレジットカードを所持するべきではないでしょうか。
まとめ
クレジットカードは学生から社会人へと身分が変わったときに、クレジットカードの登録情報を変更しなくてもクレジットカードそのものは使い続けることができます。
けれども、登録情報が学生の区分のままでは、クレジットカードの利用限度額は低いままですし、ステータスの高いクレジットカードを所持することはできないでしょう。
住所変更・勤務先の変更などであればインターネットからも簡単に手続きできますので、学生から社会人になったときには、すぐにクレジットカードの登録情報の更新をしておきましょう。
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