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エポスカードを解約したい場合、解約自体は電話をかけるだけですので、いたって簡単です。けれどもエポスカードを解約する前に、いくつかしておかなければいけないことがあります。今回はエポスカードを解約したい場合、その後の生活に支障が出ないように解約するポイントについて、解説したいと思います。

エポスカードの解約方法について

エポスカードの解約方法は簡単です。以下のエポスカスタマーセンターに電話をするだけです。

エポスカスタマーセンター
東京 03-3383-0101
大阪 06-6630-0101
(受け付け時間 9:30～18:00)

音声ガイダンスに従って進めるとコールセンターに繋がり、エポスカードの退会の案内と手続きをしてくれます。
携帯電話などの解約と比べると解除料金なども必要ありませんし、エポスカードを退会するだけで終わりです。

エポスカードの解約自体は簡単に終わってしまいますが、その前にやるべきことをやっておかないと、その後の生活に支障がでるなど困ったことになる可能性があります。
例えば、電気やガスが止められたり、新たにクレジットカードが作れない、などです。
そういった困った事態にならないためにもエポスカードの解約前に確認しておくべき項目は以下のとおりです。

エポスカードを解約する前に確認することについて

1.ポイントは残っていないか
2．ETCを使うのであれば、エポスカード以外のETCカードは持っているか
3．携帯料金・電気代などの支払いを別のクレジットカードに変更したか
4．近いうちにエポスカードの提携店を利用する予定はないか
5．エポラク保険をどうするか
以上の5つはエポスカードの解約にあたって確認しておくべき項目です。では各項目について詳しくみていきましょう。

1．ポイントは残っていないか
エポスポイントサービスはエポスカードを退会した時点で失効してしまします。エポスカードの解約手続きが終わってからポイントが残っていたことを思いだしても後の祭りです。エポスカードのポイント交換を全て済ませてから退会しましょう。

2．ETCカードは利用しているか
エポスカードはETCカードも年会費無料です。年会費無料のETCカードに魅力を感じてエポスカードを作った人も多いでしょう。エポスカードのETCカードはエポスカードに紐づけされていますので、エポスカードの解約に伴い使えなくなります。
今後もETCを利用するのであれば、次に使うクレジットカードを申し込み、新しいクレジットカードが手元に届いてから古いクレジットカードを解約するのが鉄則です。

ETCマイレージの変更手続きを忘れずにしておこう
ETCマイレージに登録している人は、次に使うETCカードへの変更登録もしていおきましょう。この変更登録の届け出をしないとETCを利用してもポイントが付与されません。
また解約して使えなくなったETCカードは、間違って車載器に挿入してしまわないようにハサミで切って廃棄しておきましょう。

3．携帯料金、電気代などの支払いを別のクレジットカードに変更したか
もしショッピングやキャッシングの支払い残高がある場合には、支払い残高をすべて支払わないとエポスカードは解約できません。クレジットカード会社への口座引き落としが全て完了した時点で退会となります。ですから買い物の支払い残高に関してはエポスカードを解約しても特に何もする必要はありませんが、エポスカードで、毎月の利用料や年会費の発生するサービスの支払いをしていた場合は事情が少しちがいます。

その代表的な例が以下のとおりです。

1．携帯電話・プロバイダー料金
2．公共料金(電気、ガス、水道など)
3．会員制サービス年会費
4．保険料
5．新聞代、有料放送料金

これらの支払いはクレジットカードが有効か無効かに関わらず請求され続けますので、何の手続きをしないままエポスカードを解約すると、料金未払いあつかいになります。
解約するエポスカードで上記のような支払いをしていないか、過去のエポスカードの利用明細を見てチェックしましょう。支払いが年に一回のものもありますので、最低でも1年分はさかのぼって確認することが望ましいです。
上記の料金の支払い方法は別クレジットカードか、あるいは銀行口座からの直接の引き落としに変更しておきましょう。

多くの業者は未払いになっても督促状を送り、支払いを促しますのでサービス停止までには猶予があります。ですが、それだけで済まないことがあるのが携帯電話の料金です。もし携帯利用料金やスマホ本体の分割払いが一時的にでも未払いになってしまうと、今後新しいクレジットカードが申し込めなくなってしまうこともあります。

4．近いうちにエポスカードの提携店の利用や旅行の予定はないか？
エポスカードの大きな特典が提携店での割引サービスです。エポスカードを解約すると提携店の割引サービスも受けられなくなります。もし近いうちにエポスカードの提携店リストの中にある店を使う予定があるなら、せっかくですので割引サービスを利用してからエポスカードの解約をしましょう。
もう1つのエポスカードの大きな特典が、自動付帯の海外旅行傷害保険です。近々海外旅行の予定があるのならエポスカードの解約は海外旅行後にするのがおすすめです。

5．エポラク保険も解約になる
エポスカードには、エポスカード会員のみ任意で加入できる保険サービスがあります。
それがエポラク医療保険・エポラクがんサポート・エポラク傷害保険という3つの保険ですが、これらの保険もエポスカードの解約に伴って解約されます。もし保障が必要であれば、早めに他の損害保険会社の保険に加入しておきましょう。

以上の注意項目を適切に処理したら、後はカスタマーセンターに電話をしてエポスカードを解約しましょう。エポスカードの解約手続きが済んだらエポスカードのクレジットカード本体にハサミを入れて破棄します。

エポスカードの解約前に知っておくべきこと

エポスカードを解約して、今後別のクレジットカードを申し込むつもりであれば、クレジットカードの審査に不利な「クレジットヒストリー」がないかどうか考えてみて下さい。
「クレジットヒストリー」とは個人信用情報機関で管理され、あなたが何社のクレジットカードを契約しているか、どれだけローンを組んでいるか、それらの支払いや返済を滞納したかどうか、といったものが記録されています。クレジットカード会社はこの情報を参照してクレジットカードの入会審査を行います。
ですから、今後別のクレジットカードを申し込むつもりなら、クレジットカードの審査に不利な情報をクレジットヒストリーに残してしまわないようにしなければいけません。具体的にどうすればよいか順に解説します。

過去2年の間に支払いを延滞したことがある
クレジットカードの審査に落ちる一番の理由が支払いの延滞が過去にあったことです。クレジットヒストリーにはクレジットカードやローンごとに過去2年間の支払い実績が記録されています。何らかの理由で2～3ヶ月支払いが遅れると、支払い延滞という履歴が記録されてしまいます。こうなると通常であれば審査通過可能なクレジットカードの審査にも通らなくなってしまします。
そしてここからが大切です。
もしエポスカードを使い続けていれば2年で支払い延滞の記録は破棄されます。しかしそのエポスカードが解約された場合、クレジットカード解約までの2年間の履歴が5年間そのまま保存されてしまいます。
つまり、エポスカードで過去に支払いを延滞したことがあるなら、2年経って延滞の記録が破棄されてからエポスカードを解約しましょう。 そうしないと、この先5年間もクレジットカードを作りにくい状況になります。

エポスカードに入会してから1年以上使っていたか
多くのクレジットカードは入会時にポイントプレゼントなどのキャンペーンを展開しています。
もしクレジットカード審査の担当者が申込者のクレジットヒストリーを見て、そこに1年も使わずに解約したクレジットカードの履歴があったとしたらどうでしょう。クレジットカード会社側とすれば「クレジットカードを発行しても特典だけ受け取ったらまたすぐに解約するのではないか」と疑ってしまいます。クレジットカードは年会費がかかるものでもなければ、1年以上は使ってから解約しましょう。つまりエポスカードを解約したい場合には、エポスカード入会後1年以上経過していから解約するようにしましょう。

まとめ

エポスカードを解約したい場合、エポスカードの解約自体は電話で簡単に済ませることができます。ただしエポスカード解約前に、後々困ったことにならないために、しておかなくてはいけない手続き、確認事項があります。上述の注意点を再度確認してすみやかにエポスカードの解約を行ってください。ただし、エポスカード利用中に支払いを延滞したことがある場合は、延滞をした時点から2年以上待ってエポスカードの解約をしましょう。またエポスカードに入会して1年が経過していない場合は、1年過ぎてからの解約をおすすめします。