キャッシュバックできるクレジットカードがあることをご存じですか。
通常クレジットカードを決済利用すると利用金額に応じてポイントが付与されます。その付与されたポイントは様々な商品、ギフト券、他社ポイント、マイルなどと交換することができます
ただクレジットカードの利用で付与されたポイントには基本的に有効期限がありますので、上手に使いこなせていない人も多いようです。
ポイントの管理がなかなかできない場合、キャッシュバックできるクレジットカードを利用すれば、有効期限など気にすることなくお得を実感できるでしょう。
今回はキャッシュバックできるクレジットカードについてみていきましょう。
主なポイントの交換先について
クレジットカードで付与されたポイントの主な交換先をみていきましょう。一般的にクレジットカードで付与されたポイントを商品に交換した場合のポイント還元率は平均で0.5%です。楽天カードのように楽天市場で使えるポイントなど、利用先が限定される場合であればポイント還元率が1%になることもあります。
【主なポイント交換先】
マイル
商品券やギフト券
食品
家電製品
キッチン用品
他社ポイント交換
キャッシュバック
以上のポイントの交換先のなかでは、マイル、キャッシュバック、他社ポイント交換がおすすめです。
商品券やギフト券などは基本的な還元率が0.5%前後です。食品や家電製品はポイントと交換するよりも量販店で購入した方が安い場合が多く、ポイントで交換すると割高になってしまいますのでお得ではないでしょう。
マイルと交換する
ポイントをマイルに交換する場合、多くのクレジットカードのポイント還元率は0.5%が多いのですが、マイルは1マイル=2円の価値があると言われていますので、その場合のポイント還元率は1%と考えられます。またマイレージプラスセゾンカードというクレジットカードはマイルが1000円=15マイル貯まります(年会費1500円+5,000円・税抜のマイルアップメンバーズ利用時)。その場合、還元率が1.5%で1マイル=2円で計算すれば還元率は3%にもなります。
ただし年間で決済利用するクレジットカードの金額が少ない(50万円未満)場合はおすすめできません。マイルにも有効期限(ANA/JALは獲得から3年)がありますし、マイル交換が高還元率のクレジットカードは基本的に年会費が必要で、ポイントからマイルに交換する場合に手数料が必要な場合が多いので、クレジットカードの少額利用者にはあまりメリットがないでしょう。
クレジットカードの付与ポイントをマイルに交換するのは以下のような人におすすめです。
・1年間に数回は飛行機を利用する
・1年間で100万以上クレジットカードを利用する
・クレジットカードの年会費やマイル交換する場合の費用を気にしない
・貯めたマイルで旅行に行きたい
キャッシュバックする
クレジットカードで貯めたポイントで特に交換したい商品もないし、マイルを貯めても旅行に行く時間がない、楽天ポイントやTカードポイント、nanacoポイントも貯めてないから興味がない、どうせならクレジットカードの利用金額が安くなった方がいいという人にはキャッシュバックできるクレジットカードがおすすめです。クレジットカードで利用した金額が値引きされるのでお得です。
キャッシュバックできるクレジットカードについて
キャッシュバックのメリットについて
クレジットカードのポイントプログラムの中でキャッシュバックも魅力的なポイントプログラムです。
キャッシュバックは実際に値引きされて物やサービスが買えますのでお得をすぐに実感できます。もし買い物をするのにクレジットカード決済でなく現金決済で支払っていたら、お金は戻ってきませんし値引きもありません。
またキャッシュバック制度のクレジットカードには通常のポイントプログラムに比べて大きなメリットがあります。キャッシュバックのクレジットカードは自動的にキャッシュバックをしてくれることが多いですので、ポイントプログラムのように景品やギフト等に交換申請する必要がありません。
オートキャッシュバック制度のクレジットカードであればクレジットカード決済利用分に対して確実にキャッシュバックを受け取ることができますのでクレジットカード決済のメリットがすぐにわかります。
※キャッシュバック制度の全てのクレジットカードがオートキャッシュバック制度ではない
クレジットカードの通常のポイントプログラムにはポイントの有効期限があります(無期限のポイントもある)。ポイントの交換申請を忘れて有効期限が過ぎてしまえば、それまで貯めたポイントが無駄になってしまう、ということもありえない話ではありません。
またポイントを商品やギフト券と交換する場合には交換するのに必要なポイント数を貯めた上で申請が必要です。 しかしキャッシュバックの場合はクレジットカードの利用金額に応じてのキャッシュバックですので、ポイントの有効期限やポイント数などを気にする必要がなく、クレジットカードの利用金額が小額な人でも確実にお得になります。
キャッシュバックの方法について
キャッシュバックの方法には大きく分けて以下の3種類の方法があります。
・クレジットカードの総利用額に対してその一部がキャッシュバックされる
最も一般的なキャッシュバックの方法で、ポイント還元率の計算も容易です。
SBIレギュラーカード、P-oneカード,VIASOカード等がこのキャッシュバック方法です。
・クレジットカードの総利用額に応じて携帯電話代等、通信費の一部がキャッシュバックされる
NTTグループカード等がこのキャッシュバック方法です。
・クレジットカードの総利用額に応じてガソリン代や高速道路代利用額の一部がキャッシュバックされる
各ガソリン会社が発行するガソリンカード、クレジットカード会社が発行するJCBドライバーズプラス等がこのキャッシュバック方法です。
キャッシュバックできるおすすめのクレジットカードについて
「dカード ゴールド」
ドコモユーザー限定ですが「dカード ゴールド」は、クレジットカードに入会するだけでドコモ携帯とドコモ光の利用金額が1000円につき100P貯まる還元率10%のクレジットカードです。
「dカード ゴールド」の年会費は1万円(+税)ですが、ケータイ代とネット回線の合計利用金額が月に10,000円を超えるのであれば年会費分は実質無料になります。
また「dカード ゴールド」をローソンやマクドナルドで利用すれば3%~5%のポイント還元やその他の割引がありますので是非利用してみましょう。
「dカード ゴールド」で付与されたポイントは3,000ポイントからドコモのケータイ料金や充電器などの付属品に充当することができます。ドコモユーザー限定ですが、この場合のキャッシュバック還元率は10%となりますので、現時点(2016年12月)で「dカード ゴールド」はキャッシュバック率が最も高いクレジットカードです。
REXカードLite(レックスカードライト)
REXカードLite(レックスカードライト)は、簡単にクレジットカードを利用したい、ポイントを貯めるより値引きの方がいいという人におすすめです。またREXカードLite(レックスカードライト)は最大1.75%の高還元率でキャッシュバックされます。
他のキャッシュバックできるクレジットカードの還元率は高くても1%、年会費無料で1.25%の還元率はREXカードLite(レックスカードライト)だけです。
年会費:本人、家族カード、ETCカード すべて無料
還元率:
ポイント付与:2000円=25ポイント/通常:1.25%
価格コム安心支払いサービス利用/1.50%
リボ払い/1.75%
REXカードLite(レックスカードライト)は価格コムのネット通販を頻繁に利用する人にはかなりおすすめです。クレジットカードの支払い方法をリボ払いにすれば還元率は確かに高くなりますが、リボ払いの金利を考えるとおすすめしません。
まとめ
キャッシュバックできるクレジットカードについてまとめました。
クレジットカードの利用金額に応じて付与されたポイントは様々な商品、ギフト券、他社ポイント、マイルなどと交換することができます。ただしクレジットカードの利用で付与されたポイントには基本的に有効期限がありますので、ポイントの管理が難しい場合はキャッシュバックできるクレジットカードの所持を検討してください。キャッシュバックできるクレジットカードを利用すれば、買い物をすると直接値引されますのでおすすめです。
この記事へのコメントはありません。