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アメリカン・エキスプレスのクレジットカードは、本社であるアメリカン・エキスプレス・インコーポレイテッドが直接発行するクレジットカード（プロパーカード）のほかに、アメリカン・エキスプレスとライセンス契約をした日本国内のクレジットカード会社が発行しているアメリカンエキスプレスの提携クレジットカードがあります。
アメリカン・エキスプレスが直接発行しているプロパーカードは、一般カードのグリーンカードでもクレジットカードの年会費が12,000円（＋消費税）かかります。
アメリカンエキスプレスでクレジットカードの年会費が無料、または格安のクレジットカードが欲しい場合は、アメリカン・エキスプレスのプロパーカードではなく、アメリカンエキスプレスとライセンス契約をしたクレジットカード会社が発行するクレジットカードを選びましょう。

アメリカンエキスプレスの年会費無料のクレジットカードについて

アメリカンエキスプレスの提携クレジットカードの中には年会費無料で使えるクレジットカードも何種類か発行されています。
アメリカンエキスプレスカードはプロパーカード・提携カード・ライセンス提携カードのいずれにも共通した特典として、「アメリカン・エキスプレス・セレクト」と呼ばれる優待特典プログラムがあります。「アメリカン・エキスプレス・セレクト」は、日本を含む100以上の国と地域のレストランやホテル、ショッピングなど8,000以上の店舗で利用可能な優待特典があり、日本国内では有名ホテルの宿泊料金が非常に安くなるなど、かなりお得な特典です。
この「アメリカン・エキスプレス・セレクト」が年会費無料のアメリカンエキスプレスカードにもついているので、それだけでも価値があります。

次にアメリカンエキスプレスカードで年会費無料で使えるクレジットカードを、厳選してご紹介したいと思います。

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
アメリカンエキスプレスカードで年会費無料のクレジットカードの代表ともいえるのがこの「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」です。
大手クレジットカード会社のクレディセゾンとアメリカンエキスプレスの提携カードで、基本的には初年度のクレジットカードの年会費が無料となっています。翌年度以降はクレジットカードの年会費は1,000円（＋消費税）となっていますが、「年１回以上のセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード利用、またはキャッシングの利用がある場合」は、次年度のクレジットの年会費が無料になりますので、実質年会費無料でセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードを利用することができます。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードの審査基準は「18歳以上の方で電話連絡が可能な方、銀行に口座を持っている方」など条件が比較的ゆるいので、学生さんや専業主婦の方でも申し込むことができます。セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは最短で即日発行が可能であることも大きな特徴です。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードはセゾンカードですので、永久不滅ポイントが付きますし、西友・リヴィンでの買い物が５％OFFになったり、インターネット上でのクレジットカードの不正使用による損害が補償されるショッピングプロテクション、全国展開しているヘアサロンash（アッシュ）の割引などの特典が充実しています。ですから年会費無料のアメリカンエキスプレスカードのなかで、人気が高いクレジットカードです。

セゾンカードインターナショナル
セゾンカードインターナショナルも、上記のセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードと同じように、２年目以降はクレジットカードの年会費が1,000円（＋消費税）が必要になりますが、セゾンカードインターナショナルでの年に１回以上の決済利用でクレジットカードの年会費が無料になります。 オンラインプロテクションなど基本的な特典はもちろん付帯されています。またアマゾンで購入すると最大ポイント９倍、グルーポンで最大ポイント１１倍などのほかに、最大で３０倍もポイントが付くセゾンカードの提携店がたくさんありますので、インターネットショッピングをよく利用する方にとってはポイントがたくさん付与されますのでお得になっています。
イトーヨーカドーやセブンイレブンで買い物をすれば「永久不滅ポイント」も「nanacoポイント」も両方もらえます。アメリカンエキスプレスカードですが、普段使いしやすいクレジットカードともいえるでしょう。

高島屋セゾンカード
高島屋セゾンカードも、アメリカンエキスプレスブランドをクレジットカードの年会費無料で利用できます。
高島屋セゾンカードは、高島屋という名前がついていることからお分かりのように、高島屋での買い物に利用するとお得になります。
基本的に高島屋以外の、どこの店舗でのショッピングでも１％のポイントがもらえますが、高島屋や特定加盟店での付与されるポイント率は2％ですから、かなりの高還元率です。
高島屋セゾンカードを年間20万円以上決済利用することで、金額に応じて１～３%のポイントが更に加算されますので、ポイントの５％還元もできるという非常に高還元率なクレジットカードです。
ただし、高島屋セゾンカードはポイントの還元率は高いのですが、付与されるポイントは永久不滅ポイントではなく「高島屋ポイント」という高島屋独自のポイントで、永久不滅ポイントとは違って有効期限がありますので、高島屋を頻繁に利用する人以外にはやや使いにくいという点が、デメリットとなるでしょう。

出光まいどカードプラス
出光まいどカードプラスは、出光という名前がついていますので、ガソリンの給油、および灯油の購入で大きなメリットがあります。出光まいどカードプラスを全国の出光SSで給油または灯油の購入の際に利用すれば、いつでもガソリン・軽油が2円／L値引き、灯油が1円／L値引きになります。 また、出光まいどカードプラスの入会後1ヶ月間は更に値引き率が大きいです。
＊出光まいどカードプラスは有料オプションに加入すれば、更に3～8円引きまで割引率をあげることができる。
出光まいどカードプラスは年会費無料のアメリカンエキスプレスカードですが、公共交通機関の発達した都市圏に在住の方よりは、地方在住で良く自分の車に乗る人の方が大きなメリットがあるでしょう。

ウォルマート・セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード
ウォルマート・セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードがお得に利用できるのは「西友」「LIVIN」「サニー」「SEIYUドットコム」で買い物をするときです。 このウォルマート・セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードのポイント還元率は基本的には0.5％ですので、あまりお得感はありませんが、上記のお店で買い物するときは「毎日３%割引」になります。
さらにウォルマート・セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードを持っていると毎月５日と２０日は、「５％OFF」になります。 ただし、３％割引の際には基本の付与ポイントである0.5％のポイントは付きませんので、注意しましょう。
ウォルマート・セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードを所持することは、普段から西友などで食料品および日用品を買う人にとっては、常に３％割引の効果は大きいと思われます。

三井ショッピングパークカード
三井ショッピングパークカードを三井不動産グループの商業施設（ららぽーと、ララガーデン、アルパーク、三井アウトレットパークなど）で利用すれば、三井ショッピングパークポイント（2％）と永久不滅ポイント（0.5％）がもらえます。ですから「ららぽーと」や「三井アウトレットパーク」などを良く利用する人にとっては、非常にお得なクレジットカードです。三井ショッピングパークカードを、三井不動産グループの商業施設で決済利用すれば、実質２．５％のポイントがおらえることになります。そして付与ポイントとは別に、三井ショッピングパークカードの利用で各店舗ごとの割引優待やサービスが利用できますので、店舗によっては１０％以上得することもあります。 もちろん、アメリカンエキスプレスカードですが、クレジットカードの年会費は無料です。
ちなみに、三井ショッピングパークカードのアメリカンエキスプレスカードは２種類あります。
通常の三井ショッピングパークカードは年会費永年無料ですが、それとは違う「プレミア・アメリカン・エキスプレスカード」という有料のクレジットカードもあります。 プレミア・アメリカン・エキスプレスカードはクレジットカードの年会費が3,150円がかりますが、「国内・海外の旅行傷害保険」が付帯されていて、この旅行傷害保険は最大3,000万円までの補償があります。またクレジットカードの不正利用などを補償する「ショッピング保険」の２つが特典としてついています。

ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード
ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードはヤマダ電機で利用すると大きなメリットがあります。ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードの年会費は初年度が無料で、2年目以降は５００円かかります。けれども前年度にヤマダLABI ANAマイレージクラブカードを決済利用することでクレジットカードの年会費が無料になりますので、実質年会費無料で使えるアメリカンエキスプレスカードです。
ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードの特徴は、ヤマダ電機で買い物をすると、クレジットカード払いでも現金払いと同率のポイントがもらえます。（最大還元率10.6%）。またヤマダモールでの買い物も還元率＋1%のポイントが付与されます。
またヤマダLABI ANAマイレージクラブカードはANAやスターアライアンスに加盟している各社の利用や、ANAの提携ホテルや宿泊予約、レンタカーの利用でマイルを貯めることができますが、交換レートがやや低いです。そしてマイルが貯まるクレジットカードなのに海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、ショッピング保険が付帯されていないということが、弱点でしょう。毎月5日、20日に西友・リヴィン・サニーで使えば5%OFFになります。ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードはヤマダ電機を良く利用するという人にとっては、高還元率のヤマダポイント＋永久不滅ポイントももらえますのでお得なクレジットカードといえるでしょう。

まとめ

アメリカンエキスプレスの年会費無料のクレジットカードをみてきました。アメリカンエキスプレスカードを所持したいけれどクレジットカードの年会費が高くて躊躇して方は、年会費無料のアメリカンエキスプレスカードはこれだけありますので、申し込みを検討していみてはいかがでしょうか。
どのアメリカンエキスプレスカードがもっともお得であるかは、各アメリカンエキスプレスカードをどこで一番利用するかによって変わってきますので、自身がどんな場面でアメリカンエキスプレスカードを利用したいのかを考えて選択してみてください。