JALカードの年会費は高いのでしょうか。
JALカードの年会費はクレジットカードのランク別、発行クレジットカード会社によって2,100円~32,550円となっています。JALカードの年会費が高い・安いの判断はJALカードの利用の仕方によっても変わってきます。
JALカードの年会費はクレジットカードランク、発行クレジットカード会社などによって異なりますが、それぞれのJALカードよって受けられるメリットやサービスもまた異なっています。JALカードの年会費は、金額だけでなくメリットやサービスとのバランスで判断していきましょう。
JALカード年会費一覧
通常のクレジットカード会社発行の年会費
カード種別 | 本会員 | 家族会員 |
---|---|---|
普通カード | 2,100円 | 1,050円 |
CLUB-Aカード | 10,500円 | 3,675円 |
CLUB-Aゴールドカード | 16,800円 | 8,400円 |
JALダイナースカード | 23,100円 | 9,450円 |
アメリカン・エキスプレス・カードの年会費
カード種別 | 本会員 |
家族会員 |
---|---|---|
普通カード | 6,300円 | 2,625円 |
CLUB-Aカード | 19,950円 | 8,400円 |
プラチナ | 32,550円 | 16,275円 26,250円(※1) |
(※1) JALグローバルクラブ JAL アメリカン・エキスプレス・カードの場合
JALカードの年会費は高いか
近年では年会費無料のクレジットカードが数多く発行されています。そんな中で時代に逆行しているのでは、と思わせるのがJALカードでしょう。現代の感覚からすれば、JALカードの年会費は高いと感じるかもしれません。しかし実際にはどうなのでしょう。もう少し掘り下げてみていきましょう。
JALカードの年会費をマイルを貯める視点で考える
JALカードは、一般カードでも2,100円の年会費が必要です。しかしJALカードを利用する方の人は「マイルを貯める」という明確な目的を持っていることでしょう。例えば1マイル=1円の換算率でみていくと、年間2,100マイルを貯めることができれば、JAL一般カードの年会費は相殺できることになります。
この年間2,100マイルを、JALカードの利用200円で1マイル貯めることができるショッピングマイルで貯めようとした場合、年間420,000円分のJALカードの利用が必要になります。月にすると35,000円のJALカードの決済利用です。このくらいの金額であれば実現可能な数字ですので、わりと簡単に相殺できてしまうでしょう。さらに公共料金や携帯電話料金をJALカードで支払うなどの工夫をすれば、あっという間だといえます。
JALカードのボーナスマイルも合わせて年会費を考える
JALカードはさまざなボーナスマイルも付与されますが、中でも注目すべきボーナスマイルは入会ボーナスと継続ボーナスです。
JALカードに入会すると1年目の年会費が無料になるのが入会ボーナスです。さらに2年目以降も継続して利用する場合、普通カードであれば1,000マイルの継続ボーナストがあります。1マイル=1円とすると「年会費2,100円–1,000マイル(円)」となりますので、JALカードの2年目以降の年会費は実質1,100円となります。これで上記の「JALカードの決済利用でマイルを貯めて相殺する」という方法のハードルも下がったでしょう。
ただし以上の方法はJAL一般カードの年会費を相殺するためのJAL一般カードの利用金額ですので、それ以上のマイルを貯めるためには工夫が必要です。
次にJALカードのマイルの貯め方をきていきましょう。
JALカードのマイルの貯め方
JALカードをスーパーマーケットやデパートでの買い物に利用すると、利用金額に応じてJALマイルが貯まります(クレジットカード払い可能な店舗で利用した場合)。
貯まるマイル数は、JALカード200円の利用に付き1JALマイルです。JALカードの利用金額が大きくなればなるほどそれに応じて貯まるマイル数も増えますので、2万円利用すれば100JALマイル、100万円利用すれば5000JALマイルと貯まっていきます。
つまりJALカードを使えば使うほどマイルが貯まっていくということです。無料で飛行機にのれるチケット(特典航空券)を貰うためにJALマイルを貯めたいという人は、 JALカードを身の回りの買い物のすべてで利用することによって、どんどんマイルが貯まっていくことになります。現金払いをしていたものをJALカード払いにするだけで、かなりのマイル数を貯めることができるでしょう。
ショッピングマイルプレミアムでマイルを2倍獲得する
上記のように、JALカードは利用すれば利用するほどJALマイルが貯まっていきますが、欠点もあります。
それはJALの国内往復航空券と交換するためには最低でも12,000マイルが必要ですので、単純計算するとJALカードで240万円分の買い物をしないと無料で飛行機には乗れません。1年間という期間で考えた場合でも、クレジットカード決済で年間240万円という金額はかなりハードルが高いでしょう。これではJALカードを持つ意味などないことになってしまいます。
そこで利用したいのが「ショッピングマイルプレミアム」というサービスです。JALカードにはこの「ショッピングマイルプレミアム」という年間3,240円(税込み)の有料サービスがあり、この「ショッピングマイルプレミアム」サービスに登録すると通常200円の利用で1マイルしか貯まらないところが、200円利用で2マイル貯まるようになります。つまり「ショッピングマイルプレミアム」に登録すれば100円の利用で1マイル付与されますので、通常よりも倍のスピードでJALマイルを貯めることができます。
これですと12,000マイルを貯めるために必要なJALカードの利用金額は120万円となりますので、1ヶ月あたり10万円をJALカードで決済利用すれば、それだけで特典航空券と交換することができるようになります。「月20万円のJALカードの決済利用」というと難しいですが、月10万円のJALカードの決済利用であれば手の届く範囲ではないでしょうか。
JALカードの年間利用額が少ない人にとっては損になる
「ショッピングマイルプレミアム」には年間3,240円(税込)というサービス料が必要です。
JALカードを決済利用する機会が少ない人は「ショッピングマイルプレミアム」の利用登録をしてしまうと、貯まるマイル数よりもJALカードの年会費のほうが高くなってしまいます。ですからJALカードの年間利用金額が60万円よりも少ない場合は「ショッピングマイルプレミアム」に登録せず、JALカードを利用したほうがよいでしょう。
まとめ:JALカードの年会費は高いか安いか
JALカードの年会費は、結局のところ「たくさん使えば安い」「使わなければ高い」という当たり前の結論になるでしょう。JALカードの利用頻度が高く、本気でマイルを貯める人にとってはJALカードの年会費は安いと言えます。またJAL便によく搭乗する人にとっても、JALカードの年会費は安いと言えるでしょう。
ただしJALカードをサブカードとして利用する場合や、JALマイルを片手間で貯めようと思っている人にとっては、JALカードの年会費は高くなる可能性があります。
すでにJALカードを所持していてJALカードの年会費が高いと感じているのであれば、JALマイルを上手く貯めることができていない可能性がありますので、別のクレジットカードを所持することも視野に入れて、検討してみる方が良いかもしれません。
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