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ANAカードのマイルの使い方:もっともお得な使い方について

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ANAカードで貯めたマイルの使い方は人それぞれだと思います。特典航空券に交換するという人もいれば、飛行機に乗る時間がなく、マイルの有効期限切れ直前に現金化する人もいるでしょう。しかし「マイルの価値」というものを考えると、ANAカードで貯めたマイルには、使い方の優先順位があることが分かります。ANAカードで貯めたマイルのお得な使い方を知るには、マイルの価値について理解することが必要です。今回はANAカードで貯めたマイルの使い方は、どう使えばお得なのか考えてみましょう。

ANAカードで貯めたマイルの使い方は、大きく分けると以下の2つに分けられます。
・航空券に交換する
・航空券以外に交換する

マイルの価値について

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当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、これは大変重要です。ANAカードで貯めたマイルを航空券に交換するのと、航空券以外に交換するのとでは、1マイルの価値に大きな差が出てくるからです。
以下例を上げてマイルの価値を計算してみましょう。
極端ですが、ニューヨークにファーストクラスで行くとします。

これは、今年5月の「成田ーニューヨーク」間のファーストクラス往復航空券の価格です。202万円、という価格です。エコノミークラスやビジネスクラスと違い、ファーストクラスの航空券には格安航空券や、割引などは一切ありません。202万円という正規価格のこれのみです。

これに対して、同日同時刻の「成田ーニューヨーク」間のファーストクラス往復航空券の特典航空券を手に入れるには、一体何マイルが必要なのでしょうか。

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15万マイルあれば、正規価格202万円のファーストクラス航空券が入手できるという結果になりました。ここで1マイルの価値を計算してみましょう。

2,022,050÷150,000=13.48

つまり、ANAマイルをファーストクラス特典航空券に交換した場合、1マイルの価値が13.48円になるということです。

同日同時刻のビジネスクラス航空券の場合はどうでしょうか。ビジネスクラスの航空券は価格に少し幅がありますが、最安値で625,050円です。それに対して特典航空券の必要マイル数は85,000マイルです。今度は燃油サーチャージ等も考慮に入れて、厳密に計算してみます。

(625,050-31,490)÷85,000=6.98

成田ーニューヨークビジネスクラス特典航空券をANAマイルに交換した場合、1マイルの価値は6.98円です。
同様にエコノミークラスの特典航空券をANAマイルに交換した場合を計算すると、1マイルの価値は1.79円となりました。このように、使い方によってANAマイルの価値に大きな差ができることが分かります。

ANAマイルを特典航空券に交換する場合、ANAマイルの価値は一定ではないということがわかりました。それならば、せっかく貯めたANAマイルですので、1マイルの価値は最大に利用したいところでしょう。路線や時期、搭乗クラスによって航空券の価格は大きく違います。ですから自分が欲しいと思う航空券を特典航空券に交換した場合の1マイルの価値を、まずは計算してみて下さい。

マイルの使い方について

ANAマイルの価値が最も大きくなる使い方はなんでしょうか。
ANAマイルの使い方として、特典航空券の他にもうひとつ「ANA SKYコイン」に交換するという使い方もあります。ANA SKYコインに交換したあと、結局は航空券を買いますので、「航空券に交換する」場合と同様に考えてよいでしょう。

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表を参照してください。ANAゴールドカードの保有者が一度に5万マイル以上交換した場合は、1.6倍のレートが適用されるとあります。つまり、1マイルが1.6円の価値になると言い換えることができます。

マイルを航空券に交換する場合、1マイルの価値が高い順番は以下の通りです。
国際線ファーストクラス特典航空券(13.68円)
国際線ビジネスクラス特典航空券(6.98円)
国際線エコノミークラス特典航空券(1.78円)
国内線特典航空券(1.5円~2円)
ANA SKYコイン(1.6円)

国内線の場合は、特典航空券に交換すると1マイルの価値が1.5円ほどになってしまうこともあります。その場合は、直接特典航空券に交換するより、いったんSKYコインに1.6倍レートで交換してから、航空券を購入した方がお得ということになります。マイル価値の計算は、ANAマイルの価値を知るためにとても大切ですので忘れないようにしましょう。

航空券以外のマイルの使い方について

上述のようにANAカードで貯めたマイルの使い方は、特典航空券に交換した方が1マイルの価値は高くなります。航空券以外に交換すると、どんなに頑張っても1マイルの価値は1円以下にしかならないからです。どうしても飛行機に乗る時間がない、ANAマイルの有効期限がもう切れてしまう、という場合だけ、ANAマイルの使い方として「特典航空券へ交換する」以外の使い方を考えましょう。

1マイルの価値が1円になる交換先は以下の通りです。

楽天Edy
nanaco
Suica
楽天ポイント
Tポイント

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ANAカードで貯めたマイルの使い方で特典航空券への交換以外であれば、以上の電子マネーやポイントが無難でしょう。これらの電子マネーやポイントは使い勝手も悪くありませんし、ほぼ現金と同様に使えます。電子マネーやポイントではなく、どうしても換金したいのであれば、Tポイントに交換してジャパンネット銀行振込ということもできます。

しかし図のとおり、現金化した場合1万マイルは8,500円にしかなりません。1マイルの価値が0.85円にまで下がってしまうということです。ANAカードで貯めたマイルの使い方は、よほどの理由がない限り現金にすることは避けましょう。

ANAカードはどれを選ぶか

ANAマイルを貯めるためのANAカードは年会費とマイル移行費用はセットで考えましょう。
ANAカードは、年会費をだけで考えると、どのANAカードがお得なのかよく分かりません。ANAカードを保有する目的が「マイルを貯めるため」であれば、マイル移行費用と年会費はセットで考えなくてはいけません。ANA一般カードとANAワイドカードは、年会費を払っているだけではマイルに交換できません。
例として、ANA VISAカードの各グレードで「マイ・ペイすリボ+WEB明細」を利用して年会費割引を受けた場合を比較してみます(税別)。

ANA VISA Suicaカード
年会費751円+移行費6,000円=6,751円
ANA VISAワイドカード
年会費6,275円+移行費6,000円=12,275円
ANA VISAワイドゴールドカード
年会費9,500円+移行費0円=9,500円

毎年ANAカードで貯めたポイントをANAマイルに移行する場合、VISAでマイ・ペイすリボ+WEB明細を併用すると、ANAワイドカードよりANAワイドゴールドカードの方が総コストが安くなることが分かります。(「毎年ではなくポイント有効期限が切れる年だけマイルに交換する」という方法であれば、マイル移行費は抑えることができます)。
ANAワイドゴールドカードとANA一般カードとの総コストの差もわずか2,749円です。
ANAワイドゴールドカードの毎年の継続ボーナスの+1,000マイルと、マイル還元率の違い、旅行傷害保険やその他の特典を考慮すると、ANAワイドゴールドカードとANA一般カードの総コスト差の2,749円は、それほど気になる金額ではないでしょう。
ですからANAカードでマイルを貯める場合は、年会費とマイル移行費用はセットで考える必要があります。

まとめ

ANAカードで貯めたマイルの使い方は大きく分けると2つあります。「航空券に交換する」と「航空券以外に交換する」です。しかしマイルはやはり「航空券に交換する」という使い方がもっともお得です。貯めたマイルの価値が1マイル何円になるのかを必ず計算して使いましょう。自分が利用したい特典航空券の1マイル価値がいくらになるのか、しっかり計算してみましょう。ANAカードで貯めたマイルの使い方で特典航空券以外への交換は、マイルの価値が下がりますので、なるべくなら避けた方がいいと思います。

ANAカード:ゴールドカードのメリットについて

ANAカードのプレミアムポイントとは?マイルとどう違うの?


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