セゾンカードを解約したら今まで貯めてきた永久不滅ポイントはどうなるのでしょうか。
今回は「セゾンカードを解約したらポイントがどうなるのか」についてと、セゾンカードの解約方法、セゾンカードを解約するときの注意点についてみていきたいと思います。
セゾンカードを解約したらポイントはどうなるのか
一般的にクレジットカードを解約した時点で、そのクレジットカードで貯めたポイントが残っている場合、ポイントは失効されます。ですから、クレジットカードを解約するときには、貯まったポイントを使い切ってから解約するのが鉄則です。
セゾンカードの場合も、セゾンカードを解約してしまうとせっかく貯まった永久不滅ポイントの交換ができなくなってしまいます。ポイントを利用してから解約するようにしましょう。
ただし、解約するものとは別に同じ名義の永久不滅ポイント対象のセゾンカードを持っている場合、ポイントは合算されるので、ポイントがある状況で解約しても問題ありません。再入会で取得したセゾンカードが、以前に解約したものと同一名義と確認された場合はポイントは永久不滅なので復活します。また、セゾンカードを解約した場合のポイントは付与する先がないため失効状態になります。
まとめると『解約したセゾンカードのポイントは失効状態ではあるが、再入会したセゾンカードが同一名義ならばポイントは復活する』ということです。
セゾンカードの2つの解約手続き方法と注意点について
セゾンカードの解約方法
クレジットカードをたくさん持っていても、全てを完璧に使いこなし、管理もできているのであれば問題はありません。しかし、もし利用していなくてただ持っているだけのクレジットカードがあるなら解約すべきでしょう。クレジットカードの申込み時はいろいろなプロセスがあったり時間もかかったりするので面倒な部分もありますが、解約は意外と簡単です。
ここからセゾンカードを例にクレジットカードを解約する方法を説明します。
①インフォメーションセンターへ電話して解約する
セゾンカードのインフォメーションセンターに電話して解約する場合は、オペレータに解約の意思を伝え、簡単な本人確認とカード情報の確認をします。確認が取れればすぐに解約ができます。
セゾンカードは「はさみで切ってください」などの案内があるのでそれに従います。郵送で送り返すといった必要はありません。
②セゾンカウンターで申請して解約する
セゾンカウンターに直接行って対面での解約もできます。その場合はセゾンカードと身分証明書(運転免許証など)を持って行き提示する必要があります。
どちらの方法でも、申請した即日に解約することができます。電話であれば「電話代」や「時間」を取られますが、それ以上の負担はありません。
セゾンカードの解約時に注意したいことについて
セゾンカードの解約は簡単な上、携帯電話の解約時のような違約金も発生しません。利用者にとってデメリットはほとんど無いように思えますが、注意したいことがいくつかあります。セゾンカードで貯めたポイント以外の注意点についてみていましょう。
①家族カードが自動的に退会になる
家族カードのように、セゾンカードに付随しているカードがある場合、セゾンカードを解約するとそれらも利用できなくなってしまいます。
家族カードとは、セゾンカード契約者の家族が持てる、会員本人の持つセゾンカードと同じ機能があるカードです。
家族カードは、元の契約者のセゾンカードに紐づけされているカードですので、元の契約者のセゾンカードを解約手続きしてしまうと家族カードも退会となり、家族会員の人も利用できなくなります。
②ETCカードが使えなくなる
ETCカードは現金での決算をする事なく高速道路や有料道路の料金所を通過できるカードです。ETCカードで通過した料金はカード利用分と合算されて請求されます。
このETCカードも家族カードと同様に元の契約者のセゾンカードに紐づけされたカードです。元の契約者のセゾンカードを解約してしまうと自動的にETCカードも解約となるので、利用ができなくなります。
③公共料金等の毎月の支払い
公共料金や通信費、携帯電話料金などの毎月の支払いをセゾンカードで支払う設定にしてある場合、解約する前に変更しておきましょう。
携帯電話会社や公共料金の窓口には、カード会社からセゾンカードを解約したという情報が連携されることはありません。なので、解約をしてそのまま何も連絡をしないと、携帯電話料金や公共料金の支払いが出来なくなってしまいます。
支払方法の設定を解約したセゾンカードのままにして長期的に支払いがされない状態になれば「延滞」扱いになり、数年間CICなどにブラックとして記録が残ってしまうことがあります。そうなると他のクレジットカードの申し込みができなくなったりローンが組めなくなったりと、思わぬ影響を及ぼしてしまう可能性があります。
セゾンカードを解約する場合は、自分自身で携帯電話会社や公共料金の窓口へ問い合わせをして、別のクレジットカードで支払うように変更する手続きが必要です。
④利用残高の支払い
セゾンカードを解約する時点でまだ支払いが終わってない利用分がある場合でも、セゾンカードの解約手続きは可能です。
また、利用残高がある場合に解約をしても、セゾンカードの場合は今まで通りの支払いを続けることができます。解約時に一括で支払う必要はなく、リボ払いを継続できるということです。
セゾンカードは解約手続きをした時点で利用出来なくなりますが、残債がなくなるまでクレジットカード会社から請求が来るので今までと同じように支払いをしていくことができます。
ただ、引き落し用口座の残高には注意をしましょう。解約したセゾンカードでも、引き落しがされずに支払いが滞れば延滞扱いになり、他のクレジットカードの申し込みやローン利用に影響することがあります。
今までリボや分割払いで支払いをしていた場合は残債についても今まで通りリボや分割での支払いが可能です。また、一括払いでまとめて支払いがしたい場合は、退会の手続きの際にその旨をオペレーターに伝えれば一括で支払えるように手配してくれます。
セゾンカードの解約情報は、個人情報保護機構に5年間記録として残るので、なるべく残債が無い状態で退会した方が今後のクレジットカードを作る際の審査には有利になります。残債が全て終了するか解約時に一括返済をした方が良いでしょう。
⑤短期間で入退会を繰り返すとクレジットカードが作れなくなる
入会特典が欲しくてセゾンカードを作ったものの、クレジットカードを使わないので解約したいと入会から時間をあけずに、すぐに退会することはやめましょう。
作って間もないクレジットカードを解約するのはクレジットカード会社の心象を悪くしてしまう可能性があります。将来的にまたセゾンカードを利用することがあるかもしれないのであれば、最低でも6ヶ月は利用してから解約した方が今後のためです。
なぜなら、クレジットカードを入会・退会したという情報は、個人信用情報機関に記録として5年間残り、ここに早期退会したという情報が残っていた場合には、今後のクレジットカード審査に影響が出てくるからです。
クレジットカード会社としては、クレジットカードを一枚作製するのにも多額のお金がかかっており、クレジットカードの入会特典もこれからクレジットカードを使ってくれるお客さんを増やすための先行投資ということになります。なので、個人信用情報に早期退会が多く記載されている人にはクレジットカードを発行したくないというのが理由です。
入会特典目当てでセゾンカードを作成し、セゾンカードの利用頻度が少ないという場合でも、入会から1か月や2か月程の早期での退会は控えて最低でも半年から一年は保持しておくと良いでしょう。
まとめ・使わないクレジットカードは解約しよう
セゾンカードを解約した場合のポイントは付与する先がないため失効状態になります。ただし解約するものとは別に、同じ名義の永久不滅ポイント対象のセゾンカードを持っている場合はポイントは合算されますので、ポイントが残っているままで解約しても問題ありません。再入会で取得したセゾンカードが、以前に解約したものと同一名義と確認された場合はポイントは永久不滅ポイントですので自動的に復活します。
もし全く使っていないクレジットカードがあったら、解約しておきましょう。必要なクレジットカードのみ持つようにしておいた方がいいでしょう。ただ、年会費無料で自動付帯の旅行傷害保険が付いているならば持っていても損はありません。
クレジットカードを持ちすぎていると、以下のようなデメリットがあります。
悪用された時のリスクが高まる
不要なクレジットカードを持っていることで悪用された時にリスクが高まります。
クレジットカード審査に通りにくくなる
クレジットカードをたくさん持ちすぎると、クレジットカードの審査に通らなくなることがあります。これはクレジットカードを発行する度に与信枠が減っていくからです。与信枠というのは、その人の利用限度額のようなものです。例えば、与信枠が1,000万だった場合に限度額100万のカードを発行すると、与信枠は900万になるというようなイメージです。
クレジットカードが多いと与信枠が減っていくので、クレジットカードの審査に落ちやすくなってしまうということです。
自分の与信枠がいくらなのかを知ることはできません。また、与信枠はクレジットカード会社によって違うことがあります。審査の厳しいクレジットカード会社であれば、複数枚のクレジットカードを持っていると審査に落ちることもあるでしょう。
以上のようなことが起こり得ますので、使っていないクレジットカードを持っていてもデメリットにしかなりません。使わないクレジットカードはきちんと解約しておきましょう。
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