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ANA学生カード保険内容:海外旅行保険内容は不十分!他社カードで補てんしておこう

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ANAカードには学生の間にしか作れない学生専用のANA学生カードがあります。
またANA学生カードには3種類あります。JCBがら発行されているANA JCBカード(学生用)と、三井住友カードから発行されているANA VISAカード(学生用)、ANA MasterCardカード(学生用)です。
学生でも一部の一般のANAカードを作ることはできますがANAカードの年会費やその他の条件をみますと、ANA学生カードの方が特典が多く付帯されていますので、学生さんであれば学生用ANAカードを所持する方がおすすめです。
ANA学生カードには海外旅行保険が付帯されています。今回>はこのANA学生カードの保険内容で、海外旅行へ出掛けても補償は十分か、もし保険内容が十分でない場合どのように補てんするかについて考えてみましょう。

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ANA学生カードの海外旅行傷害保険の内容について

ANA学生カードの海外旅行傷害保険で補償されている内容は以下のとおりです。

傷害死亡:1000万
傷害治療:なし
疾病治療:なし
賠償責任:なし
携行品損害:なし
救援者費用:100万

海外旅行傷害保険の内容について

次に海外旅行傷害保険で一般的に保障されている保険内容がどんなものかみていくとともに、どのくらいの補償額があれば安心して海外旅行へ行けるのか考えてみましょう。

傷害死亡・後遺障害
海外旅行期間中に事故による死亡、ケガをして後遺症が残ってしまった場合の補償金にあたります。ただし補償対象となるのは「不慮の事故」のみです。ケンカや飲酒運転、他にもスカイダイビングなど危険なスポーツ中の事故などは補償されません。

傷害治療費用
事故でケガをした時の治療費用などが補償されます。補償対象外となる事例は死亡・後遺障害と同様です。

疾病治療費用
海外で突然発症することが多い病気は感染症や盲腸、心臓や脳の病気などといわれています。このような疾病の治療・入院費用が補償されます。ただし虫歯や歯周病などの歯科疾病は補償対象外です。歯科疾病は予測できますので、海外旅行前に治療しておきましょう。

賠償責任
故意でなく他人にケガをさせてしまったり、他人の所有するものを壊してしまって賠償・弁償することになった場合に補償されます。その損害賠償額が補償されますし、裁判になってしまった際はその訴訟費用まで補償されます。

救援者費用
救護者費用に該当するものは、まず第1にクレジットカードの所有者が遭難した際の捜索や救助にかかる費用です。
特に重要なのが、事故や病気の報せを受けた家族が現地に行くための渡航費や宿泊費、そして国内の病院などへ搬送するための費用も補償対象になっているところです。病人やけが人を搬送するにはチャーター機が必要になりますので、この救護者の補償がなければ、大変高額な出費が必要になります。

携行品損害
万が一持ち物が盗難にあってしまった時の補償、または不慮の事故で持ち物が破損してしまった際の補償がこの携行品損害補償です。
ただし置き忘れや紛失、外装に傷がついた程度の軽度な損傷、サビや変色などの自然な損耗は補償されません。また、カードや書類などの損害額が算定できないものや現金、金券類も補償対象ではありません。

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クレジットカードの付帯保険で大切なこと

クレジットカードには付帯特典として海外旅行傷害保険が含まれるカードが多くあります。クレジットカードに十分な補償額の海外旅行傷害保険が付帯されていれば、別に保険に加入する必要がなく海外旅行費用の節約にもなります。
クレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険で最も大事なことは2つあります。
1.傷害治療・疾病治療の保険金額が一番大事で、これらの金額が多い方が良い。
2.クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険は自動付帯を選ぶ。

1.海外旅行に行くにあたって最も必要な補償は「傷害・疾病」です。実際に海外旅行で死亡する例は少なく死亡保険の金額にはほとんど意味がりません。
他社の海外旅行保険付きクレジットカードを複数枚所有していると、死亡・後遺障害以外の保険金は複数のクレジットカードの補償額を合算して請求できます。傷害によって死亡したり後遺障害が起きた場合は、複数持っているクレジットカードのうち最も金額の高いものを限度として支払われますので「死亡・後遺障害で1億円」というプレミアムクラスのクレジットカードを何枚所有していても1億円以上は補償されません。そもそも自分が死んでしまったら、いくら大金をもらえても仕方がないでしょう。
それに対して、「傷害・疾病治療」「賠償責任」「携行品被害」「救援者費用」の場合は、実際にかかった費用を上限として、補償金額は所持するクレジットカードの枚数によって加算されていきます。たとえば傷害・疾病治療費の保険金額200万円というクレジットカードを5枚持っている人は、1000万円までの治療費が補償されることになりますので、異常に高額な海外での長期入院治療費もまかなうことができるでしょう。
【ジェイアイ傷害火災 海外での事故例】
海外では300万400万の治療費は当たり前です。1千万すらいくつも事例が見つかります。このように高額治療費は保険に入っていなければ支払うことはできないでしょう。アメリカ人の破産原因の多くはこの高額治療費といわれています。この高額な医療費をカバーすることの方が、死亡保険金額の多さより大事です。

2.上述の複数クレジットカードの「傷害・疾病治療費」を加算していくにためには、付帯条件が「自動付帯」でないと都合が悪いことがあります。
クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険には「利用付帯」と「自動付帯」の2種類があります。
「利用付帯」という条件のクレジットカードは、自宅を出発してから日本を出国するまでの公共交通機関を当該クレジットカードで決済するか、あるいは旅行代金そのものを当該クレジットカードで事前に決済しておく必要があります。ですから複数の利用付帯カードをいくつもいくつも加算していくのは実際困難でしょう。
これに対して「自動付帯」のクレジットカードであればクレジットカードの名義人が海外旅行に行きさえすれば、無条件で保険が付帯されますので、クレジットカードを保有さえしていれば補償の対象になります。
「自動付帯」のクレジットカードは、たとえ一度もそのクレジットカードで決済したことがなくても、旅先にそのクレジットカードを持っていかなくても、保険が適用されます。

ANA学生カードの海外旅行傷害保険は全く不十分

上述の「クレジットカードの付帯保険で大切なこと」の内容から考えてANA学生カードの海外旅行傷害保険の補償内容では全く足りないことがお分かりになるでしょう。
海外旅行傷害保険でもっとも大切なのは「疾病・障害治療費」であるにもかかわらず、ANA学生カードではこの「疾病・障害治療費」の補償金額は0円です。
ANA学生カードの海外旅行傷害保険の補償内容では、海外旅行傷害保険の補償は全く足りませんので、海外旅行に行く場合は、複数のクレジットカードを所持してその保険内容の補償の合算で補うか、各損害保険会社の市販の海外旅行傷害保険で補う必要があります。

ANA学生カードの海外旅行傷害保険の足りない部分をどう補うか

前述しましたが、ANA学生カードの海外旅行傷害保険の足りない部分は、複数のクレジットカードを所持してその保険内容の補償の合算で補うか、各損害保険会社の市販の海外旅行傷害保険で補うことになります。
海外旅行傷害保険の自動付帯のクレジットカードを複数持つのであればクレジットカード発行会社が重複しないようにしましょう。同一のクレジットカード発行会社では保険金が加算されない場合があります。
クレジットカードの裏面に書いてある「お問い合わせ先」がそのクレジットカード発行会社になります。JCBのマークがついているからといって、JCBが発行しているとは限らないことに注意しましょう。
またクレジットカードの付帯保険ではカバーされない分野があるので、それについても保険をかけたい場合はAIU等の通常の保険に加入する必要があります。それらは「疾病死亡」「航空機預託手荷物遅延」「航空機遅延」などです。ただしこれらの補償を単独で付けられる保険はほぼありませんので「傷害・疾病治療」の補償と併せての保険加入となります。また車の運転中の傷害補償は対象外となることがほとんどですので、レンタカーに乗るのであればレンタカーの保険にも入る必要があるでしょう。
またクレジットカードの海外旅行傷害保険では補償期間は30日~90日ほどですので長期旅行であれば途中で補償がきれてしまします。

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まとめ

ANA学生カードに付帯されている海外旅行傷害保険では、海外旅行へ出掛けても補償は不十分であることが分かりました。
クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険で重要なことは「傷害・疾病治療費が高いこと」「自動付帯であること」が重要で、学生さんであれば「年会費無料であること」も考えた方が良いでしょう。この3つの条件を満たすクレジットカードをANA学生カードとは別に所持することをおすすめします。
他社の海外旅行保険付きクレジットカードを複数枚所有していると、死亡・後遺障害以外の保険金は複数のクレジットカードの補償額を合算して請求できます。死亡・後遺傷害保険金は、複数のクレジットカードのうちで最も高い補償金額が保険金の支払い限度額となります。
海外旅行前にクレジットカードの補償金額がいくらなのかを必ず確認し、足らない分はその他の損害保険で補てんしておきましょう。

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