クレジットカードポータル

クレジットカードの解約方法は、各クレジットカード会社によって多少の手続きの違いがあります。
ANAカードの解約方法は、どのようになっているでしょうか。ANAカードを解約するのに適切な方法をお伝えします。

ANAカードは提携カードですので、ブランドによって発行元のクレジットカード会社が異なっています。発行元のクレジットカード会社が違うということはANAカードはブランドごとに解約の仕方が違っているということです。
ANAカードを解約するときに後悔しないためにしておくべきことと、ブランドごとのANAカードの解約方法についてみていきましょう。

ANAカードを解約するという意味

ANAカードを解約するということは、ANAのクレジットカードをこれからさき使用することができないようにしてしまうということです。ANAカードいったん解約してしまうと、現在所持しているクレジットカードは今後二度と使用できなくなります。ANAカードを解約する以外に、ANAカードの使用を一時的にやめることができる「ANAカードの利用を一時停止する」という方法がありますが、このANAカードの利用を一時停止するということは、ANAカードを解約したことにはなりませんので、気をつけましょう。

ANAカードを一旦解約してしまってからもう一度ANAカードの申し込みをした場合、ANAカードの発行はしてもらえますが、以前使用していたANAカードのクレジットカード番号は使えませんし、クレジットカードの利用期限も変わってきますので、その点を理解しておきましょう。

ANAカードを解約する前に確認しておくべきこと

ANAカードを解約する前に、数点、確認しておかなくてはならないことがあります。この確認事項を忘れたままANAカードを解約しまうと、先々、思わぬトラブルになりますので、ANAカードを解約する前には以下の事項を必ずチェックしておきましょう。

ANAカード利用の未払い金がないか

ANAカードを決済で利用していた場合には、分割払い、リボ払いなどの支払いが残っていることがあります。ANAカードを解約する前に未払い金がないか必ず確認して、もしまだ未払い金があれば、ANAカードを解約する前に支払いを済ませておきましょう。

ANAカードを解約するときにクレジットカードの未払い金が残っていると、未払いの残金を一括請求される場合と、クレジットカード解約後も未払い金の請求が続いてしまう場合があります。

ANAカードの自動引き落としの設定の変更

ANAカードを利用して公共料金などの自動引き落としを設定していた場合は、ANAカードを解約したときに、これらの支払いがすべて止まってしまい、結果的に支払いを滞納してしまうことがあります。
ANAカードを解約する前に必ず、自動引き落としの設定をすべて別のクレジットカード、または銀行口座などに変更する手続きをしてからANAカードを解約するようにしましょう。

ANAマイレージクラブへ解約するANAカードのマイルを移しておくこと

ANAカードは解約した時点で自動的にANAマイレージクラブ(AMC)も解約することになります。ANAカードを解約する前になにも措置を講じていないと解約したANAカードに付与されていたマイルが全て失効してしまいます。マイルの失効を防ぐためにANAマイレージクラブ会員に登録して、解約するANAカードのマイルを移しておきましょう。

ANAマイレージクラブへマイルを引き継ぐ2つの方法について
①ANAマイレージクラブ・サービスセンターに電話する
②問い合わせフォームで申請する
問い合わせフォームは時間がかかってしまうことがありますので電話で申請することをおすすめします。申請時には電話オペレーターが対応してくれるので、ANAマイルについても疑問点を質問してみるとよいでしょう。

電話や問い合わせフォームから解約するANAカードのマイルの移動を申請すると、クレジット機能がついていないANAマイレージカードを発行してもらえます。発行してもらったクレジットカード機能がついていないANAマイレージカードにマイルの移行を依頼すれば、マイレージ番号(顧客番号)は変更されずにマイルの移行ができます。

ANAカードの解約方法について

ANAカードの解約方法は、基本的にすべて電話で解約申請をするようになっています。クレジットカードの発行会社によって電話する場所が異なりますので、実際にどこに電話をして解約申請すればよいのかをみていきましょう。

ANA JCBカード、ANA To Me CARD PASMO JCBの解約方法

ANAカードのなかで国際ブランドがJCBのANAカードは、JCBがANAにかわって発行している提携カードです。ですからANA JCBカード、ANA To Me CARD PASMO JCBを解約するためには、JCB変更受付デスクへ電話をかけ解約申請をして下さい。

JCB変更受付デスク
https://www.jcb.co.jp/renraku/henkou.html
0120-800-962
携帯・PHS:0570-00-5552
受付時間9:00-17:00 (日・祝・年末年始休)

ANA Visaカード、ANAマスターカード、ANA Visa Suicaカード、ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカードの解約方法

ANAカードのなかで国際ブランドがVisa、MasterCard(マスターカード)のANAカードは、三井住友カードから発行されている提携クレジットカードです。ANA Visaカード、ANAマスターカード、ANA Visa Suicaカード、ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカードを解約するためには三井住友カードFORYOUデスクに電話をかけ解約申請をして下さい。

三井住友カードFORYOUデスク
https://www.smbc-card.com/mem/info/info_telguide.jsp
0570-004-980
東京:03-6627-4137
大阪:06-6445-3501
受付時間9:00-17:00 (12月30日-1月3日を除く)

ANAダイナースカードの解約方法

ANAカードのなかで国際ブランドがダイナースクラブのANAカードは、ダイナースクラブから発行されている提携クレジットカードです。これらのクレジットカードを解約するためには、ダイナースクラブコールセンターに電話をかけ解約申請をして下さい。

ダイナースクラブ コールセンター
https://www.diners.co.jp/ja/contact/
0120-369-527
海外:+81-45-287-1569
受付時間 9:00～20:00／年中無休

ANAアメリカン・エキスプレス・カードの解約方法

ANAカードのなかで国際ブランドがアメリカン・エキスプレスのANAカードは、アメリカン・エキスプレスから発行されている提携クレジットカードです。これらのクレジットカードを解約するためにはアメリカン・エキスプレスのメンバーシップ・サービス・センターへ電話をかけて解約申請をして下さい。

メンバーシップ・サービス・センター
https://www.americanexpress.com/japan/contents/sitehelp/contactus.shtml
0120-965-877
ゴールド・カード:0120-958-677
受付時間 9:00～17:00／年中無休

ANAカードを解約した後、必ずANAカードの破棄をする

ANAカードを解約した後で、所持しているクレジットカードを必ず破棄しましょう。
クレジットのカードの破棄をきちんとしなかった場合、第三者にクレジットカードの情報を盗み取られてしまうことがあります。下記の手順に沿ってICチップの部分と磁気データを壊しておきましょう。

磁気データを読み込まれないようにするために
磁気データを読みこまれないようにするためには、磁気テープと呼ばれる部分をはさみで切っておきましょう。
クレジットカードの裏面の茶色い線の部分を切ることで磁気データは読み込まれなくなります。二つにハサミできるだけでは不十分ですので、なるべく細かくハサミをいれましょう。

ICチップを読み込まれないようにするために
クレジットカードの券面に、金色の四角い部分があります。これがICチップです。このICチップからも個人情報のデータを読みこまれてしまうことがありますので、このICチップの部分も読み込まれないようにハサミで必ず切っておきましょう。

ANAカード解約後のクレジットカードのポイントと家族カード及びETCカードについて

ANAカードを解約するとポイントや家族カード、ETCカードはどうなるのでしょうか。

クレジットカードのポイントはANAカード解約時に消滅します。
ANAカードを解約するときに、そのクレジットカードに付与されていたポイントは全て消滅します。これは、すべてのクレジットカード会社で共通です。クレジットカードを解約するとクレジットカードのポイントは消滅するので、クレジットカードのポイントが貯まっていればANAカードを解約する前にすべて使ってしまいましょう。
ANAカードは、マイルへ還元するとき還元率が高いクレジットカードです。ですからANAカードを解約する前にポイントを消費する場合は、ポイントをANAマイルに交換してはどうでしょうか。

ETCカードはANAカードを解約するとき、同時に解約されます。
ETCカードはANAカードのサービスのひとつですのでANAカードを解約すると同時にETCカードも解約することになります。ANAカードを解約したら、ETCカードも忘れずに破棄しましょう。

ETCカードにもクレジットカードと同じように個人情報が記されているので、個人情報が読み取られないように、ETCカードもANAカードと同じようにハサミを入れて破棄しましょう。

ANAカードを解約するとき、家族カードは同時に解約されます。
契約したクレジットカードの追加カードである家族カードも、ANAカードの解約するとに同時に解約することになります。家族でANAカードを利用していたなら、家族カードの破棄も忘れずに行いましょう。

三井住友カードの追加カードである銀聯カードも、同時に解約されます。
ANAカードのなかで、三井住友カードから発行されたクレジットカードは、追加カードで銀聯カードを発行することができます。 銀聯カードも、ANAカードを解約すると同時に解約されます。追加カードで銀聯カードを利用していたら、ANAカードの解約をすると利用することができなくなりますので注意が必要です。また、ANAカードを解約っしたあとは、銀聯カードも他のカード同様ハサミを入れ、破棄して下さい。

ANAカードの解約方法と後悔しないためにANAカードの解約前後にやっておくことをみてきました。これに従ってすみやかにANAカードの解約を行いましょう。くれぐれもANAカードのマイルの移行は忘れないで下さい。