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クレジットカードの発行枚数を増やすには:複数枚所持のための注意点について

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クレジットカードの発行枚数は、日本国内では「2億5,979万枚」であると2014年に公表されました。クレジットカード利用できる有効年齢で計算すると、1人当たり2枚以上所持している計算になります。
個人が利用するクレジットカードの発行枚数には制限はありませんし、海外旅行に出かける際は異なる国際ブランドのクレジットカードを、複数枚所持しておくことが基本となっています。
けれども無計画に複数のクレジットカードを発行すると、大変なことになりかねません。今回は個人が所有するクレジットカードの発行枚数が複数である場合の注意点について詳しくみていきましょう。

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クレジットカードの発行枚数が複数枚の場合の注意点

クレジットカードの審査について
現代はクレジットカード時代です。各クレジットカードによって付帯特典が違いますので、用途に応じて「クレジットカードを複数持ちたい」と考えている人は多いでしょう。
けれども、多くの数のクレジットカードに申込んだ場合、クレジットカード審査に通過できるのか心配になります。まずはクレジットカードの発行枚数が多くてもクレジットカードの審査を通過できるのか、注意点からみていきましょう。

返済能力に問題がなければクレジットカードの発行枚数は関係ない
複数のクレジットカードを所持することはできます。返済能力に問題がなければ4枚でも、5枚でもクレジットカードの発行枚数を増やすことができます。
クレジットカード審査に通過するための、最も重要な条件は以下のとおりです。

安定した収入があること
クレジットカードの審査では「安定した収入=返済能力」と考えられます。例えば、年収が100万円の人が3枚のクレジットカードを利用して、返済ができるのかを考えてみましょう。
年収100万円であれば、月々約8万円の収入がある。
家賃が3万円必要な場合は、残りのお金は5万円。
生活費その他の支払いを考えると、クレジットカードの支払いは無理がある。
このような状況が簡単に考えられますので、年収100万円で独り暮らしの人では、1枚のクレジットカード審査でも通るのは難しいでしょう。

上述のように、クレジットカードの発行枚数を複数にするには、ある程度の収入がなければ返済能力がないと判断されてしまいます。ですのでクレジットカードの発行枚数を多くしたい場合の最低必要な年収は、200万円以上と考えられます。
ただし次のような属性条件も関係してきますので、年収が200万円あればクレジットカードを複数所持できるとは言い切れません。

1:独身で親と同居
2:独身でアパート暮らし
3:既婚で親と同居
4:既婚で借家暮らし
「1:独身で親と同居」の条件が、クレジットカード審査の通過には有利でしょう。その理由は、家賃が不要で食費も親が負担していれば、収入の100%を自分で使うことができるからです。
一方で「4:既婚で借家暮らし」であれば、クレジットカード審査の通過は厳しいでしょう。収入から家賃と生活費が支払われますので、「1:独身で親と同居」の条件と比較すると、返済能力は低いと判断されるでしょう。
クレジットカード会社はクレジットカード利用者の返済が滞らないためにクレジットカード審査時に、申込者の収入から毎月支払わなければならないお金がいくらで、自由に使えるお金がいくらあるのかを知っておく必要があります。

個人がクレジットカードの発行枚数を増やしたい場合は、それなりの収入がないとクレジットカード審査の通過が難しいです。また収入以外の属性も審査されますが、目安としては年収200万円は必要であると思われます。

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クレジットカードの発行枚数を増やすためのコツについて

個人がクレジットカードの発行枚数を増やすことは可能なことですが、それにはコツがあります。闇雲にクレジットカードの申込をすると、クレジットカード審査に落ちる可能性は高くなります。クレジットカード審査を無事に通過してクレジットカードの発行枚数を増やすことができる、3つのコツについてみていきましょう。!

1.一度に複数のクレジットカードを申込まない
先ず1つ目は「一度に複数のクレジットカードを申込まない」ということで、これは最近特に重要な事項になっています。
その理由は、複数のクレジットカード会社に同時期に申込んでしまうと、クレジットカード会社は次のように考えます。

・入会ポイント目的のクレジットカードの申込ではないか
・お金に困っている人ではないか
近年各クレジットカード会社では顧客獲得のための「入会ポイントサービス」を展開しています。クレジットカードに新規入会すれば、入会時に7,000円分~8,000円分相当のポイントが付与されるという特典ですが、この入会ポイントのみを集める人がいます。
クレジットカード会社としては、申込者の今後のクレジットカード利用に期待しての先行投資ですので、入会ポイントだけを受け取って、クレジットカード利用をしない人には困ってしまうところです。
ですから、一度に複数のクレジットカード会社に申込みを行うと、入会ポイント目当てと思われてしまいます。また、お金に困っている人は「クレジットカードの現金化」をするために、複数のクレジットカードに申込むをしますので「お金に困っている人」と思われてしまします。

2.初めに作ったクレジットカードをきちんと利用する
次に大切なのは、初めに取得したクレジットカードの利用実績をしっかり積むことです。
クレジットカードを取得すると、クレジットカード取得情報が信用情報機関に登録されると共に、クレジットカードの利用実績も登録されていきます。このクレジットカードの利用実績は「クレジットヒストリー」(通称クレヒス)と呼ばれ、日本国内でクレジット(借入)を行う際には、全ての金融機関が参照する重要なものです。
1枚目のクレジットカードで良いクレヒスを作っておくことが重要です。
クレヒスが良ければ、2枚目のクレジットカード審査に有利になります。反対にクレヒスが悪いと、クレジットカードの発行枚数を増やすことは難しくなります。
このように、良いクレヒスを作る為には1枚目のクレジットカード利用実績が重要で、適度なクレジットカードの決済利用と確実な返済をしていれば、自然に良いクレヒスができ上がっていきます。
そうすると2枚目のクレジットカード審査に有利な状況になります。逆に利用代金の返済遅延などを繰り返せば悪いクレヒスになりますので、次のクレジットカード審査には通過できなくなってしまいます。まずは1枚目のクレジットカードで正常な利用実績を積んでいきましょう。

3.キャッシング枠は申込まない
クレジットカードの発行枚数を増やすコツとして「キャッシングは申込まない」ことも大切なコツです。キャッシング利用をしないことはクレジットカードの利用で、返済が楽であるというメリットもあります。
クレジットカードのキャッシングは非常に便利ですが、クレジットカードのショッピングとキャッシングでは規制される法律が異なっていますので、クレジットカード審査も2重の審査が行われます。
キャッシングは貸金業法が適用されますので、この法律の中にある「総量規制」が適用されます。「総量規制」とは「年収の1/3以上の貸し出しはしてはいけない」という規制で、キャッシング枠の金額が年収の1/3近くになっていれば、クレジットカード審査に通ることが難しくなってきます。

年収300万円の場合
A社:キャッシング枠 30万円
B社:キャッシング枠 30万円
C社:キャッシング枠 30万円
D社:新規申込みでキャッシング枠20万円の申請は通らない!

例えば上記のように既に3社のクレジットカードを所持していて年収が300万円の場合、既にキャッシング枠の合計が90万円となっています。
この状況で、D社にキャッシング枠20万円でクレジットカードの新規申込みを行うと、合計が110万円となってしまい「総量規制」で定められている年収の1/3の100万円を超えてしまいます。その場合キャッシング枠の減額をされるか、クレジットカード審査自体が通らないということになります。
クレジットカードの発行枚数を増やすには、1枚のクレジットカードにはキャッシング枠があっても良いですが、2枚目以降はキャッシング枠は0円にして申込むことが、クレジットカード審査に通るコツです。

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クレジットカードの発行枚数が多い場合の利用について

ここまでで、返済能力さえあればクレジットカードの発行枚数を増やすことは可能であること、複数枚のクレジットカード審査に通過するためのコツもお判り頂けたと思います。
そしてクレジットカードの発行枚数を増やした場合、クレジットカードを利用するにあたって注意しなければならないことがあります。その重要な注意点を説明したいと思います。

1.リボ払いはできるだけ利用しない
全てのクレジットカードの支払をリボ払いにすると、利用代金の返済がエンドレスになってしまいます。
返済方法をリボ払いにすれば、月々の支払いが一定額になりますのでとても便利なのですが、利用方法は注意しないといけません。

・リボ払いは月々の支払いが楽なので、使い過ぎる傾向にある
・複数枚のクレジットカード全てをリボ払いで利用していると、返済が終わらない可能性もある
・完済までを考えて計画的に利用すれば問題は無い

2.キャッシングの利用はできるだけしない
先ほど「キャッシングは1枚のみ」と書きましたが、その理由は「総量規制」とは別に「返済が2重になってしまうこと」にあります。
クレジットカードは、ショッピング枠の中にキャッシング枠が設定されていることが多いのですが、返済は別々の返済となっています。

ショッピングで10万円利用:リボ払いで月々1万円
キャッシングで10万円利用:リボ払いで月々1万円
月々の返済額合計:2万円
このようにショッピング10万円、キャッシング10万円を利用した場合には、月の返済額は2万円となってしまいます。
もしもクレジットカード2枚で同様の利用をすれば、月々の支払いは4万円と返済金額が倍になります。複数のクレジットカードで、ショッピングとキャッシングの両方を利用すると、このように返済が大変になりますので要注意なのです。
クレジットカードのキャッシングを利用する場合は、必ず返済のことを考えて利用しましょう。

 

まとめ

クレジットカードの発行枚数を増やすことは、安定した収入があれば問題なく可能です。また申込みのタイミングに気をつければ、全てのクレジットカード審査に通過することができます。ただしクレジットカードの発行枚数を増やし、複数のクレジットカードを所持するということは、同時にクレジットカードを使い過ぎてしまうリスクを負うことになりますので、利用方法は計画的にしましょう。
クレジットカードの発行枚数を増やし複数のクレジットカードを持つことは、自制心が強くなければ欲に負けてしまい後々返済が大変になることもあります。最悪の場合は、自己破産など債務整理をしなければ生活ができなくなることも珍しくありませんので、利用には十分注意する必要があります。

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