ライフカードの学生用カードは「学生専用ライフカード」という名称で、海外渡航の機会が多い学生さんにとって利用価値のあるクレジットカードです。
「学生専用ライフカード」は年会費無料のクレジットカードですが、海外旅行保険が自動付帯されています。また「学生専用ライフカード」を海外の買い物で決済利用すると利用金額の5%がキャッシュバックされます。
海外での利用が便利でお得になる「学生専用ライフカード」の海外旅行保険について詳しくみていきましょう。
学生専用ライフカードの海外旅行保険について
学生専用ライフカードに付帯されている海外旅行傷害保険は、手続不要の自動付帯です。
一般的なクレジットカードに付帯されている旅行保険には、自動付帯と利用付帯の2種類があります。自動付帯とは、そのクレジットカードを所持しているだけで補償の対象になりますので特別な手続きは不要です。利用付帯は旅行代金の一部をそのクレジットカードで支払うことで、旅行傷害保険の補償対象となります。ですので旅行傷害保険の補償対象となるために、旅行代金の一部をそのクレジットカードで支払う必要があります。
学生専用ライフカードの海外旅行傷害保険は自動付帯ですので、特別な手続きは必要なく携帯するだけで補償対象となります。
学生専用ライフカードの海外旅行傷害保険は、海外旅行中のケガや病気に関わる治療・入院費、カメラなど携行品の盗難・破損などで生じた損害、その他の賠償責任についても補償されます。さらに学生専用ライフカードの会員期間中は何度海外へ出かけても、この海外旅行傷害保険は適用されます。補償期間は出発日から最大3ヶ月で、補償内容も年会費無料のクレジットカードの最高水準です。
学生専用ライフカードの海外旅行保険の補償内容
傷害死亡・後遺障害:2,000万円
傷害治療費用:200万円
疾病治療費用:200万円
救援者費用等:200万円
個人賠償責任危険:2,000万円(免責金額なし)
携行品損害:20万円(免責金額3,000円)
上記の補償内容が具体的にどんな場合に補償されるのか詳しくみていきましょう。
傷害死亡・後遺障害
補償額:最高2,000万円
海外旅行期間中に事故による死亡、ケガをして後遺症が残ってしまった場合の補償金です。ただし補償対象となるのは「不慮の事故」のみです。ケンカや飲酒運転、他にもスカイダイビングなど危険なスポーツ中の事故などは補償されません。
傷害治療費用
補償額:最高200万円
事故でケガをした時の治療費用などが補償されます。補償対象外となる事例は死亡・後遺障害と同様です。
疾病治療費用
補償額:最高200万円
海外で急に発症することが多い病気は感染症や盲腸、心臓や脳の病気などといわれています。このような疾病の治療・入院費用が補償されます。ただし虫歯や歯周病などの歯科疾病は補償対象外です。歯科疾病は予測できますので、海外旅行前に治療しておきましょう。
賠償責任
補償額:最高2000万円
故意でなく他人にケガをさせてしまったり、他人の所有するものを壊してしまって賠償・弁償することになった、という場合に補償されます。その損害賠償額が補償されますし、裁判になってしまった際はその訴訟費用まで補償されます。
救援者費用
補償額:最高200万円
救護者費用に該当するものは、まず第1にクレジットカードの所有者が遭難した際の捜索や救助にかかる費用です。
特に重要なのが、事故や病気の報せを受けた家族が現地に行くための渡航費や宿泊費、そして国内の病院などへ搬送するための費用も補償対象になっているところです。病人やけが人を搬送するにはチャーター機が必要になりますので、この救護者の補償がなければ、大変高額な出費が必要になります。
携行品損害
補償額:最高20万円(免責3,000円)
万が一持ち物が盗難にあってしまった時の補償、または不慮の事故で持ち物が破損してしまった際の補償がこの携行品損害補償です。最高20万円までが補償されます(免責3,000円)。
ただし置き忘れや紛失、外装に傷がついた程度の軽度な損傷、サビや変色などの自然な損耗は補償されません。また、カードや書類などの損害額が算定できないものや現金、金券類も補償対象ではありません。
他社の海外旅行保険付きクレジットカードを複数枚所有していると、死亡・後遺障害以外の保険金は複数のクレジットカードの補償額を合算して請求できます。(死亡・後遺傷害保険金は、複数のクレジットカードのうちで最も高い補償金額が保険金の支払い限度額となっています。)
学生専用ライフカードの海外旅行保険の足りない部分
学生専用ライフカードの海外旅行傷害保険は、年会費無料のクレジットカードの付帯保険としては最高水準の補償ですが、やや足りないと思われる点もあります。
それは傷害治療費用:200万円、疾病治療費用:200万円の部分です。海外で医療機関を利用すると非常に高額の請求をされることがありますので、200万円では少し心配です。
もう1点、一般の海外旅行保険についている「医療費キャッシュレスサービス」が付帯されていないことです。渡航先の医療機関で受診した場合クレジットカードは利用できませんので、いったん治療費を自分で立て替える必要があります。前述しましたが、海外での受診料は非常に高額で現金で支払うことは難しいでしょう。「医療費キャッシュレスサービス」保険が付帯していれば、現金を持っていなくても医療機関を受診することができます。
学生専用ライフカードにはこの「医療費キャッシュレスサービス」がありませんので、補てんしておきましょう。
その他に、学生専用ライフカードに付帯している海外旅行傷害保険の補償期間は出発から最大3ヶ月ですので、3ヶ月を越える海外滞在の予定がある場合は、他の海外旅行傷害保険に加入の必要があります。また「疾病死亡」(病気で死んでしまった場合)は補償がありません。
また国内旅行傷害保険、ショッピングプロテクション(学生専用ライフカードで購入した商品が、破損、盗難、火災などの損害をこうむった場合に補償される)は付帯していません。
医療費キャッシュレスサービスのあるクレジットカードについて
医療費キャッシュレスサービスがあり、年会費無料のクレジットカードに「エポスカード」があります。またエポスカードの海外旅行傷害保険は自動付帯で、傷害治療費用:200万円(1事故の限度額)、疾病治療費用:270万円(1疾病の限度額)の補償があります。この傷害治療費用と疾病治療費用は、他の所持しているクレジットカードと合算して請求できますので、学生専用ライフカードをメインカード、エポスカードをサブカードとして所持すれば、海外旅行傷害保険は十分だと言えるでしょう。
学生専用ライフカードのその他の特典について
学生専用ライフカードの海外旅行保険以外で海外での利用でお得になる特典についてご紹介します。
海外利用分5%キャッシュバック
海外でのショッピングを学生専用ライフカードで決済利用すると、クレジットカード利用総額(買い物分)の5%がキャッシュバックされます(年間5万円まで)。海外旅行はいろいろとお金がかかりますが、お土産代金の一部でももどってくるのは嬉しいですね。キャッシュバックサービスを利用する場合には、あらかじめウェブサービス『LIFE-Web Desk』への登録・申込みが必要です。
ライフデスク
海外で困ったことが起きた場合、日本語でサポートしてもらえます。
まとめ
学生専用ライフカードは在学中(最大5年間)は年会費無料です。海外旅行傷害保が自動付帯されていますし、海外で学生専用ライフカードを決済利用したら利用分の5%がキャッシュバックされる特典もあります。海外渡航の機会が多い学生さんにとって特に利用価値のあるクレジットカードです。また誕生月はポイント5倍など、大変お得なクレジットカードですので、在学中はぜひ学生専用ライフカードを利用してみましょう。
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