クレジットカードをお得に利用するためには、ポイントの還元率は重要です。
クレジットカードで買い物や公共料金の支払いをすると、クレジットカードの利用金額に応じて、定められた利率がポイントとして還元されます。このクレジットカードのポイント還元率はクレジットカードの種類や発行会社によって異なっています。また、クレジットカードの利用によって貯まったポイントの交換先もクレジットカードの種類や発行会社によって異なります。
クレジットカードの利用で貯まったポイントの交換先には、例えば現金でのキャッシュバック、日用品、食品などの商品との交換、Amazonポイントや楽天ポイント、Tポイントなど他社のポイントへの変換、マイレージへの変換などがあります。
クレジットカードを利用するのであればポイントを効率よく貯めて、貯めたポイントを賢く活用しましょう。そこでクレジットカードのポイントを効率よく貯めるためには、ポイントの還元率についてよく知っておくことが重要です。
クレジットカードのポイント還元率の高いカードについて
クレジットカードのポイントを効率よく貯めるために、まずクレジットカードの利用でなぜポイントが還元されるのかなど、クレジットカードのポイント制度の仕組みをよく理解しておくきましょう。そして、効率よくポイントを貯めるためのコツをしっかり抑えておきましょう。
まずクレジットカードのポイントを効率よく貯めるためには、ポイント還元率の高いクレジットカードを見つけることが大切です。
クレジットカードを使うとなぜポイントがもらえるのか
クレジットカードの利用代金を、一括払いで支払った場合、クレジットカードの利用者がクレジットカード会社に支払う手数料は基本的には0円です。それにも関わらず、クレジットカードの利用金額に応じてポイントがもらえます。
これでクレジットカード会社にはどんな得があるのでしょう。多くの人がクレジットカードのポイント制度をなんとなくうさん臭いと感じてしまうのはこのためでしょう。けれどもクレジットカードのポイント制度には、はっきりした資金源があります。
クレジットカードのポイント制度の資金源はなにか
お客さんがお店でクレジットカードで決済利用すると、お店側はそのクレジット利用金額に応じてクレジットカード会社に3~5%程度の手数料を支払います。
例えば、お客さんがクレジットカードで10000円決済利用した場合、お店は300~500円をクレジットカード会社に支払うことになります。このお店が支払った手数料がクレジットカードのポイント制度の資金源となりますので、つまり自分が10000円クレジットカードで決済利用した場合、50~150円程度がポイントとして自分に還元されるという仕組みです。
ですから、クレジットカードの利用者がクレジットカードの利用代金を一括払いで支払い、クレジットカード会社に1円の手数料を払っていなくても、クレジットカード会社は利益を上げることができます。またクレジットカードのポイント制度を高還元率にすることでクレジットカード会社も多くの人が自社のクレジットカードを使ってくれるというメリットがあります。
これではお店側が一方的に損をしているようにみえますが、お店側もお客さんのクレジットカード利用を可能にすることで、お客さんが買い物をしやすくなり、高額なものも買ってくれるというメリットがあります。お客、店、クレジットカード会社と関係するすべての人にメリットがあるクレジットカードのポイント制度ですので、安心して上手に活用しましょう。
「クレジットカードのポイントが貯まりやすい」の意味
前述の通り、クレジットカードのポイント還元率はクレジットカードの種類やクレジットカードの発行会社によって異なっています。平均してクレジットカードの還元率は0.5%~1.5%のものが多いようです。
では0.5%の還元率のクレジットカードと、1.5%の還元率のクレジットカードで、100万円の支払いをした場合にどれほどの差があるのでしょうか。
0.5%の還元率のクレジットカードで100万円の支払い→5000円分のポイントの付与
1.5%の還元率のクレジットカードで100万円の支払い→15000円分のポイントの付与
以上のようにクレジットカードのポイント還元率の違いで、100万円の決済利用で10000円もの差が生じてしまいます。1.5%のポイント還元率のクレジットカードであれば、0.5%のポイント還元率のクレジットカードに比べて3倍の金額を還元してもらうことができます。つまりポイントが貯まりやすいクレジットカードとは、ポイントの還元率が高いクレジットカードのことです。クレジットカードを作るさいに、ポイントの貯まりやすさを重視するのであれば、ポイント還元率の高いクレジットカードを選んでください。
クレジットカードのポイント還元率の計算方法について
クレジットカードの決済利用で付与される1ポイントの価値は、クレジットカード会社によって異なります。1ポイント=1円の場合もあれば、1ポイント=5円の場合もあります。クレジットカードのポイント還元率を計算するためには、まず各クレジットカードの1ポイントの価値を知る必要があります。
どのようにすればクレジットカードの還元ポイントの1ポイントの価値を知ることができるでしょうか。ポイントの交換先としてギフト券があれば、1000円分のギフト券と交換できるポイントの数を調べて下さい。200ポイントで1000円分のギフト券と交換できる場合は1ポイント=5円の価値があります。1000ポイントで1000円分のギフト券と交換できるのであれば1ポイント=1円の価値があります。
ポイント還元率の計算式は次のようになります。
(1ポイントの価値)÷(1ポイント獲得に必要な金額)×100=ポイント還元率(%)
例えば、1000円分の利用で1ポイント獲得できるクレジットカードで、1000ポイントで5000円分のギフト券に交換できるとすると、1Pの価値は
(5円)÷(1ポイント獲得に1,000円必要)×100=ポイント還元率0.5%
となります。
クレジットカードの還元率を確認するには「いくらの利用で何ポイント貯まるか」「1ポイントはいくら分の価値があるか」の2つを確認する必要があります。
高還元率のクレジットカードとは
クレジットカードの還元率がどれくらいであれば、高還元率のクレジットカードといえるのでしょうか。
現在数多く発行されているクレジットカード中では、ポイント還元率は0.5%というクレジットカードが多数を占めています。ですからクレジットカードの還元率が1.0%を超えるといわゆる「高還元率のクレジットカード」といわれます。
高還元率のクレジットカードを所持したいのであれば、クレジットカードの還元率1.0%以上を基準として探しましょう。
以下に、有名で人気のある高還元率のクレジットカードを書き出しておきます。また以下のクレジットカードは基本的に年会費が無料で所持できるものから選びました。
楽天カード
リクルートカード
dカード
REX CARD Lite
Orico Card THE POINT
Yahoo!JAPANカード
JCB EIT
DCカード Jizile(ジザイル)
P-one Wiz
以上のクレジットカードは、どこで決済利用しても1.0%以上の還元率があるクレジットカードです。またこれらのクレジットカードは年会費は完全無料、もしくは実質無料で所持することができます。クレジットカードの年会費が実質無料とは、条件付きで年会費が無料になるクレジットカードのことを指していますが、その条件は「前年度1回以上の利用」など簡単なものです。
まとめ
以上、クレジットカードの還元率についてみてきました。
現金よりもクレジットカードで支払う方がお得になるという意味は、クレジットカードで支払いをすると、その支払い金額によってポイントが付与されるからです。そのクレジットカードの利用で付与されたポイントを貯めることで、現金や気に入った商品、ギフト券や他社のポイントなど好きなものと交換ができます。
またクレジットカードによってポイント還元率が違いますので、同じ金額をクレジットカードで支払っても付与されるポイントが違ってきます。クレジットカードのポイント還元率が高ければ、たくさんポイントを貰うことができます。クレジットカードでポイントを貯めることを重視するのであれば、できるだけポイント還元率の高いクレジットカードを選んでください。
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