セゾンカードとは、クレディセゾンが発行するカードのことで、セゾンカードにはキャッシングが可能な3種類のカードがあります。
クレジットカードとキャッシング機能が一体になったカードと、ローン専用カードです。
ローン専用のセゾンカードは、他の信販系のローンカードと比べて審査が厳しいといわれていますが、オンラインで即日借入ができますので、急にお金が必要になった場合にとても便利なカードです。
またクレジットカードは、永年不滅のポイントがつきますし、ローン専用カードは、大手ローン会社と比べて比較的低金利であることや、振込み手数料、また入会手数料などが不要という点で人気があります。
セゾンカードのキャッシングについて
それぞれのカードについて特徴をみていきます。
ローン専用セゾンマネーカード
ローン専用の「セゾンマネーカード」は、20歳から64歳の安定した収入があれば申込ができるローン専用カードです。無担保で保証人が不要であり、実際の借入までの時間が短いことや大手のクレジットカード会社「クレディセゾン」が取り扱っているということで安心して利用できます。残念ながら、収入の無い専業主婦や学生は申込できません。
実質年利は15.0%と、信販系のローンカードでは低めの金利で、審査結果にもよりますが最高100万円まで借入れできます。また1万円から借りることもできるので便利です。コンビニや銀行のATMが利用可能、インターネットからの手続きで指定口座へ振込み借入もできますし、その手数料が無料であること、また入会金や年会費も無料です。
ローン専用セゾンマネーカードゴールド
セゾンマネーカードゴールドは、融資可能額が300万円までと高額になっており、それに応じて実質金利も低くなっています。300万円コースでは実質年利が6.47%、200万円コースが8.47%です。これはかなりの低金利です。
審査はセゾンマネーカードよりも厳しくなっていますが、審査に通過できれば低金利でキャッシングができます。
コンビニや銀行のATM手数料が利用可能であること、インターネットからの手続きで指定口座へ振込み借入も可能、その手数料が無料であること、また入会金や年会費も無料で、セゾンマネーカードと同じように便利に利用できます。
セゾンカード(クレジットカード)
セゾンカードのクレジットカードに付帯しているキャッシング機能は、審査にもよりますが、融資額が1~300万円で、実質年率は12.0%~18.0%です。実質年率は、クレジットカードの種類によって異なりますが、マネーカードやマネーゴールドカードと比べると金利は高く設定されています。
セゾンクレジットカードのキャッシングは、電話・パソコン・携帯電話などから手続きが可能で、平日14時30分までの申込みであれば、当日中に支払い口座へ振込まれます。またATMからの引出もきますし、入会金や年会費は無料です。
今回はセゾンカード(クレジットカード)のキャッシングを増額するのにはどうすればよいか、申込方法、および注意点をみていきたいと思います。
まずはセゾンカード(クレジットカード)のキャッシング利用限度枠について理解しましょう。
セゾンカード(クレジットカード)のキャッシング利用限度枠について
セゾンカードを含むすべてのクレジットカードには、キャッシング枠とショッピング枠の2つの利用枠があり、キャッシング枠は貸金業法、ショッピング枠は割賦販売法という異なる2つの法律で規制されています。
キャッシング枠について
キャッシング枠は貸金業法という法律で規制されています。
貸金業法の「総量規制」によって、キャッシング枠は年収の3分の1までと規制されています。つまりセゾンカード(クレジットカード)でお金を借りたいときは、年収の3分の1までしか借りることができません。
ですので、キャッシング枠はクレジットカードの発行時点で、自動的に年収の3分の1までを限度として設定されます。
セゾンカード(クレジットカード)のキャッシングの増額の申し込みについて
セゾンカード(クレジットカード)でのキャッシングの増額の申し込みについてみていきましょう。
貸金業法の総量規制によって、キャッシング枠は年収の3分の1までと規制されているので、セゾンカード(クレジットカード)のキャッシングの増額を申し込んでも、年収の3分の1までが最大のキャッシング枠ということになります。
これはJCB等の独立系、銀行系、オリコ等の信販系、楽天等の流通系、消費者金融系を含む全てのクレジットカードでも同様です。
自社の貸付による返済残高が50万円以上(クレジットカードの利用可能枠が50万円を超える場合も含みます)の場合、または他のクレジットカード会社を含めた全体の貸付金額が100万円を超える場合は、収入証明書(所得証明書)を必ず提出しなければいけません。
ですからセゾンカード(クレジットカード)のキャッシング利用枠が50万円を超える増額を申し込む場合は、収入証明の提出が必要であることを憶えておいてください。
【セゾンカードHPより】
キャッシングご利用可能枠増枠のお申し込みを承ります。
まずはお電話にてお問い合わせください。
コンタクトセンター
0120-997-132
(9:00~18:30 1/1休)
※カードをお手元にご用意のうえご連絡ください。
※別途、所得証明書類のコピーをご提出いただく場合がございます。
※審査によりご希望の意に添えない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
※ご利用可能枠増枠以外のお申し込み・お問い合わせは、カード裏面記載のインフォメーションセンターまでお問い合わせください。
セゾンカードでのキャッシングの増額の申し込みは上記のように、セゾンカードを準備したうえで電話でコールセンターへの問い合わましょう。合わせて所得証明書類のコピーが必要なこともあります。
セゾンカード(クレジットカード)キャッシング増額の申込時の注意点について
キャッシング増額の申込の時期、期間について
セゾンカードのキャッシングの増額申請をおこなう時期ですが、最低でもセゾンカード(クレジットカード)を半年から1年以上は利用してから、キャッシングの増額の申込をしたほうがよいでしょう。
また一時的な増額でなく、恒久的なキャッシングの増額は、キャッシング増額の前回の契約から半年以上たたないと一般的に受付をしてくれません。何度もキャッシングの増額申請をすると、クレジットカード会社は「よほどお金に困っている人」と判断して、キャッシングの増額どころではなく、クレジットカードカードが利用停止にされることもあります。
キャッシング増額申請で不利になる人について
キャッシング枠の増額申請で不利になる人は、大きく分けると2つのパターンがあります。
①キャッシングの限度額が高額であるにもかかわらず、毎月少額の限度枠しか利用していないのに、今回恒久的な増額の申請をした。
特に問題がないようにも思えますが、クレジットカード会社としては「1ヶ月に利用する金額が少額で枠が余っているのに、なぜキャッシング枠の増額の必要があるのか?」と、考えます。
こういった場合は、クレジットカードのキャッシング枠を増額する明確な理由をクレジットカード会社に伝えることができればクレジットカードのキャッシングの増額は可能でしょう。
②現在キャッシング限度額10万円のクレジットカードを持っているが、40万円前後の買い物をしたいので、今回恒久的なクレジットカードのキャッシング増額を申し込んだ。
この場合、クレジットカードのキャッシング限度額10万円というのは、初期与信が非常に低いといえます。
クレジットカーが発行された時の属性(勤務先、勤続年数、年収など)が大きく変化していれば、クレジットカードのキャッシングを増額してもらえる可能性が高いと思われます。しかし属性が変わるなどのことがなければ、今回はクレジットカードのキャッシング増額は難しいでしょう。
急な出費には一時的なキャッシング増額を利用する
上記はセゾンカード(クレジットカード)のキャッシングの恒久的な増額についてですが、急に現金が必要になりセゾンカード(クレジットカード)のキャッシング枠を増額したいときには、キャッシングの一時的な増額を利用しましょう。
セゾンカード(クレジットカード)のキャッシングの一時的な増額は、「海外旅行に行くので一時的にセゾンカードのキャッシング枠を増額して欲しい」とクレジットカード会社に連絡すると、セゾンカード(クレジットカード)のキャッシング枠が簡単に増額されます。
クレジットカード会社へ依頼の連絡をすれば2~3日で承認の連絡がきます。旅行でのキャッシングの一時的な増額の場合、行き先・日程・旅行会社名などを聞かれますので、それらを答えられるようにしておきましょう。
まとめおよびセゾンカードでキャッシングの増額ができなかったときについて
セゾンカードでのキャッシングの増額の申し込みは、セゾンカードを準備してコールセンターへ問い合わましょう。所得証明書類のコピーが必要なこともあります。
貸金業法の総量規制によって規制されているので、セゾンカード(クレジットカード)のキャッシングの増額を申し込んでも、年収の3分の1までしか増額されません、またセゾンカード(クレジットカード)のキャッシング利用枠が50万円を超える増額を申し込む場合は、収入証明の提出が必要です。
残念なことにセゾンカード(クレジットカード)でキャッシングの増額ができなかったときには、銀行系カードローンを申し込んでみましょう。クレジットカードのキャッシング枠は「総量規制」によって年収の3分の1までしか最大限度枠を持てませんが、銀行系カードローンには総量規制がありませんので、キャッシングの限度額を増額したい場合は銀行系カードローンの利用をおすすめします。
この記事へのコメントはありません。