大学生でもクレジットカードを作ることができます。
クレジットカードを作る場合、大学生であれば「学生用カード」(クレジットカード会社によって呼称は違う)を作ることがほとんどでしょう。
学生用カードのほかに、25歳以下限定など申込者に年齢制限を設けたクレジットカードもあります。年齢制限のあるクレジットカードも大学生であればどちらも申し込むことが可能ですので、このページではいずれも学生用カードとして、その作り方をみていきたいと思います。
学生用カードは、クレジットカードの利用限度額は一般的なクレジットカードより低めに設定されていますが(10万円~30万円)、大学生生活をお得にできるメリットがたくさん付帯しています。
オススメの学生用カードは後述しましが、まずは大学生という、社会人とは違う立場でクレジットカードを作るには何が必要なのかを見ていきましょう。
クレジットカードの作り方:大学生の場合
クレジットカードの申込時に大学生は何を記入するか
クレジットカードを大学生が作るときには、職場はありませんので、社会人が通常記入する職場情報の代わりに以下の情報を記入することになります。
1.学校名
2.学年
3.卒業(予定)年月日
4.年収(アルバイト)
5.親権者・実家の住所
6.親権者・実家の電話番号
7.キャッシング状況
※年収の欄にはアルバイトの収入を記入します。アルバイト収入がない場合は0と記入します。
キャッシング状況は、大学生でも学生ローンなどでお金を借りていることもあるでしょうから、その場合は正しく記入して下さい。
18歳以上20歳未満の大学生はクレジットカードの申し込みに親の同意が必要です。クレジットカード申し込み後に郵送される書類に親権者同意欄があるのでそこへ親御さんのサインをもらいましょう。
クレジットカードの大学生の審査は難しいか
クレジットカードを大学生が申し込んだ場合、クレジットカードの審査は決して難しいものではありません。クレジットカードの審査は、大学生であるからこそ、年収(アルバイト収入)などはむしろ問題にされません。クレジットカード会社は、大学生がやがて社会人になって自社の優良顧客になってくれることを見こして、クレジットカードを大学生に発行しています。ですからクレジットカードの審査を怖がる必要は全くありません。名前や収入など、間違えなく記入することだけを気をつけましょう。
ただし、まれにクレジットカードの審査に落ちる場合もあります。それは、親権者の信頼情報によってクレジットカードが発行されないという場合です。またクレジットカード申込者の大学生が過去にケータイ料金の支払いの延滞・遅滞をしていた場合など大学生でもクレジットカードの審査を通過できないことがあります。
家族カードを持つ
クレジットカードを大学生が作る場合、家族カードを作るということも考えられます。
家族カードは親御さんが所持しているクレジットカードの子カード(付帯カード)として発行されるクレジットカードです。
18歳以上の大学生の場合、クレジットカードを個人で作る形がほとんどでしょうが、中には家族カードという形でクレジットカードを保有する人もいるでしょう。この家族カードの場合、自分名義のクレジットカードではありますが、利用代金の引き落としは親御さんの所有する銀行口座からの引き落としになります。
家族カードに対しては「クレジットカードで何を買ったのか親にばれたくない」「クレジットカードの利用代金を自分の口座からからの引き落としにしたい」という希望がありますが、それはできません。家族カードというのは親の信用を元にして作られたクレジットカードですので、親にはその使い道を知る権利があります。
ですからクレジットカードの利用内容を親に知られたくないという大学生の方は、自分でクレジットカードを作りましょう。
クレジットカードを大学生が利用する場合の注意点
学生カードだから支払いが少し遅れても平気、ということは決してありません。支払い口座には必ずお金を残しておき、クレジットカードの支払いは絶対に遅れないようにしましょう。
なぜなら学生カードとはいえ、そのクレジットカードの利用履歴は、社会人になってからの自分の信頼度、与信にも大きく関わってくるからです。クレジットカードの支払いの遅滞・延滞を繰り返してブラックリストに入ってしまったら、社会人になってから新たにクレジットカードを作ることができないということになり得るのです。
逆に大学生という身分を使って易しい審査でクレジットカードを作り、クレジットカードの利用実績と信頼を積み重ねることで、一般的に審査が厳しいと言われているクレジットカードの審査に通りやすくなることもあります。
大学生におすすめのクレジットカードについて
クレジットカード会社は、大学生のうちからクレジットカードを使ってもらい、そのまま社会人になっても継続して利用してもらいたいので学生用カードには、かなりのメリットがあります。その中でもおすすめのクレジットカードをご紹介します。
学生専用ライフカード
学生専用ライフカードは、大学生生活の経済的な節約に効果を発揮する2つのメリットがありますので、おすすめです。
1.誕生月はポイント5倍
学生専用ライフカードのメリットの1つ目は、自分の誕生日がある月に利用するとポイントが5倍になる特典があるということです。
電気代の支払い、携帯電話代の支払い、コンビニ、スーパーでの買い物など、どこでどんな買い物に利用してもポイントが5倍になります。とにかく節約をしたいという大学生の人は、この学生選手権ライフカードを誕生月に利用するだけでも大きなメリットがあると思います。
2.海外利用でキャッシュバック
学生専用ライフカードのメリットの2つ目は、海外で買い物に利用すると、買物金額総額の5%分がキャッシュバックされます。ですから卒業旅行で海外にいく予定があるという大学生の人は、海外滞在時のホテル代や飲食代、おみやげなどの代金もすべて学生専用ライフカードで支払うようにしましょう。それだけでも大きなメリットがあります。
三井住友VISAデビュープラスカード
三井住友VISAカードから発行されている18歳~25歳向けのクレジットカードが三井住友VISAデビュープラスカードです。厳密には学生専用クレジットカードではありませんが、若い人をターゲットにしたクレジットカードです。
三井住友VISAデビュープラスカードの特徴はポイント獲得が通常の三井住友VISAカードの2倍になるという点です。通常の三井住友VISAカードを作るよりもポイントが倍速で貯まりますので、お金に困ることの多い大学生の人には嬉しいメリットです。
またクレジットカードの年会費も年間に1度でも決済利用すれば、無料のまま25歳まで使い続けられます。クレジットカードの年会費の負担は馬鹿にならない金額ですので、この特典も助かります。
楽天カード
楽天カードも学生専用クレジットカードではありませんが、大学生でも作ることができるクレジットカードです。この楽天カードは顧客満足度調査1位の常連のクレジットカードですので、初めてクレジットカードを作る大学生の人にも、特典がたくさんあるクレジットカードが欲しい大学生の人にもおすすめできるクレジットカードです。
楽天カードのメリットはたくさんありますが、1つ挙げるとすれば、どこで利用しても楽天ポイントが貯まるということです。また楽天カードの入会ポイントがたくさん付与される点です。楽天カードのこの2つの特典だけでも大きな節約になりますので、ぜひ楽天カードを有効活用してみましょう。
まとめ
クレジットカードの作り方は大学生の場合、非常に簡単です。アルバイト収入がなくても作ることができます。それはクレジットカード会社が、大学生にクレジットカードを発行して利用してもらい、社会人になっても自社のクレジットカードを使ってもらうという企業戦略があるからです。大学生の間にクレジットカードを利用して利用実績を積み上げ、卒業後は審査が難しいクレジットカード所持に挑戦してみてはいかがでしょうか。ただし、クレジットカードの利用実績を積み上げるには、支払いの延滞・遅滞は絶対にしてはいけません。必ず支払期日を守ることを心がけましょう。
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