大学生が海外旅行へ出掛けるのにおすすめのクレジットカードについてみていきましょう。
大学生になると海外旅行へ行く方も多いことでしょう。海外ではクレジットカードは必携です。
日本ではクレジットカードを持っていなくても、それほど不自由は感じないかもしれませんが、海外ではクレジットカードは身分証明として重要な意味を持ちます。特に個人旅行の場合は、ホテル宿泊の際にクレジットカードを提示する、あるいはクレジットカードを預けることを求められますし、レンタカーもクレジットカードがないと借りることができません。
今回は大学生が海外旅行に持って行くのにおすすめの学生向けクレジットカードを紹介したいと思います。
どのクレジットカードも学生の間は年会費無料で利用できますし、学生だけの特典が付帯されているなど、一般のクレジットカードよりお得なクレジットカードを掲載しています。各おすすめクレジットカードの海外旅行関連サービスもピックアップしていますので、大学生の方で海外旅行を検討中の方は必見です。
海外旅行傷害保険付きのクレジットカードを選ぶ
大学生が海外旅行へ出掛けるのに所持しておきたいおすすめのクレジットカードは、まずは海外旅行傷害保険が付帯したクレジットカードです。
クレジットカード付帯保険のしくみ
クレジットカードに付帯している海外旅行傷害保険の内容は大きく、下記の5つに分けることができます。
1.傷害死亡・後遺障害(傷害で亡くなった場合や後遺症が残ってしまったケース)
2.傷害治療・疾病治療(病気やけがを負ってしまったケース)
3.賠償責任(他人に危害を加えてしまったり、物損を起こしてしまったケース)
4.携行品損害(持ち物の紛失や壊れてしまったケース)
5.救援者費用(家族等誰かに来てもらう必要があるケース)
通常海外旅行傷害保険の補償金額が最も高額に設定されているのが「1.傷害死亡・後遺障害」で、クレジットカード付帯保険の説明では1の補償金額を基準に「最大1,000万円」などという記載がされおり、クレジットカード会社もこの最大の補償金額を使って宣伝をしています。
しかし実際に海外旅行へ行ったときには2~5の補償の方が利用することが多く、海外で医療機関を受診した場合、予想外の高額請求をされることもありますので「2.傷害治療・疾病治療」の補償が最も重要であるといえるでしょう。
ですから海外旅行傷害保険でクレジットカードを選ぶ場合は「傷害治療・疾病治療」の補償金額が大きいものを選びましょう。
また2~5の補償内容についは、付帯保険付の複数のクレジットカードを持っている場合、その補償金額は合算されます。
ですから、たとえクレジットカード1枚の補償金額が少なくても複数枚クレジットカードを持っていれば、補償金額を上乗せすることができますので安心です。補償金額が高く、年会費も高額なゴールドカードを1枚持つよりも、補償金額が低くても年会費無料のクレジットカードを2,3枚持っていたほうがお得になることもあります。
クレジットカード付帯保険の条件につて
クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険には、自動付帯または利用付帯の2種類があります。
自動付帯とは、文字どおり各クレジットカードごとに決まっている保険の補償内容が、万一の際に自動で適用されるものです。利用付帯とは、旅行代金の支払いを当該クレジットカードで支払わなければ補償されないなど、保険が適用されるために一定の条件を満たすことが必要です。利用付帯の条件はクレジットカードによってさまざまですので、いちいち調べるのは面倒でしょう。ですからクレジットカードの付帯保険は自動付帯のものを選ぶことがおすすめです。
海外旅行におすすめの学生向けクレジットカード
大学生が海外旅行へ出掛けるのに持っておきたいおすすめのクレジットカードについてみていきましょう。
三井住友VISAクラシックカード(学生)
三井住友VISAクラシックカード(学生)は信頼性と実績で人気の高い三井住友のスタンダードなクレジットカードです。
また日本初のVISAカードとして、不動の人気のあるクレジットカードです。
最高2,000万円の海外旅行傷害保険と年間100万円まで補償されるお買物安心保険のほか、最高100万円のライフ&スポーツ賠償付自転車保険付帯と学生におすすめできるクレジットカードです。
VISAとMasterCardブランドカードを2枚同時に申し込むこともできます。顔写真入りICカードを作成すれば、身分証として全世界に通用しますし、セキュリティ性も高くなります。
学生専用ライフカード
学生専用ライフカードは海外でのショッピングがお得になる学生限定の特典があります。
学生専用ライフカードを海外で利用すると利用金額の5%がキャッシュバックされます。海外旅行へ出掛ける前に、キャッシュバックサービスへ申込をしましょう。何かと出費がかさむ海外旅行ですが少しでも節約できるのはうれしいですね。
海外旅行中の事故などを補償してくれる海外旅行傷害保険が在学中は最高2,000万円まで自動付帯されています。
クレジットカードの紛失や盗難により不正利用された場合も、その損害を補償してくれるクレジットカード会員補償制度や学生専用お問い合わせ窓口など、学生のための補償プログラムも充実しています。
楽天カード
楽天カードは顧客満足度調査7年連続No.1の最強のクレジットカードです。
入会ボーナスをはじめとしたポイントボーナスが豊富で、楽天市場での買い物はポイント2倍、その他加盟店では3倍、楽天キャンペーン時は最大10倍など、とにかくポイントが貯まりやすい仕組みになっています。貯まった楽天ポイントは楽天市場内で1ポイント=1円の高レートで利用することができます。その他ガソリンスタンドでもポイントが2倍になるなど、ポイントをお得に貯めて使いたい方におすすめのクレジットカードです。
出国前に空港までの移動の際に公共交通機関で楽天カードを利用するか、楽天カードで募集型企画旅行の代金を支払うかすると海外旅行傷害保険が適用されます(利用付帯)。また楽天トラベルを利用して海外旅行を予約すればポイント還元率は最大10%となり、海外旅行傷害保険も適用されるので安心でお得です。海外でのレンタカー割引のサービスや手荷物宅配優待など海外旅行時のサポートも充実しています。
VIASO(ビアソ)カード
VIASO(ビアソ)カードはクレジットカードの年会費は永年無料でも保険が充実していますので海外旅行先でも安心です。
最高2,000万円の海外旅行傷害保険と年間100万円限度のショッピング保険が付帯されています。三菱UFJニコス発行の銀行系クレジットカードですのでセキュリティ面でも安心です。
ETC料金、携帯料金、プロバイダー料金、また特定加盟店での決済利用で1%の高還元ですし、ネットショッピングは「VIASO eショップ」経由でポイント還元最大10%以上にもなります。貯まったポイントは毎年現金がキャッシュバックされますので、面倒な手続きやポイント管理は不要です。
海外旅行は2枚以上のクレジットカードを所持することがおすすめ
クレジットカードにはその決済機構としてVISA(ビザ)、MasterCard(マスターカード)、JCB(ジェイシービー)、American Express(アメックス)、Diners Club(ダイナースクラブ)があり、それらは5大国際ブランドと呼ばれています。この5大国際ブランドのついているクレジットカードを持っていれば、海外でもたいていのところでクレジットカードが利用できます。また現地のATMでキャッシングして簡単に現地通貨を手に入れることも可能です。そのため最近では「海外旅行へ行くときはほとんど現金を持って行かない」という人も多いようです。
確かにクレジットカードが1枚あれば海外旅行で困ることはまずありませんし、多額の現金を持ち歩くのは危険です。
しかし、海外旅行では以下のようなトラブルも起きています。
・現地でクレジットカードを使おうとしたら磁気が壊れて使えなかった
・食事をしようとしたら持っている国際ブランド付きのクレジットカードが使える店は高級店ばかりで出費がかさんでしまった
・日本では知らない人がいないクレジットカードなのに、現地では「偽物じゃないか」と疑われた
そのような万一の事態に備えるためにも海外旅行には、(違う国際ブランドの)クレジットカードを2枚以上持って行くことをおすすめします。
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