ANAカードを使ってマイルを貯めるときに、当然ですがよりマイルを貯めやすいクレジットカードを選ぶことが大切です。今回はANAカードの一般カードの中で、よりマイルを貯めやすく、年会費、マイル移行料などの必要な手数料ができるだけかからないANAカードを比較して2016年度で一番お得なANAカード3枚を選んでみました。
「マイルの還元率が良く、移行手数料が安い」
ANAカードを比較するときの条件として 「マイルの還元率が良く、移行手数料が安い」ということに着目して比較しています。
ANAカードでは、クレジットカード1000円の利用に対して10マイル貯まるコースと、1000円の利用に対して5マイル貯まるコースがありますが、10マイル貯まるコースがもちろん効率がよいです。
※ANAカード以外のクレジットカードであれば基本的に1000円の利用で3マイルなので、効率よくANAマイルをためるのであれば、ANAカードを利用することは必須条件です。
ただし、10マイルのコースでは獲得したポイントをマイルに交換するのに移行手数料がかかるので、この移行手数料がなるべくかからないANAカードを比較して選ぶことが大切です。
ANAカードおすすめ比較【2016年版】
「ANA VISA Suicaカード」
「ANA VISA Suicaカード」はお手持ちのSuicaでもオートチャージの設定できて、なおかつマイルをためることができる唯一のANAカードです。国際ブランドはVISAで世界中どこでも決済利用できますので、メインカード、またはサブカードとしてもおすすめできます。
「ANA VISA Suicaカード」のおすすめポイントは以下になります。
1.手持ちのSuicaでオートチャージを使って、マイルを貯めることができる。
2. 世界中どこででも使うことができる。
1.「手持ちのSuicaでオートチャージを使って、マイルを貯める」について
日常的に電車を利用される方は多いと思いますが、乗車のたびに現金をチャージするのは手間がかかりますし、お金を使うのにマイルが貯まらないのはもったいないです。
「ANA Visa Suicaカード」を持っていれば、普段利用しているSuica(無記名または定期のどちらでも)と、「ANA VISA Suicaカード」を紐づけることができますので、オートチャージを設定してチャージの手間を省くことができます。そして、そのオートチャージによって「ANA Visa Suicaカード」のポイントを貯めていくことができます。
「ANA Visa Suicaカード」単体でもオートチャージ設定をしてSuicaとして利用することができます。しかし、すでに無記名Suicaや定期券を持っている場合は「ANA Visa Suicaカード」を定期券にすることはできません。ですから、新規に「ANA Visa Suicaカード」の申込をして、Suicaにオートチャージできるように設定しましょう。
例えば、JRで通勤している人が、現在使っているSuicaの定期券をそのまま活用するために「ANA Visa Suicaカード」まずを作りましょう。ANAマイルへの移行手数料は、10マイルコースであれば6,300円と高いので、1,000円で5マイルたまる「5マイルコース」を選択しればマイル移行手数料は無料です。ただし「10マイルコース」を選んだ場合でも、ポイントの有効期限が2年間ですので、2年に一度だけ、ポイントをマイルに移行すれば移行手数料は半分になります。
2.「世界中どこででも使うことができる」について
「ANA Visa Suicaカード」は国際ブランドがVISAですので、世界中のどこででも使うことができます。海外ではまれにJCBが使えない場合があります。VISAであれば使えないところがないと言っていいほど世界中のどこででも使えますので、海外旅行に行った際でも安心できます。海外でもマイル獲得の機会を逃さないようにしましょう。
国際ブランドがJCBのクレジットカードをメインカードとして利用している場合は、海外に出かけるときはVisaかMasterをサブカードとして持つことが、安心につながりますので、この「ANA Visa Suicaカード」をメインカードとしてクレジットカードを1枚にしておくのも良いでしょう。
「ANA JCBカード」「ソラチカカード」
「ANA JCBカード」「ソラチカカード」はどちらもクレジットカードの発行元はJCBです。ゴールドカード以外のANAカードではJCBのANAカードが、手軽で効率よくマイルを貯めることができるANAカードでしょう。
「ANA JCBカード」「ソラチカカード」のおすすめのポイントは以下のとおりです。
1.マイル移行手数料が他のANAカードと比較すると安く設定されている。
2.Edyまたは、Pasmoが搭載されていて電子マネーがつかえる。
1.「マイル移行手数料が他のANAカードと比較して安い」について
ANAカードには、マイルを貯めるコースが2つあります。よりたくさんのマイル獲得のために、絶対条件として1,000円で10マイルがたまるコースを選ぶ、つまり「10マイルコース」を選択しましょう。(5マイルコースではマイル還元率が半分になります)
ANAカードはクレジットカードを使って貯めたポイントをマイルに移行できる仕組みになっていますが、この移行するときの手数料が各クレジットカード会社で異なっています。
VisaやMasterのANAカードではこのマイルの移行手数料が6,300円/年間ですが、JCBのANAカードでは、マイル移行手数料が5,000円/年間と比較して安くなっています。
1マイル=2円と考えた場合、このマイルの移行手数料の1,300円の差を埋めるためには650マイル分のクレジットカードの決済利用が必要で、つまり10マイルコースでも6.5万円分のクレジットカードの決済利用が必要になるのは、かなり大変です。
2.「Edyまたは、Pasmoの搭載」について
「ANA JCBカード」「ソラチカカード」は、どちらのカードも電子マネーを使うことができます。
「ANA JCBカード」⇒楽天Edy
「ソラチカカード」⇒Pasomo
のように電子マネーが利用できます。
現在ではコンビニや飲食店、その他スーパーの買い物にも電子マネーを使うことができます。少額の支払いはクレジットカードの利用がためらわれます。そのような少額の支払いを電子マネーで決済すればマイルをを貯める機会をさらに増やすことができます。月1万円の電子マネーの支払いで年間1,200マイル貯めることができますので、この電子マネーでの少額決済は馬鹿にできません。
関東圏での移動手段に電車やバスを使うことが多い人であれば、ソラチカカードをおすすめします。
交通費は現金で支払う人が多いと思われますが、オートチャージの登録でクレジットカード決済にしておけば、まなりマイルを獲得する機会が増えます。
東京メトロユーザーであれば通常のクレジットカードのポイントに加えてさらに「メトロポイント」を貯めることができます。この「メトロポイント」はANAマイルに移行することができまので、週末1回東京メトロを利用するだけで、年間1,500マイル程度貯めることができますので大変お得です。
「ANA JCBカード」「ソラチカカード」は、手軽に効率よくANAマイルを貯めることができますのでおすすめです。
「漢方スタイルクラブカード」
ANAマイル還元率が高く、国際ブランドがVisaですのでサブカードにも使えます。
「漢方スタイルクラブカード」のおすすめのポイントは次の2点です。
1.マイル還元率がANAカードをやや下回るものの、ANAマイル獲得以外でも超高還元率のクレジットカードである。
2.マイルへの移行手数料が無料である
1.「マイル還元率がANAカードをやや下回るものの、ANAマイル獲得以外でも超高還元率」について
ANAカードは最高で1,000円で10マイルのコースですが、漢方スタイルカードは1,000円で9マイル分のポイントが付与されます。実は「漢方スタイルクラブカード」は2015年11月までは1,000円で10.5マイルの付与と、本家のANAカードを上回るマイル還元率でした。残念なことに2015年12月から1,000円で9マイルの付与に改定されました。ただし、「漢方スタイルクラブカード」はANAマイル獲得以外でも非常に還元率の高いクレジットカードとしても有名で、雑誌でクレジットカード特集があると必ず取り上げられるクレジットカードの1枚です。国際ブランドにVisaを選べば、海外で「JCBが使えないかも…」というANAカード(JCB)の不安をカバーできます。ですから「漢方スタイルクラブカード」はメインカードでもサブカードでも満足できるクレジットカードでしょう。
2.「マイルへの移行手数料が無料」について
ANAカードはマイルの還元率が高ければ、マイルへの移行に手数料が必ずかかります。 「漢方スタイルクラブカード」はいくらポイントを貯めてもマイルに移行するのに高い手数料を支払う必要がありません。この点が大きな特典でしょう。
ここまでANAカードの一般カードを比較して、マイルを貯めやすく手数料を抑えたクレジットカードをみてきまた。
「ANAカードの一般カードだとマイル移行手数料が気になるし、もっと良いサービスが受けられないか?」という方にはこの 「ANA VISAワイドゴールドカード」をおすすめします。
「ANA VISAワイドゴールドカード」
「ANA VISAワイドゴールドカード」はクレジットカードの年会費がANAゴールドカードとしては一番安く、マイルの移行手数料が無料になります。さらに付帯保険や空港ラウンジが使えるなど各種サービスが充実しています。
ゴールドカードなので年会費が必要で、だれでも持てるとは言いがたいのですが、「ANA JCBカード」よりもマイルの獲得効率が良いので、ANAカードの一般カードでマイル獲得のコツが掴めた方は、「ANA VISAワイドゴールドカード」でゴールドカードデビューしてみてはいかがですか。
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