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学生は車を購入するのにローンを利用できるのでしょうか。
学生さんでも「車」が欲しいと思う人は多いでしょう。しかし車は高価です。自転車を買うのとは桁違いのお金が必要です。
ですから車を買うのに、カーローンを利用したい、けれども学生でカーローンを利用することはできるのでしょうか。今回は学生さんが車を購入するときに利用できるローンについてみていきましょう。

学生はカーローンを利用できるか

学生はカーローンをそもそも利用できるのか、そこから気になります。残念ながら「学生OK」と明記されているカーローンはありません。学生OKともNGとも書かれていないカーローンがほとんどです。
ただ「学生不可」でないのであれば、学生さんでもカーローンを利用できる可能性はあるのでしょうか。
この点もやや微妙です。学生不可と明記されていないので、学生でもカーローンを利用できる可能性はあります。ただカーローンの申し込み条件を見る限り、やはり社会人向けのようです。カーローンはちょっとしたアルバイトをしていれば、誰でも借りられるようなサービスではないようです。
銀行でなどでよく提供されているカーローンには年収や仕事に一定のラインが設けられています。カーローンは目的別のローンであり、キャッシングに比べると、もっとローンらしいローンでしょう。収入や経済的な信用力があやふやなままで利用できるサービスではありません。

学生が利用できそうなカーローン
年収や勤続年数に指定がなく、アルバイトの学生でも申し込めそうなカーローンはないでしょうか。
以下の銀行のカーローンの申込条件には年収や勤続年数に指定がなく「安定継続収入があれば可」となっています。

横浜銀行
関西アーバン銀行
広島銀行
伊予銀行
カーローンは地方銀行や信用金庫にもあります。大銀行のカーローンが利用できなくても、近所の銀行で借りれる可能性はありますので、普段利用している銀行で相談してみるといいかもしれません。具体的な制限がないので、逆にカーローン審査に受かるかどうかも見込みがたちませんが、明確に不可でもありませんので、上記のような銀行でカーローン審査を受けてみるとよいでしょう。
アルバイトなどの収入や勤務年数を、各金融機関がどう判断するかという問題になりますね。

りそな銀行のカーローンは、申込条件に収入や勤務年数の指定がなく、アルバイト・パートでも使えると明記されていますが、残念なことに「学生不可」と明記されています。
もう1点気をつけたいのは「アルバイト・パート不可」という条件です。
千葉銀行のカーローンは、申込条件は「安定継続した収入があればよい」となっていいますが、アルバイト・パートは不可とされています。

就職した後であればカーローンは簡単に利用できる
学生にさんにとって厳しい条件が多いカーローンですが、卒業して学生でなくなれば簡単に利用できます。社会人になって就職すれば収入が安定しますし、カーローンの申込条件である一定基準の安定した収入は簡単にクリアできるでしょう。
上記のような銀行にカーローンの申込をして審査に落ちてしまったときは、就職後にまたチャレンジするという手もあります。

学生の間にカーローンを借りたいのであれば親の名義を借りる
どうしても学生の間にカーローンを利用して車を買いたいが、審査を通過できない場合には「親の名義を借りる」という方法があります。
カーローンは契約者本人だけでなく家族のために借入できるものがあります。以下の銀行のカーローンです。

三井住友銀行
伊予銀行
こちらの銀行のカーローンであれば、車を買いたい学生さんが自力でカーローン審査を通過する必要はありません。親にカーローンの契約をしてもらい、そのお金を子どもである学生さんの車の購入費用に使うという形にします。間接的ですが、これならカーローン審査を通過できない学生さんでもカーローンのお金で車を買えることになります。
ただし親の了解が必要ですので、まずは親に相談して同意を得なければいけません。親の同意が得られれば親に名義だけを借りて、カーローンの返済は自分のアルバイト収入から親に返せば良いでしょう。

学生ローンで車を購入する

学生ローンというのは、学生が貸付対象となっているローンです。学生専用のローンですが消費者金融と大きな違いはありません。学生ローンで借りたお金は使途不問（何に使ってもよい）ですので、車の購入費用に充てることもできます。

学生ローンの利用条件
学生ローンの利用条件は18歳19歳、あるいは20歳以上の学生さんで、アルバイトなどで安定した収入がある人が対象です。18歳以上であれば学生証の提示で申し込みできる学生ローンもありますが、高校生は借りることができません。
アルバイトの収入が借り入れできる金額の基準になりますので、何百万円もの限度額を設定することはできませんが、それほど収入が多くなくても、それに応じた金額で貸してもらえるところも学生ローンの特徴です。週に3日程度のアルバイトであっても、毎月収入が安定しているならば学生ローンの審査に通る可能性は十分にあります。
学生ローンは保証人も必要ありませんし、学生証と保険証や免許証などの本人確認書類の提出で審査を進めることができます。ですから親や兄弟などに伝えなくても申し込むことができます。
インターネットで学生ローンの申し込みをした場合は、申し込み確認の電話がかかってきます。通常の借り入れでは、自宅の固定電話番号を記入した方が安定度は高いと判断されると言われていますが、家に電話がかかってきたことで借り入れが親に分かってしまい困るのであれば、携帯番号を書いても学生ローンの審査で不利にはなりません。
学生ローンは電話連絡の方法を指定でき、考慮してくれます。連絡を入れる時間帯などを指定できますので状況に応じて相談しましょう。
学生ローンは直接店舗にお金を借りに行くか、自分の銀行口座にお金が振り込まれて借り入れが完了する、というシステムが多いです。預金通帳やキャッシュカードなどで、お金の流れを確認しましょう。
学生ローン会社は、このような配慮をしてくれますが、返済が遅れてしまうと郵便物が届く可能性もあります。

学生ローンと消費者金融の違いについて
学生ローンという金融商品と、消費者金融が取り扱うカードローンやキャッシングではどのような違いがあるのでしょうか。
学生ローンを取り扱っているのも消費者金融に分類される貸金業者です。貸金業者ですから貸金業法の規制を受けます。年収の3分の1までしか貸すことができない「総量規制」の対象です。
では同じローンとであるかといえば、学生ローンは学生が利用しやすい設定になっていることが特長でしょう。勤務形態などはアルバイトのみが対象で、勤務日数なども消費者金融のカードローンに比べると緩やかになっています。
また学生ローンは、勤務先への在籍確認が行われず、申し込み者の学生本人の申告で審査を終了させる学生ローン業者がほとんどですので、学生対象の貸付ノウハウが確立していると考えられます。
しかしその分、貸し付け限度額は少なめです。年収に関わらず最高額は10万円までと決まっている学生ローンもあります。車を購入する場合、もう少し高額の貸し付けを希望するのであれば、学生ローンではなく申し込み先の検討が必要です。

銀行のカードローンで車を購入する

学生ローンよりも低金利な銀行からお金を借りたい学生さんに一番人気なのは、三菱東京UFJ銀行のカードローンです。低金利で対応も親切です。残念ながら18歳や19歳の未成年の方は申し込みできませんが、20歳以上でバイトなどの安定した収入があれば、学生さんでも申し込みできます。カードローンは低金利な分、審査も厳しいでしょう。けれども申し込んでみる価値は十分にあります。銀行カードローンの審査に落ちてしまったら、学生ローンを利用するという方法もあります。

まとめ

学生さんが車を購入したいときに、どこでローンを組めるかをみてきました。銀行のカーローンは安定した収入が申し込みの基準で、金額も大きいのでやはり社会人向けのようです。その他に使用用途の問われない学生ローンや銀行のカードローンを利用するという方法もあります。ただし、学生ローンや銀行のカードローンは収入に応じた貸付金額になりますので、車を購入できるほどのお金を借りることができないかもしれません。その場合は、あらかじめ自分で車の購入資金を貯めておき、足らない分を学生ローンや銀行のカードローンで補う方法か、親にカーローンの契約をしてもらい、そのお金を車の購入費用に使うという方法があります。いずれにしろ車の購入には高額のお金が必要ですので、無理のない返済計画をたてましょう。
車を購入できたあかつきには、カーライフを十分楽しんで下さい。