クレジットカードポータル

クレジットカード中でもステータスの高いクレジットカードは、一般のクレジットカードに比べ付帯特典が充実しているものの、高額の年会費がかかるために所持することに躊躇する方も多いのではないでしょうか。
AmericanExpressが1966年にゴールドカードを発行し、1984年にプラチナカードを発行するまでは、クレジットカードのなかではゴールドカードが最もステータスの高いクレジットカードでした。
実際のところ、プラチナカードやブラックカードは年会費が非常に高額であり、付帯特典で年会費を還元することは難しいと思われます。
ゴールドカードのなかにはステータスが高いだけでなく、高額な年会費以上にお得な付帯特典があるクレジットカードもあります。
今回はクレジットカードのステータスが高いとされるゴールドカードのなかで、年会費は1万円台までと格安にもかかわらず付帯特典が充実したクレジットカードを、ランキング形式でみていきましょう。

第1位　アメリカンエキスプレスカード（グリーン）

アメリカンエキスプレスカード/グリーン（アメックス・グリーン）は、AmericanExpressから発行されているプロパーカードで、ゴールドカードではありませんが、他クレジットカード会社から発行されているゴールドカードに相当するクレジットカードです。
アメックス・グリーンは世界中で認知されており、また全世界で通用するステータスがあるため、ゴールドカード級のクレジットカードとして広く知られています。
年会費は12,000円(税抜)で、家族カードも発行できます（家族カードの年会費は6,000円/税抜）。

アメックス・グリーンの付帯特典
・1%のマイル付与率
・充実の付帯保険(特にショッピング保険・リターンプロテクション)
・本人＋同伴者1名まで空港ラウンジ無料
・手荷物無料宅配サービス（往復）
・ポイント有効期間は無期限(マイルも無期限）
・エクスペディア・一休.comの割引
・海外旅行先での24時間無料の電話サポート(日本語)
アメックス・グリーンの特典の中でも「リターン・プロテクション」は普通のクレジットカードにはありませんので大きな特典といえるでしょう。「リターンプロテクション」とは、アメックスで決済した商品であれば返品を店舗で断られても、その代金分の金額が補てんされます。
またアメックス・グリーンの利用でもらえたポイントは無期限で、マイルに交換したらそのマイルも期限がありません。特典航空券の交換に向けてマイルをコツコツと貯めることも可能です。
リターン・プロテクション・往復の手荷物無料宅配・同伴者1名まで空港ラウンジ無料の特典は、他社発行のゴールドカードには、ほとんど付帯されていない特典です。
海外ではダイナースクラブカードとともに、VISAやMasterCardブランドのゴールドカードより一段階上のステータスカードとして有名です。アメックス・グリーンは海外でのサービスが充実していますので、海外旅行・出張に行く機会に利用すると特にお得なクレジットカードといえます。

第2位　楽天プレミアムカード/楽天ゴールドカード

大人気の楽天カードにはステータスカードの「楽天プレミアムカード」があります。
年会費は10,800円(税込)で、家族会員の年会費は5,400円(税込)です。
楽天カード加盟店でのポイント還元率は1％で、楽天スーパーポイントが貯まります。モバイルSuica、SMART ICOCAへのチャージでもポイントを貯めることができます。
国際ブランドがJCBブランドであればnanaco、MasterCardブランドであればau WALLETへのチャージでポイントが付与されます。

楽天プレミアムカードの特典
楽天プレミアムカードには、楽天カードの特典に加えてさらに充実した付帯特典があります。
・世界900カ所以上の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パス無料
・国内主要空港・ホノルル・仁川のラウンジの利用が無料
・楽天プレミアムカードトラベルデスク
・誕生月は楽天市場・楽天ブックスの利用でポイント3倍
・海外旅行傷害保険（最高5,000万円）
・国内旅行傷害保険（最高5,000万円）
・ショッピング保険（年間300万円まで）
・Hertzレンタカー割引
この他に3つの優待コース（トラベルコース・楽天市場コース・エンタメコース）があり、その中から1つを選んで利用することができます。
トラベルコースは、海外旅行の往復手荷物宅配サービスが年2回受けられます。往復手荷物宅配サービスでは空港と自宅の間を旅行荷物を持たずに移動できます。楽天トラベルの利用で+1％のポイントアップ、国内宿泊の優待などがあります。
楽天市場コースは、毎月特定日が「プレミアムカードデー」として、その日の楽天市場での買い物が+1％のポイントアップになります。また指定されたキャンペーンで+1%のポイント加算があります。
楽天プレミアムカードは10,800円の年会費で、プライオリティ・パスに無料で加入できるのが大きな特典です（本会員のみ）。
楽天プレミアムカードを所持すると、楽天ブラックカードのインビテーションが届く可能性もあります。

楽天ポイントカード機能付き楽天プレミアムカードについて
2015年12月17日から楽天プレミアムカードに、楽天Edyに加えて楽天ポイントカードの機能が搭載されるようになりました。クレジットカード、共通ポイント、電子マネーが1体となったカードになりましたので、1枚のカードで3つの機能が利用できます。財布に入れるカードを減らすことができ、様々な場所で利用することによって楽天スーパーポイントを貯めることができます。

楽天ゴールドカードについて
2016年9月1日にクレジットカードの年会費が2,160円の「楽天ゴールドカード」が発行されました。いわゆる格安ゴールドカードです。
楽天市場でのポイント還元率がショップポイントと合わせて5％と、通常の楽天カードよりも1％高く、楽天プレミアムカードと同じポイント還元率であることが特長です。
楽天ゴールドカードの利用限度額は200万円であり、楽天プレミアムカードと同様に日本国内28カ所の空港、ホノルル国際空港と仁川国際空港のラウンジを無料で利用可能です。
プライオリティパスが必要なく、楽天市場でのポイント還元率を重視するのであれば、楽天ゴールドカードの方がお得なクレジットカードといえます。

第3位　三井住友VISAゴールドカード

「三井住友VISAゴールドカード」は三井住友カードから発行されているステータスカードで、おすすめのゴールドカードです。
三井住友VISAゴールドカードの年会費は、初年度は本会員・家族会員(1人目)のいずれも無料です。2年目以降は本会員は10,800円(税込)、家族会員は1人目は無料、2人目以降は1,080円(税込)になります。
ただし三井住友VISAゴールドカードは年会費を割引することができます。リボ払いサービス「マイ・ペイすリボ」に登録し、年1回以上のクレジットカード利用があれば、翌年度の年会費が半額になります。
また毎月のクレジットカード利用明細を郵送でなく、会員Webサイトで確認できる「Web明細サービス」に登録して、年間6回以上のクレジットカードの返済請求があれば、本会員は1,080円(税込)の割引になります。
三井住友VISAゴールドカードは、すべてのサービスに登録して年会費の割引を受けると、クレジットカードの年会費は4,320円(税込)まで下げることができますので、高ステータスでも年会費が格安なゴールドカードにすることができます。

三井住友VISAゴールドカードの特典

・「マイ・ペイすリボ」でポイント2倍
三井住友VISAゴールドカードで「マイ・ペイすリボ」を利用すると、リボ払い手数料の請求がある月はポイントが2倍になります。注目すべき点は、リボ払いの手数料が1円でも発生すれば、その月の利用代金のすべてがポイント2倍となることです。
例えば、ある月の利用額合計が68,300円だった場合、マイ・ペイすリボの金額を68,000円に設定しておけば、リボ払いの手数料は300円の部分にしか発生しません。それでも68,300円全額に対してポイントが2倍になりますので、リボ払いのわずかな手数料よりも、付与ポイントの方が圧倒的に多いです。。ただしクレジットカードの利用金額を把握して毎月ギリギリの金額になるようにマイ・ペイすリボの金額を変更する必要はありますので、手間はかかります。
手間はかかりますが、少額リボ払いのポイント2倍付与という方法で、三井住友VISAゴールドカードを高還元のクレジットカードにすることができます。この場合のポイント還元率は以下のとおりになります。
前年50万円以上利用： 1.1％
前年100万円以上利用：1.15％
前年300万円以上利用：1.3％

・ドクターコール24
三井住友VISAゴールドカードには「ドクターコール24」というサービスが付帯しています。
ドクターコール24とは、無料で24時間365日、医師に電話で相談ができるサービスです。急に体調が悪くなった時など役立ちますし、小さな子供さんがいる場合には特に安心です。
他のクレジットカード会社のステータスカードでは、ゴールドカード・プラチナカード・ブラックカードでも医師の無料電話相談サービスがないステータスカードも有ります。三井住友VISAゴールドカードは年会費が安価なゴールドカードであるにもかかわらず、このサービスが付いているのはお得です。
その他に、空港ラウンジの無料利用、海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険・ショッピング保険などの特典もあります。
海外旅行傷害保険は家族特約も付帯しています。またホテル・旅館のお得な宿泊サービスも割引価格で利用できます。
家族カードは1人目の家族会員は年会費無料でゴールドガードを所持することができます。
会員専用デスク「ゴールドデスク」は12月30日～1月3日の年末年始を除いて、年中無休でフリーダイヤルで問い合わせできます。
三井住友VISAゴールドカードは、セキュリティ面での機能が充実しているステータスカードです。VISAインターナショナルから、セキュリティが高い会社に対する表彰があった際、アジア・パシフィック地域で三井住友カードだけが表彰されました。つまり三井住友カードはセキュリティが堅牢であり、国際ブランド運営元のVISAからも高い評価を受けていることがわかります。また三井住友VISAゴールドカードは知名度が高くステータス性も抜群です。
三井住友VISAゴールドカードは、ステータス性と特典が両立しているクレジットカードといえるでしょう。

第4位　JCBゴールド

JCBゴールドは、国際ブランドのなかで唯一の日本企業であるJCBが発行しているプロパーのゴールドカードです。JCBゴールドは1982年に発行された33年の歴史を誇るステータスカードです。
実は自国の企業が大規模なクレジットカードのインフラを担っているというのは世界有数で凄いことといえます。
例えばロシアに対する経済制裁で、AmericanExpress・VISA・MasterCard・ダイナースクラブなど外国企業からの取引が打ち切られると、クレジットカード決済ができず非常に困った事態になります。しかし日本の場合は同様なことがあっても、JCBがありますので、国内での決済は混乱することなく経済活動が可能です。
JCBゴールドは、クレジットカードの年会費は10,800円(税込)であり、初年度は無料です。三井住友VISAカードとは異なり割引制度はありません。
家族カードの年会費は1人目は無料、2人目からは1名あたり1,080円(税込)です。家族カードのクレジット利用分を家族会員名義の銀行口座から引き落とす「利用者支払い型家族カード」であれば3,240円(税込)の年会費が必要になります。

JCBゴールドの特典

・高ポイント還元率
JCBゴールドのポイント還元率は以下のとおりです。
前年30万円未満：0.5％
前年30万円以上利用： 0.55％
前年50万円以上利用： 0.6％
前年100万円以上利用：0.75％
前年300万円以上利用：0.8％
ポイント還元率は一般的なクレジットカードと同様ですが「JCB ORIGINAL SERIESパートナー店」ではボーナスポイントがついて高還元となります。
代表的なパートナー店舗は以下のとおりです。
イトーヨーカドー：ポイント3倍（1.5％）
セブン-イレブン：ポイント3倍（1.5％）
Amazon.co.jp：ポイント3倍（1.5％）
スターバックスコーヒー：ポイント5倍（2.5％）
昭和シェル石油：ポイント2倍（1.0％）
エッソ・モービル・ゼネラスSS：ポイント2倍（1.0％）
※（　）内の還元率はクレジットカードの還元率が0.5％の場合の数字。年間の利用金額に応じてアップする。
以上の店舗をよく利用する場合は、JCBゴールドは高還元のクレジットカードになります。

・「ドクターダイレクト24」
「ドクターダイレクト24」が利用できます。無料で24時間365日、医療・健康・介護・育児などについて、医師・看護師に電話相談ができるサービスで、急病やケガの際に役立ちます。

・ゴールドデスク
JCBゴールド会員専用の通話料無料の「ゴールドデスク」があります。オペレーターの人数が多いので、待ち時間がかかることもありません。JCBゴールド会員なら、ストレスなく電話で問い合わせができます。

・付帯保険
保険もかなり充実しておりゴールドカードの付帯保険の中でも、海外旅行傷害保険は最高1億円の補償があります。
国内旅行傷害保険も自動付帯で、国内航空機遅延保険、ショッピング保険も付帯します。保険内容はゴールドカードの中でも特に充実しています。

・その他の特典
空港ラウンジサービス（国内28空港・ホノルル空港）、JCBトラベル利用時の「手荷物無料宅配券サービス」、東京ディズニーリゾートへの旅トラベル特典、JCB GOLDグルメ優待サービスなど特典があります。
暮らしにまつわる税務・年金・資産運用について、電話相談が可能な「JCB暮らしのお金相談ダイヤル」も無料で利用できます。さらに希望により、税理士・ファイナンシャルプランナーに直接電話相談することも可能です。税理士に税務について相談できるのは大きな特典といえるでしょう。特に個人事業主であれば便利なサービスだと思います。
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