JALカードには各種傷害保険が自動付帯されています。
旅行傷害保険は、旅行回数・利用航空会社を問わず、またJALカードで航空券を購入していない場合でも適用されます。
JALカード付帯保険の補償金額・補償内容は、提携カード会社やJALカードの種別によりそれぞれ異なり、保険の請求先も提携先によって異なります。
今回はJALカードの保険の請求をしたい場合の連絡先についてまとめました。
JALカードの事故報告・保険金請求の問い合わせ先について
事故報告・保険金請求の連絡先は、JALカードの種類によって違います。
万一事故にあった場合は、事故の日から原則30日以内に「事故にあった場合の事故報告ならびに保険金請求について」、各JALカード別の問い合わせ先である保険会社・代理店へ連絡をします。そこで保険金請求方法の詳細について案内してもらえます。
また海外旅行保険の保険金の支払いは、原則として帰国後、日本国内で円での支払いになります。
【JALカード種類別問い合わせ先】
・JAL・JCBカード、JAL・MasterCard、JAL・Visaカード、JALカードSuica、JALカード TOKYU POINT ClubQ、JALカード OPクレジットの場合の問い合わせ先
03-5537-3590
東京海上日動火災保険(株)
本店損害サービス第一部:海外旅行保険損害サービス課
営業時間:月~金 9:00~17:00(土・日・祝日・年末年始は休み)
・JAL アメリカン・エキスプレス®・カードの場合の問い合わせ先
0120-789-707
海外からは、03-6758-2460(有料)
東京海上日動MUFGカード:事故受付デスク
営業時間:24時間/年中無休
JAL(一般)カードの基本情報について
JAL(一般)カードは、日本航空の一般クレジットカードで、このJAL(一般)カードには海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険が付帯されています。
JAL(一般)カードは初年度はクレジットカードの年会費は無料です。「ショッピングマイル・プレミアム」というポイントサービスに登録することで貰えるマイル数を2倍にすることができます。またJALカード特約店でJALカードを利用して支払いをすることで通常の4倍のマイルが付与される、JALマイルを貯めやすいクレジットカードです。
JAL(一般)カードの海外旅行傷害保険の内容について
JAL(一般)カードの海外旅行傷害保険内容について
JALカード普通カードの海外旅行傷害保険は、自動付帯ですので、特別に手続をしなくても補償を受けることができます。また、JAL(一般)カードの海外旅行傷害保険は、提携ブランドによって保険内容が異なっています。
提携ブランドがJCB、VISA、MasterCard、JALカードSuica、JALカード OPクレジットの場合の補償内容
傷害死亡:1,000万円
傷害後遺障害:30万~1,000万円(保険金額の3%~100%)
救援者費用(年間限度額):100万円
ショッピングガード保険:年間最高100万円まで
提携ブランドがアメリカン・エキスプレスの場合の保険内容
傷害死亡:最高3,000万円(自動付帯分1,000万円、利用付帯分2,000万円)
傷害死亡の家族特約:1,000万円
傷害後遺障害:最高3,000万円(自動付帯分1,000万円、利用付帯分2,000万円)※保険金額の3%~100%
傷害後遺障害の家族特約:最高1,000万円※保険金額の3%~100%
傷害治療費用:100万円
疾病治療費用:100万円
賠償責任:2,000万円
携行品損害:1旅行に付き50万円限度(年間100万円限度※免責3,000円)
救援者費用:100万円
ショッピングガード保険:年間200万円まで
※日本語による24時間救急サービスの利用可
JAL(一般)カードの国内旅行傷害保険内容について
JAL(一般)カードには、国内旅行でも旅行傷害保険が付帯されています。
JALカード普通カードの国内旅行傷害保険は、海外旅行傷害保険と同様に自動付帯の旅行傷害保険です。またJAL(一般)カードに付帯されている国内旅行傷害保険の内容は、選択する提携ブランドによって異なっています。
提携ブランドがJCB、VISA、MasterCard、JALカードSuica、JALカード OPクレジットの場合の保険内容
傷害死亡:1,000万円
傷害後遺障害:30万~1,000万円(保険金額の3%~100%)
提携ブランドがアメリカン・エキスプレスの場合の保険内容
傷害死亡:最高3,000万円(自動付帯分1,000万円、利用付帯分2,000万円)
傷害死亡の家族特約:1,000万円
傷害後遺障害:最高3,000万円(自動付帯分1,000万円、利用付帯分2,000万円)※保険金額の3%~100%
傷害後遺障害の家族特約:最高1,000万円※保険金額の3%~100%
傷害入院日額(最高180日):1日に付き5,000円
手術:手術の種類に応じて5,000円×倍率(10倍・20倍、又は40倍)
傷害通院日額(最高90日):1日に付き2,000円
ショッピングガード保険:年間200万円まで
ここまでJAL(一般)カードの旅行傷害保険の内容をみてきました。国内旅行では、病気になったりケガをしたりしてもそれほど困ることはなでしょう。ですから海外旅行に実際に行く場合、このJAL(一般)カードの海外旅行傷害保険の補償内容で十分でしょうか。
JAL(一般)カードの海外旅行傷害保険は補償が十分か
海外では治療費用がどのくらい必要か
海外旅行傷害保険の内容で一番重要なものは、治療費用の補償です。もし海外で病気やケガをしたらどのくらい治療費が必要でしょうか。
例を挙げてみましょう。イタリアで腹膜炎にかかった28の歳女性は、治療費に71万円、救援者費用が180万円掛かりました。(AIUの事例)。脳梗塞なら1,000万円近い治療費が必要なこともあるそうです。
どこの国で治療を受けるかによって治療費用の金額も多少は変わってきますが、最低でも100万円、万全の保障が欲しいのであれば1,000万円くらいの補償金額は必要でしょう。実際に各損害保険会社が販売する海外旅行保険のパックでは、一番安いプランでも「治療費1,000万円」「救援者1,000万円」の補償があります。
JAL(一般)カードには「治療費保障」が付帯されていない
JAL(一般)カードに付帯されている海外旅行傷害保険には治療費用の補償はありません。
JAL(一般)カードに付帯された海外旅行傷害保険で治療費用の補償があるのは「JALアメリカン・エキスプレス・カード」だけですが、「JALアメリカン・エキスプレス・カード」は年会費は6,000円(税抜き)掛かります。しかもその年会費が6,000円かかる「JALアメリカン・エキスプレス・カード」でも、クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険では治療費用、救援者費用ともに100万円しか補償金額がありません。
JAL上位カードの海外旅行傷害保険の内容について
次にJALカードの上位カードでは、海外旅行傷害保険の治療費用の補償金額をみていきましょう。
JAL CLUB-Aカード
「JAL CLUB-Aカード」(年会費10,000円)はJAL(普通)カードと比較して、搭乗ボーナスのフライトマイルが+25%となるマイルが貯まりやすいプログラムが適用さています。
「JAL CLUB-Aカード」は海外旅行傷害保険の治療費用の補償金額は150万円です。この「CLUB-Aカード」の年会費は1万円です。けれども治療費用の補償金額は150万円で、とても十分な金額とはいえないでしょう。
JAL CLUB-Aゴールドカード
「JAL CLUB-Aゴールドカード」は「ショッピングマイル・プレミアム」が自動入会で通常時でも100円に付き1マイルを貯めることができるクレジットカードです。また「JAL CLUB-Aゴールドカード」は、搭乗ボーナスのフライトマイルも+25%ですのでマイルが貯めやすくなっています。
「JAL CLUB-Aゴールドカード」(年会費16,000円)はVISA/MasterとJCBで海外旅行傷害保険の補償金額が異なっています。
提携ブランドがVISA/Masterの場合
治療費用150万円
救援者費用150万円
※提携ブランドがJCBの場合
治療費用300万円
救援者費用400万円
「JAL CLUB-Aゴールドカード」JCBの「治療費用300万円、救援者費用400万円」は他のゴールドカードの海外旅行傷害保険の内容と比較しても高額な保険内容ですが、JALの「CLUB-Aゴールドカード」VISAやMasterの「治療費用150万円」は、ゴールドカードとしては低い補償金額です。航空会社のゴールドカードだからといって海外旅行傷害保険の保険内容も充実しているわけではありませんので注意しましょう。
JALマイルを貯めるためにはJALカードは必携ですが、海外旅行傷害保険は保障が十分とはいえませんので、海外旅行の際には他の海外旅行傷害保険付きクレジットカードを所持するか、各損害保険会社の海外旅行傷害保険に加入しておきましょう。
また事故報告・保険金請求の連絡先は、JALカードの種類によって違いますので、保険請求する場合には、JALカード別の問い合わせ先である保険会社・代理店へ連絡をして下さい。
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