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免許を取りたいんだけど、学生ローンは組めるの？と考えている学生さんは多いと思います。
生活する上でも、仕事をする上でも、もはや欠かせないものとなっているのが運転免許です。ですから社会人になる前、長期の夏休みなど比較的自由な時間が取れる学生の間に取得しておきたいものです。

免許を学生の間に取る利点について
免許の取得にかかる時間の問題だけでなく、できれば第1種運転免許は早めに取っておくとよいでしょう。なぜなら若いと飲み込みが早く、免許取得までに時間とお金があまりかからないからです。
筆記試験のための学科の勉強がスムーズに進むなだけでなく、運転の実技においても若い方が有利です。とっさの反応が速いため、ハンドルを切るときやブレーキを踏む時に遅れることはまずありません。ある程度の年齢になってから30代、40代で免許を取ることが悪いわけではありませんが、10代、20代の時に比べるとやはり記憶力や判断力、集中力などが劣ってきているでしょう。
また運転は慣れなので、続けることが大切です。若いときに免許を取って運転する習慣をがあれば、それなりに上手くなり、ペーパードライバーになる可能性も低いです。

運転免許ローンについて

免許を取得する場合には、自動車学校または教習所に通うというのが一般的だと思います。教習所にかよって免許を撮るには30万円以上かかる場合が多いですので、学生さんにはかなり大きな負担といえるでしょう。
そこで、用途不問の「学生ローン」で免許の費用を準備してもよいのですが、免許を取るために組むことのできる「運転免許ローン」というものがあります。
「運転免許ローン」は高額になる自動車学校・教習所の料金の支払いに特化したローンです。運転免許ローンの特徴として、他のローンよりも若い世代をターゲットにしたようなローンが多いということです。「就職する前の学生時代に免許を取っておこう」という考える人向けの商品です。

商業施設が窓口の運転免許ローン

運転免許ローンは他のローンと違って若年層をターゲットにしていることが多いですので、商業施設などが窓口となって信販会社が運営しているローンが多いです。たとえば丸井の「エポスカード」、西武百貨店の「セゾンカード」などが運転免許ローンを扱っています。またコンビニのローソンも運転免許ローンを扱っていて、ローソンの場合も信販会社と提携しています。

ローソンの「ラクラク運転免許証ローン」
最近学生の間で人気なのが、ローソンの「ラクラク運転免許証ローン」です。ローソンはここ10年ほど、金融事業も積極的に取り組んでいます。
ローソンカードは知っている人も、使っている人も多いことと思います。ローソンカードにはクレジットカードの機能もあり、このローソンカードを皮切りに、ローンなどの金融事業も手掛けるようになりました。
「ラクラク運転免許証ローン」のメリットについて
・ローソンなので信用できる
・高校3年生から、本人名義で申し込みできる
・頭金なしで、保証人も不要
・金利が銀行カードローンより安い
・最初の6ヶ月は一切支払いをしなくていい（スキップ払い）
金利は13.2％で、銀行カードローンの一般的な金利「14.5％」と比較すると、かなり低金利です。
（自動車免許の取得費用であれば30万円程度なので、銀行カードローンの金利は上限金利が適用される。上限金利は大体14.5％程度）

上記の「エポスカード」「セゾンカード」「ローソン」3社の運転免許ローンの特徴は、高校3年生から保証人不要（親権者の「同意」は必要）でローンを利用できるということです（審査はあります）。高校生で他社からお金を借り入れていることもないでしょうし、親の下での支払いですので、延滞の心配などはむしろ少ないということでしょう。いずれにしても運転免許ローンは高校生にも需要があると考えられているので、条件設定はむしろ緩いといえるかもしれません。金利は3社とも年率13％台です。消費者金融ほどではないですが、低い金利とはいえないです。また、提携している教習所でしか利用できないということや、ローソンでは合宿免許しか扱いがないということがデメリットでしょう。

大学生協の運転免許ローン

大学生協と金融会社との提携で、大学生協でも運転免許ローンを取り扱っています。指定の合宿免許のみでしか利用できませんが、大学生にとっては最も利用しやすいでしょう。金利も実質年率9.0％と低い金利設定です。しかし大学生協の運転免許ローンは親権者の連帯保証人が必要になります。この点はローソンや丸井などよりも厳しいです。また、大学生協でも審査はありますので、大学生であれば必ずしも利用できるというものではありません。

銀行の運転免許ローン

銀行で運転免許ローン単独の商品を扱っているところはほとんどありません。スルガ銀行には「運転免許取得ローン」という商品はありますが、金利は年率で9.0％～11.0％、利用限度額は最大500万円という非常に高額な設定です。「目的ローン」と「カードローン」の同時契約が必要という条件があるためこういった高額な限度額の設定になっています。

銀行なら「自動車ローン」が利用できる
銀行の「自動車ローン」を運転免許ローンとして利用することができます。自動車本体の購入費用として利用するだけではなく、免許を取るための自動車学校・教習所の費用としても利用できるということです。銀行の運転免許ローン（自動車ローン）のメリットは金利が低金利であるということと、提携の自動車学校・教習所でなくても利用できるということです。自動車学校・教習所は免許を持っていない人が通うものですので、選ぶときには「立地」はかなり考えなくてはいけないかなり重要な点です。銀行の運転免許ローンで免許取得の費用を工面すれば自宅から一番通いやすい自動車学校・教習所を選べますので、便利です。
銀行のローンは運転免許ローンに限らす、ローンの審査が厳しいです。未成年や学生はまず利用することができないようですし、継続的にアルバイトをしていて一定の収入がある場合でも審査は厳しいと思われます。もしそういった条件に問題がなければ、銀行の運転免許ローンが金利が低くお得です。

自動車学校・教習所の運転免許ローン

それぞれの自動車学校および教習所でも、運転免許を取得するための分割払いやローンが用意されています。これは大部分の自動車学校および教習所が用意していますので、通う予定の自動車学校および教習所のインターネットサイトでチェックしてみて下さい。
一例として、那須高原合宿センターの運転免許ローンのプランを見ると、「学生応援スキップ払い」というものがあります。これはローソンの運転免許ローンと同様に「最初の運転免許ローンの支払いが、契約時の6ヶ月後から」というものです。つまり、最初の半年間は運転免許ローンの支払いはしなくてよい、ということです。
那須高原合宿センターの運転免許ローンの概要をみる限り、金利は非常に安いです。実質年率9.8％という金利ですが、上述のローソンの運転免許ローンの金利は「13.2％」です。那須高原合宿センターの運転免許ローンの金利はローソンの3分の2程度ですね。
運転免許ローンは自動車学校および教習所が準備しているローンが、最も金利が安いことが多いですので、通う自動車学校・教習所を決める際には運転免許ローンの金利を確認するようにしましょう。

まとめ

運転免許を取得する費用は、学生さんの場合「用途不問の学生ローン」を利用してもよいのですが、運転免許の取得に特化した運転免許ローンを利用する方が金利が安く借りやすい場合があります。また運転免許ローンの取り扱いにはエポスカード、ローソンなどの商業施設を窓口としたもの、大学生協、銀行、自動車学校・教習所などがあります。運転免許をどこの自動車学校・教習所で取得するかによって、どこで運転免許ローンを組むのが一番よいか変わってきますので、自動車学校・教習所を選ぶ際には運転免許ローンの金利を確認するとともに支払い方法もチェックするようにしましょう。