セゾンカードにはアメックスのゴールドカードがあります。アメックスのゴールドカードにもかかわらず年会費が安くお得なクレジットカードとして人気があります。今回はそのセゾンカードのアメックスゴールドカードがどんな特徴のあるクレジットカードかということ、またセゾンカードのアメックスゴールドカードのメリットとデメリットについて詳しくみていきたいと思います。
セゾン アメックスゴールドカードのメリットについて
1.JALマイルを効率良く貯めることができる
セゾン ゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード(以下セゾンカードアメックスゴールドと表記)の特筆すべきポイントは、JALマイルがもっとも貯まりやすいクレジットカードとして人気があることです。
ただしセゾンカードアメックスゴールドでマイルを貯めるには、セゾンの永久不滅ポイントを使うのではなく、まず年会費4,000円(税抜)を払ってショッピングの決済利用でマイルが貯まる「セゾン マイル クラブ(SAISON MILE CLUB)」に登録をします。この「セゾン マイル クラブ(SAISON MILE CLUB)」に登録することで、1,000円利用につきJALマイレージ10マイル+αが付与されることになります。
「セゾン マイル クラブ(SAISON MILE CLUB)」とは
「セゾンマイルクラブ(SAISON MILE CLUB)」〈ショッピングマイルプラン〉は、通常の永久不滅ポイントサービス(1,000円で1ポイント:実質還元率0.5%)とは別のポイントサービスで、別途4,000円(税抜)が必要です。けれども、1,000円でJALマイレージ10マイルになるサービスはJALカードを除けば、セゾンカードアメックスゴールド以上のクレジットカードのみです。ゴールド以上の上位カードでなければ登録できないサービスですので、JALマイラーであれば利用する価値ありです。
JALマイレージ交換時に注意する点
「セゾン マイル クラブ(SAISON MILE CLUB)」を利用してJALマイルを貯めるのは、セゾンカードの一般的なマイル交換方法の「JAL・ANA マイル交換」(Net限定)とは別の交換システムです。上位カードの「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」そして「セゾンカードアメックスゴールド」のみが利用できます。
2.永久不滅ポイントとJALマイルを2重に貯めることができる
「セゾン マイル クラブ(SAISON MILE CLUB)」の登録でJALマイルが貯まるのと同時に、永久不滅ポイントも2,000円で1ポイント貯まりますので(還元率0.25%)、マイルと永久不滅ポイントを二重取りすることができます。
貯まった永久不滅ポイントは「JAL・ANA マイル交換」(Net限定)を利用してJALマイルへ移行できますので(1ポイント=2.5マイル)、ダブルでマイルを貯められる非常にお得なシステムになっています。この2重取りによってセゾンカードアメックスゴールドのマイル還元率は1.125%になりますので1,000円で11.25マイルが貯まるという、最もJALマイルが貯まるクレジットカードになります。
「セゾン マイル クラブ(SAISON MILE CLUB)」を登録しない場合
「セゾン マイル クラブ(SAISON MILE CLUB)」を利用しない場合に貯まる永久不滅ポイントは、セゾンカードアメックスゴールドは1,000円で1.5ポイント(還元率0.75%)で、一般のセゾンカード1.5倍です。海外では1,000円で2ポイントとさらに還元率が上がり、ポイント還元率は1%となります。
3.年会費が安いゴールドカード
セゾンカードアメックスゴールドの大きな特徴の一つは、本家のアメックスと比較してゴールドカードの年会費が安いところでしょう。本家のアメックスゴールドの年会費は26,000円(税抜)ですが、セゾンカードアメックスゴールドの年会費は10,000円(税抜)と、半額以下に設定されています。
セゾンカードアメックスゴールドは年会費が半分以下にもかかわらず、ステータス性と特典の豊富さはアメックス・ゴールドそのものですので、非常にお得なゴールドカードとして人気のあるクレジットカードです。
4.国内外旅行傷害保険および手荷物無料宅配など
セゾンカードアメックスゴールドの海外旅行傷害保険は最高5000万円の補償があり自動付帯になっていますので、セゾンカードアメックスゴールドを所持しているだけで補償の対象となります。航空機便の遅延・欠航または手荷物の到着遅延・紛失等で負担した宿泊料、食事代、生活用品購入費なども補償されます。
国内旅行傷害保険も最高5000万円の補償ですが、こちらは利用付帯ですので旅行代金の一部をセゾンカードアメックスゴールドで決済すると補償の対象になります。
どちらの旅行傷害保険にも家族特約が付いていて『傷害死亡・後遺障害』が最高1,000万円になる以外は、セゾンカードアメックスゴールド本会員と同じ条件です。
海外からの帰国時の空港手荷物無料宅配サービスはその他のゴールドカードでももはや定番で、特筆することはありませんが、希少価値があるのは、航空機遅延費用・乗継遅延費用補償および航空機寄託手荷物遅延費用補償です。海外旅行を重ねると分かるのですが、国際線のフライトでは遅延・欠航はかなりの頻度で起こります。また、乗継を伴う国際線フライトでは、フライトが遅れたときなど自分は乗継便に乗れたとしても、手荷物の移し替えが間に合わず目的地に着くと、飛行機に預けた手荷物がないなどというトラブルは、日常茶飯事といえるでしょう。これらのフライト関連でのトラブルによる損害を補償する保険は、普通プラチナカードでないと付帯していませんので、セゾンカードアメックスゴールドのようにゴールドカードに付帯されていることは極めてまれです。
5.空港VIPラウンジの利用およびプライオリティパスの優待
セゾンカードアメックスゴールドの提示で国内主要空港のラウンジを無料で利用できます。また世界中の空港ラウンジを無料で利用できるプライオリティパスを優待価格で利用できます。
一般的にプライオリティパスを利用するには年会費4万円(プレステージ会員399ドル)近くかかりますが、セゾンカードアメックスゴールドを所持していれば年会費10,000円(税抜)で利用することができます。
6.セゾンカードアメックスゴールドの専用デスクのサポート
セゾンカードアメックスゴールドでは、カードデスクもゴールドカード専用のカードデスクがあります。
セゾンカードアメックスゴールド専用にカードデスクを設けられていますので、繋がりやすく特に急いでいる時など待たされることなく問い合わせをすることが可能です。
次にセゾンカードアメックスゴールドのデメリットについてみていきましょう。
セゾンカードアメックスゴールドのデメリット
1.「セゾン マイル クラブ(SAISON MILE CLUB)」は有料サービスであること
セゾンカードアメックスゴールドを最大限利用しようとすると、いろいろと追加料金が発生します。ショッピングでのポイントを利用してマイレージを貯めるなら、「セゾン マイル クラブ(SAISON MILE CLUB)」を利用するのが効率が良いですが、セゾンカードアメックスゴールドの年会費(10,000円+税※初年度無料)にプラスして「セゾン マイル クラブ(SAISON MILE CLUB)」の年会費(4,000円+税)が必要です。セゾンカードアメックスゴールドの利用1,000円に付き最大11.25マイルが獲得できるのはよいのですが、追加で年会費がかかるのはもったいない気もします。JALマイルを貯めることだけが目的なら、クレジットカードの年会費を低く抑えることができるJAL一般カードの方が使い勝手がよいでしょう。
2.プライオリティ・パスが有料であること
セゾンカードアメックスゴールドは、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードのように完全無料でプライオリティ・パスを利用することはできません。実はセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの年会費は、20,000円(税抜)です。プライオリティ・パスを利用するつもりであれば、年会費10,000円(税抜)のセゾンカードアメックスゴールドに10,000円プラスしてプライオリティ・パスを追加するよりも、初めからプライオリティ・パスが無料のセゾンプラチナ・ビジネスの方を選択するとよいでしょう。
セゾンプラチナ・ビジネスは招待制でなく社会人であれば誰でも所有できるのが特徴のビジネスマン用クレジットカードです。
セゾンカードアメックスゴールドのまとめ
セゾンカードアメックスゴールドは、ゴールドカードの中でも年会費が安い上に、特典は本家アメックスのゴールドカードと同等、しかもJALマイルをたくさん貯めることができるという特典満載のゴールドカードです。またセゾンカードアメックスゴールドはショッピングの決済利用で最もJALマイルを貯めやすいクレジットカードとして人気があります。
海外旅行傷害保険は最高5,000万円の補償、日本国内利用でも永久不滅ポイントが通常の1.5倍です。しかも「セゾン マイル クラブ(SAISON MILE CLUB)」を利用すれば、JALカードよりマイルが貯まるクレジットカードになり、さらにマイルが二重で貯まるというお得なクレジットカードです。
そろそろゴールドカードが欲しい、さらにJALマイルも貯めたい、あるいはゴールドカードが欲しいけれどクレジットカードにあまりお金をかけたくないと考えている方は、セゾンカードアメックスゴールドの申込をいちど検討されてはいかがでしょうか。
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