学生さんはゴールドカードを持つことができるのでしょうか。
ゴールドカードとは、クレジットカードの一般カードの上位カードで、一般カードにないサービスがあります。
ゴールドカードは、一般カードの年会費が無料または数千円の低価格であるのに対して、ゴールドカードの年会費の平均は一万円以上と高めです。ゴールドカードは年会費が高額な分、一般カードと比べて海外旅行保険の補償内容が大きい、海外および国内の空港ラウンジが利用できるなどのサービスが付帯されています。
ゴールドカードへの入会資格は、20歳以上や満30歳以上からしか申し込めないもの、たとえゴールドカードを申し込めたとしても一般カードよりも高い審査基準がありますので、学生の方が作れるゴールドカードはほとんどありません。
ですから今回は、18歳の学生の方でも保有することができる「MUFGカードゴールド」という年会費2,000円ほどで持つことのできるゴールドカードをご紹介します。
「MUFGカード ゴールド」について
「MUFGカード ゴールド」は学生でも持つことのできるゴールドカードです。「MUFGカード ゴールド」は、三菱UFJフィナンシャル・グループの主要子会社で国内最大手のクレジットカード会社「三菱UFJニコス」から発行されているクレジットカードです。
「MUFGカード ゴールド」は18歳以上申し込み可能
MUFGカードゴールドの公式ページには、クレジットカードの申し込み資格として「18歳以上で安定した収入のある方(学生を除く)」という内容が書かれていますので、学生は「MUFGカード ゴールド」の入会審査対象にならないのでは?と思われるかもしれませんが、アルバイトをしているのであれば、「MUFGカード ゴールド」の申し込み画面の「ご職業(本業)」欄の「パート・アルバイト」のところに印を入れれば申し込みすることができます。
「MUFGカード ゴールド」の申し込み画面の「パート・アルバイト」に印を入れると、出向しているかどうかという選択肢がでます。出向とは、雇われている会社ではなく別の会社に出社することですので、大半の学生さんでアルバイトをされている方は「出向していない」の方に印を入れれば大丈夫です。
通常申し込みで取得できるゴールドカードは審査の難易度も高く設定されていますが「MUFGカードゴールド」の審査難易度は一般カードと比較しても、審査難易度は難しくありませんので、学生アルバイターの方でも十分に「MUFGカード ゴールド」の審査に通過できる可能性があります。
また他社のどのクレジットカードの申し込みでも同様ですが、未成年の方は親権者に同意書類を書いてもらわなければいけません。中には親が反対してクレジットカードを持たせてもらえない場合もあるようです。しかし、未成年者は親の同意なしではクレジットカードを持つことができませんので、どうしてもゴールドカードを所有したいことを話して納得してもらってください。
「MUFGカード ゴールド」の年会費は1,905円(+税)
「MUFGカードゴールド」のおすすめできる点は、格安のクレジットカード年会費2,057円(税込)で持つことができ、さらに登録型リボ払い「楽Pay」に登録すればクレジットカードの年会費が半額の1,028円(税込)になる、年会費が激安で利用することができるゴールドカードというところです。
一般的にゴールドカードの年会費は、安くても5,000円前後、一般的なゴールドカードで年会費1万円前後、高い年会費のゴールドカードで3万円前後必要です。そんなゴールドカードのなかで、ほぼ1,000円という格安の年会費で、空港ラウンジサービスが利用できる、海外旅行傷害保険も最高2,000万円まで補償されるゴールドカードは他にはありません。
「MUFGカードゴールド」のデメリットについて
ゴールドカードの年会費が激安ということもあり、「MUFGカードゴールド」はゴールドカードとしての機能面では年会費が高いゴールドカードに比べてやや劣ります。
例を挙げますと、普通クレジットカードは利用するごとに利用金額に応じてポイントが貯まりますが「MUFGカード ゴールド」の通常ポイント還元率はクレジットカードの総利用金額の0.5%程度と、ゴールドカードにしてはやや低いです。
「MUFGカードゴールド」には、自分で決めた記念月(アニバーサリー月)に1.5倍のポイントが付与されるように設定はできますが、それでもポイントサービスにはほとんど期待ができないゴールドカードです。
それでも学生の方には、卒業旅行や留学などで海外渡航の際に必要な海外旅行傷害保険が、海外に「MUFGカードゴールド」を持っていくだけで自動的に適用される「自動付帯」であり保険の内容も充実していますので、「MUFGカードゴールド」のメリットとデメリットを比較して検討してみましょう。
「三井住友VISAプライムゴールド」について
学生の方でも20歳以上の場合、「三井住友VISAプライムゴールドカード」という20代専用のゴールドカードに申込みは可能です。「三井住友VISAプライムゴールドカード」は三井住友銀行から発行されているゴールドカードで、20歳以上から申し込むことはできますが、クレジットカードの審査難易度が高いクレジットカードです。
「三井住友VISAプライムゴールド」を所有したいのであれば、20歳までに同じ三井住友銀行から発行されている若い人向けのクレジットカードである「三井住友VISAデビュープラスカード」を所有して、クレジットカードの支払いの遅延をせずに正しくクレジットカードの利用を続けていると作りやすいと思います。
「三井住友VISAデビュープラスカード」も「三井住友VISAプライムゴールド」も、クレジットカードのポイント還元率は一般カードの2倍になるなど若い人を優遇しているクレジットカードで、「三井住友VISAプライムゴールド」には最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付帯していますし、社会人になってからもどこで利用しても恥ずかしくないクレジットカードです。
「三井住友VISAデビュープラスカード」について
「三井住友VISAデビュープラスカード」は18歳から25歳限定の若い人向けクレジットカードです。常にポイント2倍で、年1回のクレジットカードの利用で翌年度の年会費は無料になります。また銀行系のクレジットカードですのでセキュリティも安心です。
ちなみに「三井住友VISAデビュープラスカード」は、26歳になると自動的に「三井住友VISAプライムゴールド」が送られてきて、クレジットカードは切り替えられます。ですから、無理に学生の間にゴールドカードを作らなくても「三井住友VISAデビュープラスカード」から「三井住友VISAプライムゴールド」への切替を待つのも一つの手段として検討の余地はあると思います。
家族カードでゴールドカード持つことも可能
クレジットカードには「家族カード」という、家族のクレジットカードと同じ機能のクレジットカードを別途発行することができます。ですから親がゴールドカードを持っていれば、18歳以上の学生の方は家族会員として、ゴールドカードを所持することができます。
家族カードは、家族であれば、年収や勤続年数などのクレジットカードの審査もなく簡単に発行してもらえます。ですから普通であれば学生の方が持つことができないステイタスの高いクレジットカードも持つことができます。
ただし家族カードにはデメリットがあります。一つ目はクレジットカードの利用明細書がまとめられて送られてきますので、クレジットカードを何に使ったのかを親に見られてしまうこと、二つ目はクレジットカードの審査に通りやすい学生のうちに自分用のクレジットカードを所持していないと、社会人になってから自分名義のクレジットカードを作ろうと思った時に、クレジットカードによってはクレジットカードの審査に通りにくいこともある、ということです。
どうしてかといいますと、クレジットカードを利用すると、クレジットカードの利用履歴(クレジットヒストリー)というものが個人信用情報機関という、クレジットカードの利用状況を管理している機関に蓄積されます。家族カードを利用すると、このクレジットヒストリーは家族会員には蓄積されず、クレジットカード本会員にのみ貯まります。ですから、いくら家族カードを使っても自分名義のクレジットカードを作る場合の審査では有利になりません。
まとめ
学生さんがゴールドカードを作ることは、できないことではありませんが、一般的にゴールドカードへの入会条件は学生を除いていることが多く、学生のうちはゴールドカードを作ることは難しいでしょう。ですから無理に今ゴールドカードを作るのではなく、ゴールドカードが取得しやすくなるよう自分名義のクレジットカードを所持してクレジットヒストリーを積み上げていくことをおすすめします。
また学生であれば各クレジットカード会社も、未来の顧客としてクレジットカードの審査で優遇してくれますし、一般カード(特に若い人や学生専用カード)であればほとんどクレジットカードの審査を通過できますので、今のうちに自分用の一般カードを作っておきましょう。
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