学生さんが海外旅行に行くのに、本当に役立つおすすめのクレジットカードとはどんなクレジットカードでしょう。
大学生や、18歳以上になると、海外旅行に行く機会もあると思います。
今回は、学生さんが海外旅行や留学、卒業旅行で役立つクレジットカードの選び方と、また学生である今だからこそおすすめしたいクレジットカードをご紹介したいと思います。
学生さんが海外旅行で役立つクレジットカード選びのポイントについて
1.海外旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードを選ぶ
海外へ行く際に考えなければいけないのが海外旅行傷害保険の問題です。大学など学校から海外留学する場合であれば、学校でまとめて保険に加入してくれることもありますが、個人の海外旅行でしたら、海外旅行傷害保険は自分で加入することになります。
しかも任意で海外旅行傷害保険に加入するとなった場合、保険期間にもよりますが、一般的に保険料は高額です。
そこで活躍するのが海外旅行傷害保険付きのクレジットカードです。海外旅行傷害保険がついた、学生さんでも所持することのできるクレジットカードは数多くありますので、それを選択しましょう。
2.海外旅行傷害保険で何が補償されるのかを把握する
「海外旅行傷害保険がついている」といっても、どんな補償内容なのかを事前に確認しておきましょう。
クレジットカードに付帯している海外旅行傷害保険は、基本的には不慮の事故、病気などの治療費を補償してくれます。
ただし、クレジットカードで海外旅行傷害保険○○○○万円と書いてある場合、この金額は死亡・後遺障害の補償金額である場合が多く、この補償額が一番大きいことが多いです。
けれども学生さんに注目して貰いたいのは、死亡・後遺障害以外にどんな補償があるかです。現実的に海外で死亡することは極めて少なく、最も必要なのは病気やケガで医療機関を受診したときの治療費用の補償です。
また特に重視したい海外旅行傷害保険の補償の内容は、以下のとおりです。
傷害治療費用:ケガをして病院にかかった場合の治療費
疾病治療費用:病気になって病院にかかった場合の治療費
救援者費用:災害などに巻き込まれてその救援にかかった費用。※親族の現地までの交通費など
賠償責任:他人のものを壊したり、他人にケガをさせたりした場合の損害賠償に関する補償
携行品損害:自分の持ち物が壊れた場合の補償
クレジットカードを、付帯している海外旅行傷害保険で選ぶ場合には、上記の補償あるクレジットカードを選びましょう。
3.海外旅行傷害保険が利用付帯か自動付帯かを知っておく
クレジットカードの海外旅行傷害保険を見ていると「利用付帯」または「自動付帯」という言葉をよく目にします。海外旅行傷害保険の「自動付帯」というには、特別な手続きなどもなく、持っているだけで海外旅行傷害保険が適用されることを意味します。
また「利用付帯」とは、旅行代金の一部または全部をそのクレジットカードで決済した場合に海外旅行傷害保険が適用されることを表しています。クレジットカードの海外旅行傷害保険は自動付帯の方が便利でお得なのは言うまでもありません。
4.海外旅行傷害保険が適用される条件を把握しておく
「利用付帯」も海外旅行傷害保険の適用条件にあてはまりますが、その他にも「クレジットカードで決済した交通手段(例えば、航空機など)で移動している最中の事故を補償します」などのように、海外旅行傷害保険の適用条件がかなり厳しいクレジットカードもありますので、必ずチェックしておきましょう。
他にも、クレジットカードの海外旅行傷害保険の適用条件は小さい文字でギッシリと書かれていることがありますので、面倒に思わず必ず目を通しておきましょう。
5.海外旅行傷害保険の適用期間に注意する
クレジットカードに付帯している海外旅行傷害保険の保険適用期間は、出発日から90日など限られていることが多いです。短期間の旅行や1ヶ月程度の留学であれば問題はありませんが、事前に保険適用期間を確認しておきましょう。
場合によっては別の長期保険に加入することも検討しましょう。
6.国際ブランドはVISAかMastercard(マスターカード)を選ぶ
現在世界にはクレジットカード決済機構の5大国際ブランドとして、JCB、VISA、MasterCard、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブが挙げられます。この中で、世界中で最もクレジットカードの利用可能な店舗数が多いのがVISAとMasterCardです。
アメリカに行くならば、アメリカンエキスプレスが最初のクレジットカードの候補として考えつきますが、アメリカ国内でもアメリカンエキスプレスカードが利用できない店舗があり、驚くことがあります。
アメリカンエキスプレスカードは、どちらかといえば高級なホテルやレストランなどで特別なサービスが受けられるようなクレジットカードですので、学生さんの海外旅行では、使い勝手は良くないでしょう。
また日本発の決済機構であり、国内では最も利用することのできるJCBですが、やはり日本国内での利用が最も便利で、海外での利用はVISAやMasterCardを選んでおくほうが良いでしょう。
VISAやMasterCardは、海外の小さい店舗でもほぼ利用可能ですし、VISAやMasterCardがついているクレジットカードは先進国、新興国問わず最も利用可能な店舗が多いです。
国際ブランドをVISAかMasterCardのどちらを選ぶか、となりますと、両者の大きな違いはありませんが、VISAの方がクレジットカードの選択肢が多いので、国際ブランドはVISAをおすすめします。
7.海外旅行時にはクレジットカードの一時増額を利用する
学生でも所持できるクレジットカードは、クレジットカードの利用限度額が10万円~30万円程度であることが多いでしょう。そのままクレジットカードを使うと、飛行機のチケット代の利用だけでクレジットカードの限度額を越えてしまうかもしれません。ですから、海外旅行へ行く前は、クレジットカードの利用限度額を増額することをおすすめします。クレジットカードの利用限度額を増額申請すると、いくら必要か聞かれますので、現在の利用限度額プラス10万円~30万円程度が妥当でしょう。一時的な増額の利用分は、分割払いやリボ払いができません。翌月の一括返済になりますので、あまりにたくさんクレジットカードを利用しても支払い時に困りますので、計画的に利用して下さい。
学生さんが海外旅行で役立つおすすめクレジットカードについて
海外旅行傷害保険で特に大切なのは治療費用の補償です。学生さんにおすすめのクレジットカードの中でクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険の治療費用の補償が十分であると思われるクレジットカードを選んでみました。
学生専用ライフカード
年会費:永年無料
海外旅行保険:自動付帯
治療費用補償:200万円
学生専用ライフカードは海外旅行傷害保険の治療費用の補償が200万円あり、さらにクレジットカードの特典として海外でのクレジットカード利用金額分の5%がキャッシュバックさるというサービスもあります。海外旅行に行く学生さんは、絶対に持っていたいクレジットカードの1枚です。
エポスカード
年会費:永年無料
海外旅行保険:自動付帯
治療費用補償:270万円
エポスカードは他のクレジットカードに比べて海外旅行傷害保険の治療費用補償が高額です。またトラブルが発生した時の現地サポートサービスがあります。海外旅行に行く学生さんは是非検討して下さい。
JCB EIT
年会費:永年無料
海外旅行保険:自動付帯
治療費用補償:100万円
JCB EITは海外旅行を予定している学生さんにおすすめのクレジットカードです。海外旅行保険に加えて日本語対応の現地サポートも充実しています。クレジットカード利用によるポイント還元率も高いので海外旅行の旅費の支払いに利用してもよいでしょう。
ただし治療費用の補償が100万円ですので、やや心配です。年会費無料で海外旅行保険が付帯されたクレジットカードをもう1枚用意した方が良いでしょう。
まとめ
学生さんでも海外ではクレジットカードは必要です。学生さんが海外旅行に行くのに、海外旅行に適したクレジットカードや、海外旅行に適したクレジットカードの選び方、海外旅行へ行く学生さんにおすすめのクレジットカードなどについてみてきました。
学生の間に海外旅行へ行く場合には、海外旅行に役立つおすすめの3枚のクレジットカードの中から選んで申し込んでみてください。そしてクレジットカードを所持して安心して海外旅行を楽しんでいただければ幸いです。
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